MENU
SEARCH
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、臨時休業や営業時間短縮など、サイト内でご紹介している施設・店舗でも営業内容が通常と異なる場合があります。

あえて行きたい!「日本一寒い町」陸別町の魅力とは??

エリア
十勝・日高
投稿日
最終更新日:2024年2月7日
北海道は主に「道東・道央・道南・道北」と分けられ、地区によって気温に差が出てくることは皆さまもご存じかと思います。

その中でも道東にある陸別(りくべつ)町は、「日本一寒い場所」だけれど冬の魅力がギッシリ詰まった町なんですよ!また、日本最大級の天体望遠鏡が設置されている「星空の町」として有名になりました。

そこで今回は、70度の温度差がある町「陸別町」についての魅力に迫ってみたいと思います。どんな町なのか、どのくらい寒いのか、そして周辺観光や宿泊できるのかなど、「行ってみたい」が「行ってみよう」に変わる情報をご紹介したいと思います。

この冬、ぜひ行ってみたくなること、間違いないですよ??

1.陸別町とはどんな町?

陸別町の場所道東方面十勝の最北部に位置する陸別町は、東部には高原地帯、西部には酪農の中心地帯となる大地が広がる盆地です。そのため寒暖差がとても激しい地帯となっています。
しばれの塔
冬の平均最低気温は-20度にもなり、過去最低気温は1978年2月に陸別町内の小利別地区で非公式ながら-38度を観測しています。
近年では「陸別町しばれ技術開発研究所」が独自に温度観測を行っています。
これは気象庁長官登録検定機関である「気象業務支援センター」の検定を受けて、とてもハイレベルな観測機器を使用して観測されているため、気象庁のアメダス観測と同じように正確なデータを取ることができるようです。
なお観測されたデータは陸別町の正式記録として扱われます。

しばれフェスティバル
このように陸別町は日本一寒いことを全国にアピールし、なお日本一寒いことに誇りに持っていて、それが強みでもあり、寒さを利用したイベント「しばれフェスティバル」なども話題を呼んでいます。※しばれ、とは北海道の方言で「寒い」という意味です。

「日本一の寒さ」を体感(耐寒)するため、全国から参加者が集まるほどです。

なお、開催は例年2月第1土曜日・日曜。2025年は2月1日~2日の開催が予定されています。
※2024年は内容や体制見直しのため中止となりました。
ステージショーの他、「バルーンマンション」(氷のかまくら)で「命の火」を唯一の頼みに”死なない程度に”極寒を体感する「人間耐寒テスト」(事前申し込み制)などユニークなイベントが異彩を放っています。

しばれフェスティバルの詳細は陸別町のホームページでチェックしてください。
https://www.rikubetsu.jp/kanko/event/shibare/

2.陸別町の魅力をご紹介!

2-1.銀河の森天文台(りくべつ宇宙地球科学館)

天文台
銀河の森天文台は、四季折々の美しい星空観測ができる場所です。
1987年に環境省から「星空の街」として選定され、1997年に「星空にやさしい街10選」として認定されています。

反射望遠鏡そして大きなポイントは、日本最大級の115cm反射望遠鏡を備えた天文台というところ。

肉眼で銀河を見ることって本当に難しいのですが、銀河の森天文台では高確率で鑑賞することができるようです。ましてや寒い冬は空気が澄んでいますので、天体観測に抜群の環境と言えます。

静まりかえった森の中、こぼれ落ちてきそうなほどの星空をそっと覗いてみませんか?今まで出会ったことのない夜が待っていますよ!

低緯度オーロラ天文台には陸別町ならではのアイディアが詰まった内容を楽しむことができます。

まず1階展示室エアドーム内のプラネタリウムですが、こちらでは現地からの中継画像を投映してくれます。演出なしの本物オーロラがドーム内に映し出され、神秘のカーテンがめいっぱい広がります。映像とは思えないほどの美しさはため息が出るほどです。

そして冬になるとイエローナイフのオーロラが上映され、しかもライブ映像なので臨場感たっぷり!まるでその場に立って見ているかのような気分になります。

なお今まで空の様子を記録してきた写真などが飾られている展示室は、どういう条件でオーロラができるのかを知ることができる人工オーロラ発生装置などもありますので、ぜひ体験してみてくださいね!

銀河の森天文台(りくべつ宇宙地球科学館)

住所
北海道足寄郡陸別町宇遠別
TEL
0156-27-8100
HP
https://www.rikubetsu.jp/tenmon/
備考
料金:昼/大人300円・小人200円 夜/大人500円・小人300円
※いずれも小学生未満は無料です
営業時間
営業時間:13時00分~21時30分(10月~3月)
14時00分~22時30分(4月~9月)
休館日:月・火曜日
※その他休館日:5月第3週月曜日~4週金曜日
※12月28日~翌年1月3日まで

2-2. オーロラタウン93りくべつ

陸別町特集オーロラタウン93りくべつは、国道242号沿いにある道の駅です。
元々は旧ふるさと銀河線の駅としても利用されていた施設で、現在は廃線となったふるさと銀河線の線路と車両を使った運転体験ができる(冬季休業)ことでも知られています。
なお1階には十勝バスや北見バスの案内所が設けられて、他にも陸別町にとって大きな存在だった関寛斎氏の資料館や観光物産館、2階にはオーロラハウスという宿泊施設もあり、旅行者にとっては強い味方となる道の駅となっています。

オーロラタウン93りくべつ

住所
北海道足寄郡陸別町大通
TEL
0156-27-2012
営業時間
(11月~3月)9時00分~17時00分
(4月~10月)8時00分~18時00分
※状況により休館日・閉館時間の変更あり
休館日:年末年始(12月30日~1月3日)

3.実際にオーロラ観測はできるの?

陸別町にオーロラが出現したことは何度かあります。2015年3月18日に、陸別町に低緯度オーロラが観測されました。

北海道で観測されるオーロラは、低緯度地域で出現することから「低緯度オーロラ」と呼ばれていて、イエローナイフやアラスカ、北欧など高緯度で起きた大規模なオーロラの上部を見ているため「赤い」オーロラになります。

低緯度オーロラ低緯度オーロラは太陽の活動と地球の磁気嵐による条件が揃うことで出現しますが、肉眼で見える明るさになるのは非常に希です。

最近では、2015年12月21日未明に低緯度オーロラが観測されております。
(参照)【毎日新聞】未明に淡く幻想の光…北海道・陸別で撮影に成功
じつは2021年11月4日~5日はオーロラが観測される確率が高かったのですが、あいにく陸別は曇天のため観測できませんでした。

オーロラ鑑賞を狙って旅行日程を組むのは難しいとは思いますが、どうしても見てみたい!という欲求を満たしてくれるのが銀河の森天文台です。

オーロラの観測状況の記録を気軽に見ることができるスペースが設けてありますので、興味のある方はぜひ覗いてみましょう!わからないことはスタッフに質問!

無数に広がる星空を見上げれば宇宙という存在をしっかりと感じられること間違いなしですよ!

※ちなみに2023年12月、道北・名寄で低緯度オーロラが観測されました。とっても貴重な北海道のオーロラ見れたらラッキー!

4. 宿泊について

4-1.銀河の森コテージ村

陸別町特集~満天の星空を眺め続けたい方へオススメ~
銀河の森天文台へ行く途中にあるのが銀河の森コテージ村で、天文台が閉館になってしまったあとも星空を眺め続けられる抜群の環境で宿泊できます。
完全独立型になっていますので、プライベート感たっぷり!
しかもログ風コテージは陸別産のカラマツ材を使用しているというこだわりも。
陸別町特集サウナ付きのログハウスの他、ロフト付きやシャワー室完備などバラエティ富んだタイプがありますので、大勢で宿泊する際にもぜひどうぞ!

銀河の森コテージ村

住所
北海道足寄郡陸別町宇遠別
TEL
0156-27-4040
HP
http://park19.wakwak.com/~rikubetsu/cottage/
備考
・6名用ログ風(99.2 m2/ベッド6)1棟18,000円
・10名用ログタイプ(142.6 m2/サウナ付・ベッド7・和室4名)1棟30,000円
※季節によって金額が変更になる場合もありますので、詳しくはお問い合わせください

4-2.オーロラハウス

陸別町特集~鉄道ファンにはたまらない!廃線の2階に泊まれるステキな宿~
道の駅、オーロラタウン93りくべつの2階には、オーロラハウスという宿泊施設があります。
廃線になった駅舎の2階に泊まれるということで、鉄道ファンなら一度は体験してみたいところですよね!
食事も2食付きなので困ることもなく、新鮮な海や山の幸を頂くことができます。なお研修施設になっていますので、団体で宿泊される方も多いようですよ!
交通の便もいいですので、次の日早めに出発される方やビジネスマン、1人旅にもオススメです♪

オーロラハウス

住所
北海道足寄郡陸別町大通
TEL
0156-27-3993
HP
https://www.rikubetsu.jp/kanko/shukuhaku/aurora_house/
備考
料金:1泊2食付き7,800円/名
ツイン7,500円・トリプル(エキストラ)7,200円
※11月~4月の冬期間は、暖房料として500円加算されます
※季節によって金額が変更になる場合もありますので、詳しくはお問い合わせください

5.服装について

陸別町特集先にもご紹介した通り、日本で一番寒いだけあって予想をはるかに超える寒さです。
コートを着ただけではとても長い時間過ごすのはキツいかと思います。

もしも予算が合うのであれば、もしくは持ち合わせてればスキーやスノーボードウェアなどの防寒着の中にできるだけ着込んだ格好がオススメです。ない場合はダウンジャケットなど風の通さないものを。

なお耳あてや手袋、顔を覆えるマフラーやフェイスマスクなど、肌が出るのは目だけ!くらいの完全防備で準備をされてから出かけましょう。手袋は指が使えるように5本指のものがいいですよ♪
温かい格好で夜の星空観賞を楽しんでくださいね!

6.陸別町へのアクセス

陸別町特集陸別町は交通の便もよく、空港からのアクセスも良好です。
付近には十勝川温泉や温根湯(おんねゆ)温泉、摩周湖や阿寒湖も違いので、旅の途中に立ち寄ることも可能ですので、ぜひ訪れてみてくださいね!

※最寄りの空港・女満別空港(東京・大阪・名古屋から直行便有り。時期より運行がない場合もあります)
~主な市街地からの距離~
■北見市内から約1時間13分
■帯広市内から約1時間46分
■旭川市内まで約3時間16分
■札幌市内まで約4時間14分
~主な空港から~
女満別空港から・・・・車で1時間10分
帯広空港から  ・・・・車で2時間30分
釧路空港から  ・・・・車で2時間
~バス~
・帯広・十勝方面から・・十勝バス(こちらの【17】帯広・陸別線を参照ください)
・女満別・北見方面から・・北海道北見バス(こちらの、君子府・置戸・勝山・陸別線を参照ください)

おわりに

しばれ君とつららちゃんなんだか寒そうな(笑)陸別町キャラクター、しばれくん(左)とつららちゃん(右)

陸別町は冬だからこそ行きたい魅力がある町です。交通の便もよく、スキーやスノーボードもいいけれど、一味違った冬を満喫するなら群を抜く楽しさが詰まっています。
寒さも観光のひとつ!ということで、今シーズンの冬はぜひ日本一寒い町、陸別町で過ごしてみませんか?

※画像提供・協力:陸別町、りくべつ宇宙地球科学館

こちらの関連記事もどうぞ

姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)

沖縄の旅が100倍楽しくなる旅行サイト 九州の旅が100倍楽しくなる旅行サイト