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実はこんなにあります!北海道の空港とじょうずな使い方♪

エリア
飛行機
投稿日
最終更新日:2023年1月5日
写真は中標津上空を飛ぶ飛行機より。眼下に広がる「格子状防風林」は北海道遺産に認定された貴重な景色。

12空港、これは北海道内にある空港のうち、現在定期便が就航している空港の数です。
北海道1か所にこんなに空港があるとは、ご存じでない方も多いのではないでしょうか?

ということで今回は、北海道内の空港について、概要などご紹介したいと思います!
とっても広い北海道、うまく使って上手に旅を計画していただければと存じます。

1.道央の空港

まずは道央の空港。
北海道最大の空港として知られる「新千歳空港」、ならびに札幌市内にある「丘珠空港」の2空港があります。

.新千歳空港

新千歳空港は、札幌市の南、約45kmにある北海道最大の空港です。

新千歳空港
・国内線 路線:26空港(うち道内5空港) 1日150往復以上運航
・国際線 路線:17空港 1日10往復以上運航
http://www.new-chitose-airport.jp/

新千歳空港の特徴はまずは路線、便数の多さ!北海道の空の玄関口として、また北海道内の各地方空港への乗り継ぎ拠点として、多くの人が利用しています。
また最近話題のLCCについては、道内では新千歳空港に多く発着していることから、格安旅行の拠点にもなっております。

また空港の魅力としては、お土産店や飲食店がとても充実していること。お土産店、飲食店いずれも50軒程度あり(免税店除く)、買い物や食事だけでも十分に楽しめます。その他、映画館や温泉、さらにはドラえもんやシュタイフ(テディベア)のミュージアムも。
日本国内で間違いなくトップクラスに面白い空港と言える空港、それが新千歳空港です。

新千歳空港のアクセス
JRは、JR「新千歳空港駅」が空港の地下にあり、各地へ行くことができます。
但し、函館など道南方面や、帯広など道東方面へ行く場合は、新千歳空港駅のとなり、「南千歳駅」で乗り換えとなります。また旭川へは札幌で乗り換えとなります(一部直行もあり)。
・札幌・・JR「快速エアポート」が1時間4本運行、約40分。
・小樽・・JRで約75分程度
・旭川・・JRで約2時間10分程度
・帯広・・JRで約2時間30分程度
・室蘭・・JRで約1時間30分程度
・函館・・JRで約3時間30分程度
・釧路・・JRで約4時間20分程度

またJR以外では高速バスが充実。札幌市街の他、定山渓温泉や登別温泉、苫小牧、室蘭、帯広へ行くバスや、ニセコやトマム、富良野など主要スキーリゾートへ行くスキーバスも冬期運行と、とても便利です。

1-2.札幌丘珠空港

札幌丘珠(おかだま)空港は、札幌市の北東にある小規模な空港。道内3空港と道外1空港(三沢)行きの小型飛行機が運行、ビジネス利用がメインの空港です。

札幌丘珠空港
・国内線 路線:6空港(利尻、釧路、函館、三沢、富士山静岡、松本(夏季))1日13往復運航(2018年5月現在)
※6月初旬から10月末まで、静岡~丘珠間が火・土1往復運航(フジドリームエアラインズ)
・国際線 なし
・航空会社 北海道エアシステム(HAC)※JALと共同運航、フジドリームエアラインズ
http://www.okadama-airport.co.jp/

札幌丘珠空港の利点はなんといっても札幌中心部から近いこと。
札幌駅からタクシーで約20分、バスで約25分と、とっても便利!
札幌滞在の翌日に移動したい、という場合に特にメリットが大きい空港です。

なお空港内はいたってシンプル。売店、レストランが各1か所のみです。

札幌丘珠空港のアクセス
・車・タクシーで 札幌駅から約20分、地下鉄東豊線栄町駅より約3分。

2. 道南の空港

続いては、道南にある2つの空港をご紹介いたします。

2-1.函館空港

函館空港は函館市内の東側、函館駅から約8kmの場所にある空港。道南観光の空の拠点です。

函館空港
・国内線 路線:7空港(羽田、成田、中部、伊丹、千歳、丘珠、奥尻)
1日14往復運航(2018年5月現在)
・国際線 路線:4空港(台北、天津、北京、杭州)
週14往復運航(2018年5月現在)
・航空会社 ANA・JAL・エアドゥ・北海道エアシステム・バニラエア
(海外)トランスアジア航空・エバー航空・天津航空・タイガーエアー台湾
http://www.airport.ne.jp/hakodate/

函館空港の大きな利点、それは函館市街中心部から近い事です。
函館駅や五稜郭、湯の川温泉まで車で10~20分程度。空港についてすぐに観光ができるので無駄がありません。

また、路線については羽田線については、本数は多くないものの朝、昼、夜と便があるので、予定にあわせて便を選ぶこともできます。また、奥尻空港へ函館空港からのみ飛んでおります。
なお、館内にはお土産店や飲食施設が複数。バリエーションが豊富なわけではありませんが、よほどこだわらなければお土産に困ることもありません。

函館空港のアクセス
・函館駅まで空港連絡バスで約20分
・湯の川温泉まで空港循環バスで約10分
・五稜郭電停まで空港循環バスで約30分

2-2.奥尻空港

奥尻空港は、北海道南西部に浮かぶ「奥尻島」にある空港です。
1日1便のみ運航する、とても小さな空港です。

奥尻空港
・国内線 路線は函館線のみ、1日1便のみ、北海道エアシステムによる運航です。
施設の詳細については、以下よりご覧いただけます。
http://www.town.okushiri.lg.jp/hotnews/files/00001500/00001538/20140716135714.pdf

奥尻島へ行く手段としては、江差・せなたから出るフェリーとこの飛行機のみとなります。
1日1便と時間は限られますが、函館から30分で行くことができるのは(フェリーは各港から奥尻島まで2時間10~20分)とても便利です。

3. 道北の空港

次は、道北エリアにある3つの空港についてご紹介いたします。

3-1.旭川空港

旭川空港は、旭川市中心部から見て南南東、旭川駅から約15kmの場所にある空港です。
※旭川=道央、とする場合も見られますが、今回は道北に入れさせていただきました。。

旭川空港
・国内線 路線:3空港(羽田7便、中部1便 関西1便(夏季) ※2018年5月現在)
・国際線 路線:4空港(台北、仁川  ※2018年5月現在)
・航空会社 ANA・JAL・エアドゥ
(海外)トランスアジア航空・中国東方航空・春秋航空・アシアナ航空
https://www.aapb.co.jp/

旭川空港のメリットとして挙げられるのはまずは立地。旭川中心部へは車で約30分程度かかるものの、周辺の主な観光地では、旭山動物園まで約25分程度、美瑛まで約20分、富良野中心部まで約1時間と、富良野・美瑛の主要観光地から近いのが便利です。

また、旭川空港は、道内の空港の中では冬の欠航率が比較的低いという特徴も。旭川空港を拠点に人気の富良野美瑛や道東にかけてドライブするなど、周遊観光の拠点にオススメの空港です。

旭川空港のアクセス
・旭川駅からバスで約40分
・旭山動物園からバスで約35分※期間限定、1日1便のみ
・旭岳からバスで約50分※1日3便
・【ふらのバス ラベンダー号】にて、美瑛駅から約16分、富良野駅から約62分、
新富良野プリンスホテルから約80分。

3-2.稚内空港

稚内空港は日本最北の稚内市にある、日本最北端の空港です。

稚内空港
・国内線 路線:2空港(羽田1便※夏期は2便、千歳2便 ※2018年5月現在)
・国際線 なし
・航空会社 ANAのみ
http://www.wkj-airport.jp/timetables/

稚内空港は時期により混みあう波が激しい空港です。6~8月頃は利尻・礼文島の観光シーズンにあたるため、ツアー客・個人客ともに大変混みあい、予約が取れないケースも多くあります。夏シーズンで稚内空港を利用したいという方は、なるべく早く席を確保しましょう。
また、施設については売店が2店舗、レストラン1店舗となります。

稚内空港のアクセス
・稚内駅までバスで約30分
・フェリーターミナルまでバスで約35分

3-3. 利尻空港

利尻空港は、稚内の西に浮かぶ利尻島の一番北側、利尻富士町にある小規模の空港です。
利尻空港

利尻空港
・国内線 路線:2空港(丘珠1便、新千歳1便※但し夏季のみ運航)
・国際線 なし
・航空会社 北海道エアシステム、ANA(新千歳便)
http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1187.htm

利尻空港は、前述の稚内空港と同じく、夏季の観光シーズンのみ大変利用が多くなる空港です。利尻~丘珠・新千歳間を約1時間で結ぶため、利尻・礼文観光を限られた時間で楽しみたい、という方にとても人気が高い路線です。この時期利用される方は、できるだけ早く予約するようにしましょう。

4. 道東の空港

さて最後は、道東にある空港をご紹介いたします。広範囲ではありますが、5つも空港があり、使いようによってはとても便利です。

4-1.とかち帯広空港

帯広空港は十勝地域の中心都市、帯広市の南側、帯広駅より約25km程度離れた場所にある空港です。

とかち帯広空港
・国内線 路線:1空港(羽田線、JAL4便、エアドゥ3便)
※夏期(8月)のみ名古屋線が週4便運航予定
・国際線 なし
http://obihiro-airport.com/flight/

十勝エリアや道東の観光の拠点として便利なとかち帯広空港。夏シーズンに人気の「ガーデン」が空港から近く、また無料の「帯広広尾自動車道」から道東道へのアクセスも便利。
また気候が安定している十勝平野にあることから、比較的冬の欠航が少ないのも特徴です。
空港には複数の売店やレストランがあり、十勝名物の「豚丼」も♪

とかち帯広空港のアクセス
・帯広駅までバスで約38分、車で約30分程度
・各周辺エリアへ、定額制タクシーあり。詳しくはこちらをごらんください。

4-2.釧路空港

釧路空港は道東の中心、釧路の西部にある空港。釧路市内中心部からは約20kmです。

たんちょう釧路空港
・国内線 路線:3空港(羽田、新千歳、丘珠 1日13往復 2018年5月現在)
※2018年8月より関西空港線就航(ピーチアビエーション)
※夏期のみ例年伊丹・名古屋間~釧路間が運航
・国際線 なし
・航空会社 ANA・JAL・エアドゥ・北海道エアシステム
http://www.kushiro-airport.co.jp/

観光地として人気の高い釧路湿原や阿寒湖・摩周湖など、道東エリアの各観光地への入り口として便利な釧路空港。さらに今年3月12日には空港近くに、道東道・阿寒インターチェンジが開通。十勝エリアからの移動もさらに便利になり、回遊性もUPします。
また館内は土産店、レストランいずれも複数あります。

たんちょう釧路空港のアクセス
・釧路駅までバスで約45分、車で約35分程度
・阿寒湖までバスで約70分、車で約60分程度

4-3.女満別空港

女満別空港は網走に隣接する「大空町」に位置する空港。網走や北見、世界遺産・知床への拠点となる空港です。

女満別空港
・国内線 路線:3空港(羽田、新千歳、名古屋 1日13往復 2018年5月現在)
※夏期のみ例年関西(伊丹・関空)~女満別間が運航(ANA、1日1便)
・国際線 なし
・航空会社 ANA・JAL・エアドゥ・北海道エアシステム
http://www.mmb-airport.co.jp/

東京、中部とさらに夏季は関西からも就航と各地からの便が揃う、道東の中心ともいえる空港。レンタカーを利用しての各地へのアクセスも便利。
また空港周辺では、春には芝桜、秋には空港周辺のひまわり畑が見頃、冬は流氷も近く、四季の見どころが豊富。
お土産、レストランも複数あり便利です。

女満別空港のアクセス
・網走駅までバスで約30分、車で約25分
・北見駅までバスで約40分、車で約35分
・知床ウトロまで期間限定バスで約2時間10分、車で約2時間
・阿寒湖まで車で約90分、屈斜路湖(砂湯)まで車で約70分

4-4.根室中標津空港

根室海峡に面する根釧地域、中標津(なかしべつ)にある日本最東端(※北方領土除く)の空港です。

根室中標津空港
・国内線 路線:2空港(羽田:1便、新千歳:3便 いずれもANA)
・国際線 なし
http://www.nakashibetsu-airport.jp/

日本最東端となる根室中標津空港、便数は少ないものの知床エリア(ウトロ・羅臼)に最も近く、また摩周湖や野付半島など、自然豊かな景勝地を中心とした観光の拠点として、使い勝手のよい空港です。
また空港から車で約15分の場所にある「開陽台」は、根釧台地と、天気が良ければ国後島まで見渡すことができる絶景ポイントです。
なお空港には小規模な売店が2店舗のみ、お土産は予め購入しておくのがベターです。

根室中標津空港のアクセス
・中標津バスターミナルまでバスで約10分
・根室駅までバスで約100分、車で約90分
・羅臼まで車で約80分

4-5.オホーツク紋別空港

北海道の東に広がるオホーツク海沿岸の町、紋別市内にある空港です。

オホーツク紋別空港
・国内線 路線:1空港(羽田:1便のみ ANA)
・国際線 なし
http://www.ok-m.jp/

オホーツク紋別空港は、羽田からの直行便が1日1便のみ運航。便は少ないとはいえ、流氷で有名な紋別に羽田からダイレクトで行くことができるのは魅力。
空港内には売店・飲食コーナーが各1か所あります。

オホーツク紋別空港のアクセス
・紋別バスターミナルまでバスで約20分、車で約15分
・網走まで車で約2時間
・北見まで車で約90分

5.乗り継ぎをうまく使おう!

と、北海道内に空港がたくさんあることをご紹介させていただきましたが、道内便を乗り継ぎすると、思いのほかリーズナブルに、効率よく移動ができます。
特に北海道新幹線開通で注目される函館から、道内各地への移動に便利がよいです。
以下、一例をご紹介いたします。

・たった2時間で、函館から女満別へ。
ANA4854便 函館12:00発⇒新千歳12:40着
⇒⇒ ANA4865便 新千歳13:25⇒女満別14:10着

料金:特定便乗継割引利用(当日購入可)で24,700円(参考価格)
※参考 JR特急乗継で15,650円(自由席利用、乗車時間9時間44分)

これなら函館の朝市でイカを楽しんで、夕方に網走で流氷、なんてのも可能ですね♪

・わずか3時間弱で、利尻島から函館へ。
JL2884便 利尻15:35発⇒丘珠16:30着
⇒⇒ JL2755便 丘珠17:30発⇒函館18:10着

料金:乗継7(7日前まで購入)で23,800円(参考価格)
※参考 JR特急乗継で15,980円(自由席利用、乗車時間8時間39分)+フェリー代金3,670円(2等利用、乗船時間1時間40分)=19,650円

これなら午前中に利尻島をハイキングと1周観光を楽しんだあと、夜は函館の夜景を満喫、なんてのもできますね!!

おわりに

以上、北海道内の各空港についてご紹介させていただきました。広い北海道を限られた時間で効率よく周りたい!という方は、ぜひフル活用していただいて、じょうずに北海道各地の魅力を楽しんでいただければ幸いです!

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