摩周湖の展望台どっちに行く?景観・設備・アクセスで3か所を徹底比較!
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- 釧路・阿寒・川湯・根室
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- 最終更新日:2025年10月7日
この記事では、それぞれの展望台について景観の見え方、アクセスのしやすさ、設備の有無、季節ごとの注意点などを徹底比較。目的や旅のスタイルに合った選び方をサポートします。
第一展望台:摩周湖観光の定番!アクセスも安心できるメインの展望地
摩周湖の展望台で一番王道なのが摩周湖の南よりにある「第一展望台」。駐車場・売店・トイレなど観光設備が整っており、もっともメジャーな展望台です。
引用元:公益社団法人北海道観光機構
湖を囲む外輪山と澄んだ湖面を一望できるダイナミックな景観は、まさに“摩周ブルー”の代表格。展望台は通年営業しており、冬季も除雪が行われるため車でのアクセスが可能です。
晴天時の絶景はもちろん、霧や雪景色に包まれた幻想的な雰囲気もまた格別。レストハウスの食事も人気で、景観・設備・アクセスのバランスに優れていますので、初めて摩周湖を訪れる方には特におすすめしたい展望台です。
- 住所
- 北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野
- 営業時間
- 展望台は通年・24時間利用可能
- 備考
- 駐車場:5~10月は普通車1台500円、二輪車1台200円
- 営業時間
- 8:30-17:00
第三展望台:標高が高く、写真好きに人気の展望スポット
摩周湖の西側にある第三展望台は、第一展望台から車で約5分ほど北上した場所にあります。すべての展望台の中で標高がいちばん高く、カムイシュ島(中島)が近く、湖面をほぼ真上から見おろす事ができる展望台のロケーションが特徴。展望台からは摩周湖とその外輪山が左右に広がり、ダイナミックな眺望を臨めることから写真好きの方に人気があります。
設備は10台程度の小さな駐車スペースのみ。そのぶん人が少なく、静かに摩周湖を楽しめるのが魅力です。摩周湖を臨み展望台からくだる際に見られる、硫黄山・藻琴山・そして屈斜路湖のカルデラの絶景もぜひ楽しんでください。
ただし、例年11月初旬から4月中旬まで、第一展望台~第三展望台経由~川湯温泉側の国道391号線までの区間道道52号線が冬季通行止めとなります。この期間は第三展望台には車でアクセスできません ので、訪問時期には十分ご注意ください。
- 住所
- 海道川上郡弟子屈町弟子屈原野
- 営業時間
- 展望台は24時間利用可能。11月上旬~4月中旬頃は冬季通行止め
裏摩周展望台:摩周湖の“奥座敷”。静けさと絶景を独占できる展望地
裏摩周展望台は、第一・第三展望台から見える「向こう側」。摩周湖の北東側に位置する静かな展望スポットで、「摩周湖の奥座敷」ともいえる存在です。第一・第三展望台とは直接通じる道路は無く、清里町側からアクセスする必要がありますが、そのぶん観光客が少なく、落ち着いた雰囲気の中で摩周湖の絶景を楽しめます。
標高は3つの展望台の中でもっとも低く、そのぶん霧が発生しにくい地形にあります。湖を見下ろす角度は浅めですが、カムイヌプリ(摩周岳)や外輪山のスケール感が際立ち、霧が晴れているときの静かな湖面の美しさは格別です。駐車場やトイレは整備されており、夏季のみですが売店も営業しています。ゆっくり座って楽しめるテラスも近年整備されました。電気も通っていない場所なので、満天の星空を楽しみたい方にもおすすめです。
なお、道道150号線・1115号線から展望台までの約4kmは、11月上旬から4月下旬まで通行止めとなり、裏摩周展望台も第三展望台と同様冬期アクセス不可となるため注意が必要です。
夏季も清里町の緑地区から中標津町の町界までの区間は街灯のない峠道。熊の出没が多い地域ですので、くれぐれもご注意ください。
- 住所
- 北海道斜里郡清里町
- 営業時間
- 展望台は24時間利用可能。11月上旬~4月下旬頃は冬季通行止め
積雪期のみ行ける幻の摩周湖“第二展望台”?!
第一・第三とくれば「第二展望台は無いの?」と思いますよね。じつはかつて「第二展望台整備」が計画されたものの頓挫した経緯があり、それらが計画されていたあたりは“幻の展望台”とも呼ばれています。
場所は第一展望台から見て湖の北側、第三展望台との中間地点あたり。冬季、積雪期にスノーシューを履いて第一展望台から第三展望台側の湖畔方面へ約1時間ほど歩くと、その地点に立つことができます。
また、第一展望台から伸びる摩周岳登山道を2kmほど歩いた場所にも摩周湖のビュースポットがあります。夏季だけではなく冬季のスノーシュー散策の景観ポイントとしても人気で、湖と外輪山を一望できるその眺めは、まさに“一見の価値あり”です。
冬季のスノーシューは、第1展望台のレストハウス「摩周湖カムイテラス」でもレンタルが あり、アクティビティとしてツアーなど に参加されるのもおすすめです。冬季の散策を計画する場合は、天候や装備にも十分注意しましょう。

山﨑 陽弘(やまざき あきひろ)
1975年、大阪府生まれ。32歳の時に「趣味のオートバイで訪れ、その雄大さに魅了された」北海道・道東に移住しました。現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、地域の魅力を発信しています。
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