北海道に春を呼ぶ!!魅惑の山菜6選
- 北海道全域
- 最終更新日:2019年9月7日
フキノトウやタラの芽といった本州でもお馴染みの山菜に、行者ニンニクや笹だけといった北海道ならではの山菜までその数は実にたくさん。
今回は北海道で採れる春の山菜とおすすめの食べ方を、ご紹介します。
1.行者ニンニク
北海道を代表する春の山菜、「行者ニンニク」。
行者ニンニクは、水の綺麗な場所を好んで自生するため、小川の近くなどの水湿地に群生していることが多いといわれています。
収穫時期は、4月下旬から5月の中旬。生育には最低でも、3年~5年もかかる貴重価値の高い山菜です。
シャキシャキとした歯ごたえとしっかりした旨味のある行者ニンニクは、バター炒めにしたり天ぷらにしたりとさっと火を通して食べるのがオススメ!
ほかにも北海道では、ジンギスカンと一緒に頂くのが一般的です。
2.笹だけ
Photo by Wikipedia : Sasa / S. kurilensis/ Aomorikuma
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bambusoideae_S_kurilensis_JP_chisimazasa_05.jpg
北海道でタケノコといえば、こちらの「笹だけ」。
5月下旬から6月中旬ころまで、採取ができますよ。
身が柔らかく独特の風味ある笹だけは、あくがないため、茹でて皮をむいてから瓶詰めにして煮沸消毒しておくと、そのまま長期保存も可能です。
瓶詰めにした笹だけは、煮物やお味噌汁に最適。
採れたてを頂くなら、皮のまま網焼きにしてあげると、笹だけのポリポリとした食感と甘さをより感じることができますよ。
3.エゾエンゴサク
>Photo by Wikipedia : Ezoengosaku/ Tom-green
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Ezoengosaku.png
雪解け後の北海道で真っ先に可憐な花を咲かせるのが、「エゾエンゴサク」。
春の山菜のひとつであるカタクリとともに大群落を作る花として知られています。
エゾエンゴサクは、茎葉はもちろんのこと、花まで食用可能。
アクがなくクセもないので、カタクリと同様、さっとゆでてオヒタシして食べるのが一般的です。
4.フキノトウ
雪解けが始める3月下旬頃になると、道端や公園などでも見られる「フキノトウ」。
美味しく食べるには、アク抜きが肝心。
重曹や木炭を溶かしたアルカリ性のお湯でさっと茹でるのがおすすめです。
とはいえ、フキノトウの苦みには、新陳代謝を活発にして、ホルモンバランスを整える働きがあるといわれています。ですから、アクの抜きすぎには注意してくださいね。
おすすめの食べ方は、煮物やフキノトウ味噌など。
天ぷらにするなら、生のまま揚げるとフキノトウ独特の苦みをより感じることができますよ。
5.アキタブキ
北海道のフキは、「アキタブキ」という種類。
北海道のいたるところに群生していますが、川の傍や笹薮など蚊がいる場所が多いため、害虫予防して採取に向かうのがおすすめです。
本州のものに比べ茎も太いので、食べ応えは十分。
下茹でした後は、丁寧にスジをとって、味噌漬けにしたり炒め物にしたりして頂きましょう。
6.山わさび
北海道には、山わさびが自生している場所が至る所にあります。
山わさびの旬は、雪解け時期。この時期に北海道で山わさびを見つけたら、地中にある根を掘り起こしてみましょう。
採ってきた山わさびは、すり下ろしてお肉と一緒に食べるのが一般的。
ほかにもすり下ろした山わさびをしょうゆ漬けにして小分けにしてから冷凍保存すると、好きな時に使うことができますよ。
7. まとめ
本州の山菜とは違った魅力を持つ、北海道の山菜。
北海道の飲食店で召し上がるのもいいですし、山菜採りのオプショナルツアーなどに出かけてみるのもおすすめです。
みなさんもぜひ北海道の山菜で、春の訪れを感じてみてくださいね。
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