「くしろ湿原 ノロッコ号」予約のコツとモデルプラン【2021】|釧路湿原をのんびり満喫
- 釧路・阿寒・川湯・根室
- 最終更新日:2021年6月22日
北海道の東に広がる釧路湿原の中を、釧路駅から塘路駅まで片道50分ほどかけてのんびりと走行します。
ノロッコ号は展望車両からの絶景を見逃さないために、見どころで徐行をしたり車内アナウンスで解説したりと乗客ファーストな観光列車です。乗客全員を湿原の世界へいざなってくれること間違いありません。
ノロッコ号でしか手に入らない限定商品も車内販売で購入が可能なので、鉄道ファンにはたまらないですね。
この記事では、くしろ湿原ノロッコ号の運行スケジュールや見どころをご紹介します。指定席を予約する際のコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
1.くしろ湿原 ノロッコ号の予約をしよう
1-1.2021年の運行スケジュールと予約時期
2021年のくしろ湿原ノロッコ号は7月から10月まで、週末を中心に1日1~2往復運行しています。
シーズンとなると、ファミリーやご年配の方をメインに団体客などでいっぱいとなるため、希望日がある場合は早目の予約が必要です。
運行スケジュール
https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/kushironorokko/
予約は利用日の1ケ月前から全国の「みどりの窓口」や「ツインクルプラザ」で購入が可能。
2020年に引き続きコロナウイルスの感染予防で指定席の数を4割ほど減らしています。
また、2021年は釧網本線全通90周年記念企画で、特別ヘッドマーク・サボ(行先表示版)がお目見え。ノロッコ号に乗車した全員に配布されるノロッコ号乗車証明書も90周年仕様で、上下線それぞれデザインが異なります。
<運行ダイヤ>
★釧路発~塘路行き
2号 | 4号 | 94号 | |
釧路発 | 11:06 | 13:37 | 15:25 |
東釧路発 | 11:12 | 13:42 | 15:30 |
釧路湿原発 | 11:30 | 14:00 | 15:48 |
細岡発 | 11:36 | 14:05 | 15:53 |
塘路着 | 11:54 | 14:19 | 16:07 |
★塘路発~釧路行き
1号 | 3号 | 93号 | |
塘路発 | 12:17 | 14:50 | 16:42 |
細岡発 | 12:33 | 15:06 | 16:58 |
釧路湿原発 | 12:39 | 15:12 | 17:04 |
東釧路発 | 12:59 | 15:32 | 17:24 |
釧路着 | 13:05 | 15:38 | 17:30 |
塘路駅に付いたら約20分間停車し、釧路へ向けて折返し運行されます。
途中「細岡駅」や「釧路湿原駅」にも停車するので、途中下車をして釧路湿原を散策してみるのもいいかもしれませんね!
<運賃>大人(小人)
釧路~塘路 640円(320円)
釧路~細岡 540円(270円)
釧路~釧路湿原 440円(220円)
釧路~東釧路 200円(100円)
指定席は別途530円かかります。
1-2.狙い目は釧路発奇数列A、塘路発は偶数列
ノロッコ号は4両編成です。
1号車は自由席、2号~4号車は指定席になっています。
1号車は普通列車の車両を使用しているので、窓が小さく景色を楽しむには少し物足りなさを感じるかもしれません。
2号~4号車は展望車両なので窓も大きく、釧路湿原を一望できます。観光目的でノロッコ号に乗るからには展望車両(指定席)が断然おすすめです。
指定席にはボックス席と2名掛けのベンチ席の2種類から選択できますが、ノロッコ号が走行中、釧路湿原の景色を存分に楽しめるのはボックス席です。
よほどの理由がない限りボックス席を選びましょう。
ボックス席は6名掛けで、列ごと「1ABC」や「2ABC」と記号がふられています。Aが窓側の席です。
ここで注意したいのが、ベンチ席にもAという記号がふられているので、ボックス席のAであることを必ず確認しましょう。
また、ボックス席は少人数で乗車すると混雑状況により相席となる場合があります。
乗り物酔いなど気になる方は、進行方向の座席を確保したいところ。
ノロッコ号の釧路発はボックス席の奇数席、塘路発はボックス席の偶数席が進行方向です。
ベストな席をまとめると、釧路発はボックス席の奇数のA、塘路発は偶数のA席がおすすめ席なので空席の際はぜひ乗ってみてはいかがでしょう。
2.くしろ湿原 ノロッコ号観光モデルプラン
釧路から塘路までノロッコ号に乗って景色を楽しむこともできますが、途中の駅で下りて釧路湿原を楽しむこともできます。
車内の観光案内アナウンスは往復同じ内容ですので、単純に往復するだけでなく、現地体験と組み合わせみるのもおすすめです。
2-1.細岡展望台
細岡展望台は釧路湿原を望める展望台の中でも、一番人気のあるスポット。
見晴らしがいい日には雌阿寒岳や雄阿寒岳、湿原の中を蛇行しながら流れている釧路川を同時に展望できるほど見渡しがいいビュースポットです。
釧路湿原駅から細岡展望台までは片道徒歩約20分ほどの上り坂。駅前からはショートカットとなる急な階段を使うルートもあります。
展望台から徒歩5分ほど(階段の降り口あたり)のところにはひと休みできる細岡ビジターズ・ラウンジがあり、釧路湿原で見られる動物たちの写真が展示されています。
もし散策をしているとき動物と出くわしたら、答え合わせに見に行ってみてはいかがでしょう。
参考url:http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3651/
ノロッコ号に乗って細岡展望台へ行く場合に注意していただきたい以下2点をご注意ください。
1つめは最寄り駅が細岡駅では無く釧路湿原駅である事。2つめは細岡展望台を観光した後の電車の時間をしっかり確認しておくこと!
2-2.釧路湿原をカヌーで
ノロッコ号の走行中に見える釧路湿原を蛇行しながら優雅に流れる釧路川では、カヌーを楽しむことができます。釧路川を下っていくと鳥のさえずりや野生の動物たち、ノロッコ号からでは見られない景色を眺めることができるでしょう。
レンタカーを利用してのカヌーツアーもありますが、ノロッコ号の時間に合わせてもカヌーツアーに参加が可能です。
ノロッコ号に乗車して参加可能なおすすめのカヌーツアー
① 塘路ネイチャーセンター
なんといってもツアーの種類が豊富なのが特徴の塘路ネイチャーセンター。種類豊富なツアーの中から自分たちの予定に合わせて釧路川でのカヌーを計画できるでしょう。基本的に2人に1人のガイドが付くため、釧路湿原の見所などをゆっくりたっぷり教えてもらえます。自分たちでは発見できないような野生動物も、その土地を熟知しているガイドなら発見できるかも!
参照:塘路ネイチャーセンターHP
② ヒライワの釧路湿原カヌーツアー
釧路川での人気コースを楽しめるツアーです。大自然を噛み締めながら、きれいな酸素をたっぷり吸ってリフレッシュしてみてはいかがでしょう。貸し切りカヌーツアーは、他の旅行客との接触も少なく広い大自然の中行われるカヌーツアーはプライベート感満載で、ゆっくり楽しめます。
参照:ヒライワの釧路川カヌーツアーHP
2-3【番外編】車内販売
ノロッコ号の2号車には車内販売のコーナーがあります。ノロッコプリンやノロッコ号をモチーフにしたオリジナルチョロQ、ノロッコ号オリジナルマスキングテープなどが販売されています。
ただし、ノロッコ号のグッズは数量限定。乗車時期が遅ければ、狙っていたグッズが完売の可能性もあるので、どうしても欲しいグッズがあるのなら運行期間の早目の時期に乗車のがおすすめです。
また、車内では地元の農家さんからの直送野菜などで作られているランチBOXも食べられます。ランチBOXは乗車の3日前まで予約制となるので、希望の場合は予約を忘れずにしてくださいね。
3.おわりに
毎年春から夏に掛けて期間限定運行するくしろ湿原ノロッコ号は北海道の大地、湿原をさまざまな角度から楽しめます。
周辺の展望台やアクティビティと1日中満喫できるスポットなので、夏の暑い日には涼しい釧路湿原に足を運んでみてはいかがでしょう。
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