オロロンライン|稚内まで海岸線をひた走る絶景ドライブルート!

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北海道オロロンライン
オロロンラインは知る人ぞ知る最高のドライブウェイ。
シーニックな道は数々あれど、海の北海道を実感できる道はそれほど多くありません。

道央から道北へ向けての道の中で最高の輝きを放つのがオロロンラインなのです。
でも、走りやすいの?道は狭くない?見どころは多いの?
数々のご心配もおありのことと思います。でも大丈夫。

このページを一読いただければ、オロロンラインの魅力が心配を吹き飛ばすほどのものであることがお分かりいただけるはずです。

もくじ
1.オロロンラインとは
2.オロロンラインのベスト観光&休憩スポット
2-1.国稀酒造(増毛町)
2-2.黄金岬
2-3.おびら鰊番屋
2-4.サロベツ原野
2-5.オトンルイ風力発電所
2-6.トナカイ牧場
2-7.利尻富士
3.オロロンラインのグルメスポット
3-1.ボタンエビ・甘エビ
3-2.うに
4.オロロンラインを走るときの注意点
5.オロロンラインをバスで楽しむ
おわりに

1.オロロンラインとは

小樽(※)に始まり稚内までの約380㎞の海岸を走る道がオロロンライン。
道民でも休憩を含め行程に約7時間を想定するドライブウェイです。
(※石狩市~留萌間の国道231号、留萌~天塩間の国道232号、天塩~稚内間の県道106号の3区間とする場合もあります。)

北海道オロロンラインPhoto by Flickr:オロロンラインはじまる / acidlemon

しかし、その時間以上の見どころスポットも満載。
走るだけで北海道を満喫できるという特典までついてくる道なのです。
いわば、道そのものすべてが景観スポットといえるかもしれません。

春の雪解けの時期は広い原野や牧草地に残る残雪の白さがまぶしいでしょうし、夏は海の碧さ空の青さと磯の香りが心に満ちて、ゆったりと心を寛がせてくれるはずです。

北海道オロロンライン Photo by Flickr:断崖とトンネル / acidlemon

秋の風の冷たさと日本海に早々に沈む夕日は郷愁をかきたてる情景であることは間違いありません。

北海道オロロンライン Photo by Flickr:海のふるさと館 / acidlemon

車の操作に気を遣う冬とはいえ、日本海の荒波は豪快そのもの。
波濤まで凍り付くような北海道の冬を実感できるはずです。
訪れる四季によりまったく違う顔を見せて旅人の心をひきつける景色、人情。味覚。
そして、歴史。
すべてがオロロンラインの魅力であるといえるでしょう。

北海道オロロンライン Photo by Flickr:ナイスな右カーブ / acidlemon

ルートとしては北上ルートがやはり人気。
常に海側車線を走ることになりますので、波間に浮かぶ天売・焼尻の島々。
そして利尻富士の姿を一望のもと眺めることができます。

2.オロロンラインのベスト観光&休憩スポット

2-1.国稀酒造(増毛町)

道央方面から北上するとき最初に訪れたいスポットが、増毛町の国稀酒造。
こちらは日本最北の酒蔵です。

北海道オロロンライン画像提供元:北海道無料写真素材DO PHOTO

道内各地に出荷される日本酒は道民ならば一度は口にしたことがあるくらいメジャーなもの。
北海道の水で磨かれた清廉で滑らかな喉越しとほのかに舌に残るコメの甘み。
熱狂的なファンも多い日本酒メーカーなのです。

ドライブ中の飲酒はもちろんできませんが、宿泊先で一度ご賞味ください。
ここ以外にも、古くはニシン漁、そして炭鉱で沸いたこの地域は歴史的な建造物もたくさんあります。

時間に余裕があれば、映画の舞台ともなった風待食堂や町中のレトロな建築物にも足を延ばしてみてください。

2-2.黄金岬

北海道の日本海側は多くの場所で海に沈む夕日が眺められます。
その中でもベストスポットの一つといわれるのがこの黄金岬。

北海道オロロンライン Photo by Flickr:留萌の黄金岬 / acidlemon

実は積丹半島の美国にも同じく黄金岬があるのですが、こちらは留萌市。かつてニシンの群来を知るための一種の見張り台でした。

夕陽に銀鱗を輝かせるニシンの群が黄金の輝きをはなちながら、押し寄せたことが黄金岬の名前の由来。
海から天へと屹立する荒々しい奇岩が幾つも姿を見せる海岸は、夕日がなくても美しいのです。
空と海との境目もあいまいな壮大さを披露してくれます。

北海道オロロンライン画像提供元:北海道無料写真素材DO PHOTO

これにさらに輝きを加えるのが落陽。
感動をも軽々と超える荘厳さに心はただ震えるばかりです。

まさに日本一の落陽。時を忘れるほど身をゆだねてください。
周囲は海浜公園となっています。

キャンプ場や駐車場もありアクセスには大変便利。
近くにはニシン漁の歴史を知ることができる海のふるさと館もあります。

休憩どころとしては最適でしょう。風の冷たい日などは展望ラウンジが大変便利です。

2-3.おびら鰊番屋

北海道オロロンライン画像提供元:北海道無料写真素材DO PHOTO

サハリン(樺太)に向けてピンと背筋を伸ばすかのような道北地方の日本海側は、江戸の昔よりニシン漁でたいへん栄えました。

その最盛期は明治から昭和初期にかけて積丹半島から小樽そしてここ小平町まで様々な歴史的な建造物として隆盛を今に伝えます。

ニシンの番屋や御殿といえば余市町が有名ですが、こちら旧花田家番屋はその規模からいうと道内では最大規模。
間口40m、奥行きは20m以上もあります。

その壮大さは群を抜き、在りし日の鰊の一網で一攫千金を果たした人々の姿を今に伝えます。
道内にいくつもあるニシンの番屋の中でも、国の重要文化財に指定されているのはこの旧花田家番屋のみなのです。

しかも日本最北。内部の見学は無料です。
現在隣には近代的な道の駅おびら鰊番屋があります。

なんといっても現在ニシンに代わりメインとなっているウニをたっぷりと味わうことのできるスポット見逃すことはできません。

2-4.サロベツ原野

本州から訪れた旅人やあるいは他府県から移住した道民が「北海道らしい」と叫ぶ景色はいくつもあります。

北海道オロロンライン画像提供元:北海道無料写真素材DO PHOTO

十勝のナイタイ高原や根釧台地の道路。
富良野もオホーツクもほんとうに北海道らしさ満点の景色。

すべてがドストライクな景観なのですが、道北においてはこのサロベツ原野ほど北海道に似つかわしい景色はありません。

ストレートに伸びる道路。本当に何もない。草原と海と空だけがただひたすら広がる景色。
元気づけられる光景ではなくても、旅人の心を生成り色へと変えてくれる空間です。

その独特の植生からサロベツ原生花園とまで呼ばれる原野はやはり5月から先が花もピークを迎えます。
色とりどりの花は緑の湿原の中に生の精髄を絞り出すかの如く咲き乱れます。
ミズバショウに始まり、9月のエゾリンドウまで。生成りのままの姿で私たちを楽しませてくれています。

オロロンラインを走ったならば、見逃してはいけないスポットです。

2-5.オトンルイ風力発電所

オロロンラインを走ると日本らしくない風景に出くわすことがままあります。

北海道オロロンライン Photo by Flickr: Ororon Line (オロロンライン) / bullets95

サロベツ原野の雄大さしかり、ファンタジー感あふれる黄金岬しかり。

しかし、海岸線の丘陵部にそってそびえる風車群ほど不思議な感覚に襲われる景色はないかもしれません。

この風車群をオトンルイ風力発電所。合計で28基もの直径約50mの羽が回ります。
この風力発電機が3㎞にわたり等間隔にわたり並びます。

高さも約100m。海岸線にこつ然と現れ忽然と消え去る姿は幻想的。
姿がよく見えるようサロベツ原野駐車公園にて一時停止。
緩やかにめぐる翼と青空のコントラストは絶好の思い出写真撮影所です。サロベツ原野の新シンボルぜひご覧ください。

2-6.トナカイ牧場

幌延町のトナカイ牧場はオロロンラインよりちょっとだけ内陸にそれます。
厳密にいえばオロロンラインではないのですが、ぜひ立ち寄ってみたい観光牧場。
100頭を超えるトナカイたちが幌延の豊かな自然の中でゆったりと暮らしています。

北海道オロロンラインPhoto by Flickr:隣に遊びに来ました! / adelie33_Asako

特に5月から6月にかけてはベビーラッシュ。たくさんのかわいいトナカイに出会えるかもしれません。
本場フィンランドでは家畜として飼育されています。

本来、あまり人にはなつかないといわれているトナカイですが、手から餌を食べるほどフレンドリー。
冬場にはサンタクロースのそりよろしくトナカイのそりにも乗れるとのこと。
子供から大人まで楽しめます。

園内のレストランでは、トナカイの肉を使ったソーセージなど本場北欧の珍しい味が楽しめます。
日本でも唯一といえるトナカイの牧場だけに、ちょっと寄り道してぜひ楽しんでみてください。

2-7.利尻富士

日本各地にいろいろな富士がありますね。
南は薩摩富士に始まり、北海道にも蝦夷富士こと羊蹄山。そして、日本最北の富士が利尻富士こと利尻山です。

北海道オロロンライン Photo by Flickr:利尻 / bullets95

あまり大きくはない島に1700mを超える山は絶妙な曲線美を作り上げています。

その様子は島そのものが富士山に見えるほど。
海の上に突然、秀峰を浮かび上がらせる様は絶海の孤島のような秘境のムード満点。
ここが日本ではなくどこかの神秘の島だといわれても信じ込んでしまいそうなたたずまいを見せます。

オロロンラインからはこの景観を眺めながら稚内方面にへと走ります。
道南は噴火湾の向こうに浮かぶ駒ケ岳を超えんばかりの美しさ。旅が一生の思い出になることは間違いありません。

北海道オロロンライン Photo by Flickr:オロロンラインから利尻島を望む / norie1381

利尻島に渡らずとも眼だけで最北の富士を十分に楽しむことができます。

3.オロロンラインのグルメスポット

3-1.ボタンエビ・甘エビ

北海道オロロンライン Photo by Flickr:夜食に甘エビとボタン海老をいただきます!わーい! / is_kyoto_jp

オロロンラインを彩るのは景色・景観ばかりではありません。
道内でも屈指のエビ王国。道東のホッカイシマエビはボイルしたものが中心になりますがこちらはズバリ生。
刺身でこそ新鮮さとエビ本来の甘みをじっくりと味わうことができるのです。

エビやカニは死んだ瞬間から鮮度はどんどん低下します。
ということは取れたてこそが最高の味わいといえるでしょう。

身は大ぶりですがしっかりと引き締まり、なおかつ上品でいながらも濃厚な甘み。
このエビを食べるためだけに札幌から遠征してくるツワモノもいるほど。と同時に名物は甘エビ。

びっくりするほどの値段の安さと量、新鮮さ。驚きです。

また、どの町のどのお店に入っても新鮮さでは大外しをしないところがオロロンラインのすばらしさです。
人気店有名店ををあげていけば、増毛町福よし。北のにしん屋さん。まるじゅう井とう。
羽幌町ならば温泉とセットで羽幌サンセットプラザやフェリーターミナルの浜のかあちゃん食堂。

つぶ貝とのコントラストが美しいおろろん食堂。ベストはあなた自身の舌で決めてください。

3-2.うに

夏の積丹(しゃこたん)、冬の羅臼(らうす)。
ウニも北海道の中でうまい地域はありますが、ここオロロンラインも負けてはいません。

北海道オロロンライン

ベストシーズンは積丹同様春から夏にかけて、有名ではありませんがこの地域もかなり上質です。
ウニは雑食性の動物ですが、なんといっても味が良いのは昆布を食べるウニ。
上質な昆布の産地は上質のウニの産地なのです。

道北は言わずと知れた利尻昆布の産地。全国的に有名なこの昆布で育ったウニがおいしくないわけはないのです。

甘えびとのツープラトーン攻撃は声をあげることもできないほどおいしさ。
オロロンラインのドライブをとてつもない喜びに変えるツールとなることは間違いありません。
その中でも最高ランクの評価を受けているのがすみれ(小平町鬼鹿)うにうに丼3800円と若干お値段は張りますが2色のウニがどんぶりの上を飾り、宝石箱のようです。

絶対満足と多くの道民がおすすめするお店の一つです。

4.オロロンラインを走るときの注意点

オロロンラインは小樽から増毛、そして留萌に至る道は複雑でカーブも多く、若干の走りにくさを感じるかもしれません。
札幌からむかう人は内陸を選択する方が走りやすく、道もまっすぐ。
若干交通量は多いでしょう。

留萌を過ぎると海沿いの真っすぐとした道が多く、まさにパノラマラインですから、スピードには気を付けてください。
全路線を通じて特に気を付けたいのは冬場です。

冷たい季節風が吹く日も多いですし、太平洋側に比べ大雪警報の出る頻度がたいへん高いのです。
オホーツクの爆弾低気圧ほどではありませんが、道がホワイトアウトしたり、道路に吹きだまりができたりするケースも多いので特に注意が必要です。

5.オロロンラインをバスで楽しむ

北海道オロロンライン Photo by Flickr:札幌駅 / pika1935

レンタカーばかりがオロロンラインを楽しむ方法でありません。
都市間高速バス、「はまなす号」は札幌と稚内を結ぶ高速バス。
約6時間の行程です。留萌市から稚内まではオロロンラインを北上します。

札幌から全行程をオロロンラインで走るよりも、途中まで高速道路を活用する分、時間の節約になりまた乗用車よりも高い位置からオロロンラインの素晴らしい景観を楽しむことができます。

午後に札幌から乗れば、夕日が日本海に沈んでいくさまを。
朝に乗れば、午前の日にキラキラと輝きはじめる日本海、そしてサロベツ原野の広大な光景を運転に気を取られることもなく心行くまで楽しむことが可能なのです。

同様にオロロンラインの南半分を制覇するのが「はぼろ号」です。
これは、札幌市から豊富(とよとみ)町までをいくつかの停留所に停車しつつのんびりとめぐるバス。
日本海の奇岩めぐりの旅になりそうです。

「はまなす号」は片道6200円、回数券ならば1回あたり5150円とかなりリーズナブル。
「はぼろ号」は札幌~留萌(るもい)間で2370円と黄金岬の夕日を追い求める旅としてはこちらもリーズナブルな価格帯となっています。
のんびりとした道北の旅にはこちらもおススメです。

おわりに

いかがだったでしょうか。
知床や積丹半島に比較し、オロロンラインはまだまだメジャーな観光地とは言えません。
旅の拠点になることも多い札幌からも遠く、ハードルの高さを感じる観光地かもしれません。

しかし、そのハードルを越えることですばらしい手つかずの自然をたっぷりと味わうことができます。
温泉も多く、すばらしい宿もある。
まだまだ開発されていない観光資源は皆さんに見つけてもらえることをきっと待っているはずです。

ぜひオロロンラインを走破してください。
すばらしい北海道のすばらしい魅力にもう一つ気づくことができるはずです

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