「くしろ湿原 ノロッコ号」楽しみ方|釧路湿原をのんびり満喫2026年現車両ラストラン
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- 釧路・阿寒・川湯・根室
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- 最終更新日:2025年7月3日
釧路湿原の中を、釧路駅から塘路駅まで片道50分ほどかけてのんびりと走行し、見どころで徐行をしたり車内アナウンスで解説したりと、釧路湿原を楽しむために運行します。
車内販売では鉄道グッズの他、期間限定ビールや絶品プリンが人気。湿原や夕日を堪能できる限定運行も見逃せません。
現車両は老朽化のため2026年に引退が決定。ラストランを控え、2025年再度注目が集まっています。
この記事では、くしろ湿原ノロッコ号の運行スケジュールや見どころをご紹介します。指定席を予約する際のコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
1.くしろ湿原 ノロッコ号の予約をしよう
1-1.2025年の運行スケジュール
2025年のくしろ湿原ノロッコ号は、ゴールデンウィークから10月初旬まで、釧路~塘路を1日1~2往復運行しています(途中運休日あり)。
一部日程は、よくばりノロッコ号、夕陽ノロッコ号、ノロッコ川湯温泉号として、スケジュールや区間を変更が生じる特別運行もあります。
運行スケジュール
1往復運転日(1号・2号)
4月26日~30日、5月1日~6日、24日~31日
6月1日~6日、8日~15日、19日~27日、29・30日
7月1日~11日、14日~18日
9月16日~19日、10月1日~3日、5日
■ 2往復運転日(1号・2号・3号・4号)
7月12・13日、19日~31日
8月1日~10日、16日~31日
9月1日~7日、11日~15日
■ よくばりノロッコ号運転日
8月11日~15日
※くしろ湿原ノロッコ号1・2号も運転
■ ノロッコ川湯温泉号運転日
6月7日・28日
10月4日
■ 夕陽ノロッコ号運転日(各日1往復運転)
9月20日~30日
<2025年運行ダイヤ:ノーマル運行>
★釧路発~塘路行き
2号 | 4号 | |
釧路発 | 11:06 | 13:34 |
東釧路発 | 11:12 | 13:39 |
釧路湿原発 | 11:32 | 13:58 |
細岡発 | 11:38 | 14:03 |
塘路着 | 11:51 | 14:16 |
★塘路発~釧路行き
1号 | 3号 | |
塘路発 | 12:17 | 14:50 |
細岡発 | 12:32 | 15:04 |
釧路湿原発 | 12:38 | 15:08 |
東釧路発 | 12:59 | 15:28 |
釧路着 | 13:05 | 15:34 |
釧路発のくしろ湿原ノロッコ号が塘路駅に着いたら約20分間停車し、釧路行きの折返し運行となります。
途中釧路湿原の観光拠点である「細岡駅」や「釧路湿原駅」にも停車するので、途中下車をして釧路湿原を散策してみるのもいいかもしれませんね。
<料金:片道運賃+指定席(840円)>
釧路~塘路 1,520円(760円)
釧路~細岡 1,420円(710円)
釧路~釧路湿原 1,310円(660円)
※()内は小人運賃
1-2.指定席の狙い目は2~4号車A席
くしろ湿原ノロッコ号は全席指定席となり、1号車は一般客車、2~4号車は展望車輌となっていて展望車輌では釧路湿原をより近くに感じることができます。
予約は利用日の1ケ月前から全国の「みどりの窓口」や「ツインクルプラザ」で購入が可能。
1号車の一般客者は全てボックス席仕様です。
展望車両である2号~4号車は窓枠が大きく釧路湿原を楽しむのにうってつけ。強いてあげれば座席が木製で少しかたいですが、釧路湿原観光目的でノロッコ号に乗るからには展望車両が断然おすすめです。
指定席にはボックス席と2名掛けのベンチ席の2種類から選択できますが、ノロッコ号が走行中、釧路湿原の景色を存分に楽しめるのは展望車輌ボックス席が最前線。
展望車輌のボックス席は6名掛けで、列ごと「1ABC」や「2ABC」と記号がふられ、Aが窓側の席です。
乗り物酔いなど気になる方は、座席の向きも要チェック。
ノロッコ号の釧路発(塘路行)はボックス席の偶数席、塘路発(釧路行)はボックス席の奇数席が進行方向を向いて座れます。
2.くしろ湿原 ノロッコ号観光モデルプラン
釧路から塘路までノロッコ号に乗って景色を楽しむこともできますが、途中の駅で下りて釧路湿原を楽しむこともできます。
車内の観光案内アナウンスは往復同じ内容ですので、単純に往復するだけでなく、現地体験と組み合わせみるのもおすすめです。
2-1.細岡展望台
細岡展望台は釧路湿原を望める展望台の中でも、一番人気のあるスポット。
見晴らしがいい日には雌阿寒岳や雄阿寒岳、湿原の中を蛇行しながら流れている釧路川を同時に展望できるほど見渡しがいいビュースポットです。
釧路湿原駅から細岡展望台までは片道徒歩約20分ほどの上り坂。駅前からはショートカットとなる急な階段を使うルートもあります。
展望台から徒歩5分ほど(階段の降り口あたり)のところにはひと休みできる細岡ビジターズ・ラウンジがあり、釧路湿原で見られる動物たちの写真が展示されています。
もし散策をしているとき動物と出くわしたら、答え合わせに見に行ってみてはいかがでしょう。
参考url:http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3651/
ノロッコ号に乗って細岡展望台へ行く場合に注意していただきたい以下2点をご注意ください。
1つめは最寄り駅が細岡駅では無く釧路湿原駅である事。2つめは細岡展望台を観光した後の電車の時間をしっかり確認しておくこと!
2-2.釧路湿原をカヌーで
ノロッコ号の走行中に見える釧路湿原を蛇行しながら優雅に流れる釧路川では、カヌーを楽しむことができます。釧路川を下っていくと鳥のさえずりや野生の動物たち、ノロッコ号からでは見られない景色を眺めることができるでしょう。
レンタカーを利用してのカヌーツアーもありますが、ノロッコ号の時間に合わせてもカヌーツアーに参加が可能です。
ノロッコ号に乗車して参加可能なおすすめのカヌーツアー
① 塘路ネイチャーセンター
なんといってもツアーの種類が豊富なのが特徴の塘路ネイチャーセンター。種類豊富なツアーの中から自分たちの予定に合わせて釧路川でのカヌーを計画できるでしょう。基本的に2人に1人のガイドが付くため、釧路湿原の見所などをゆっくりたっぷり教えてもらえます。自分たちでは発見できないような野生動物も、その土地を熟知しているガイドなら発見できるかも!
参照:塘路ネイチャーセンターHP
② ヒライワの釧路湿原カヌーツアー
釧路川での人気コースを楽しめるツアーです。大自然を噛み締めながら、きれいな酸素をたっぷり吸ってリフレッシュしてみてはいかがでしょう。貸し切りカヌーツアーは、他の旅行客との接触も少なく広い大自然の中行われるカヌーツアーはプライベート感満載で、ゆっくり楽しめます。
参照:ヒライワの釧路川カヌーツアーHP
2-3【番外編】車内販売
ノロッコ号の2号車には車内販売のコーナーがあります。ノロッコプリンやノロッコ号をモチーフにしたオリジナルチョロQ、ノロッコ号オリジナルマスキングテープなどが販売されています。
ただし、ノロッコ号のグッズは数量限定。乗車時期が遅ければ、狙っていたグッズが完売の可能性もあるので、どうしても欲しいグッズがあるのなら運行期間の早目の時期に乗車のがおすすめです。
3.おわりに
毎年春から夏に掛けて期間限定運行するくしろ湿原ノロッコ号は北海道の大地、湿原をさまざまな角度から楽しめます。
周辺の展望台やアクティビティと1日中満喫できるスポットなので、夏の暑い日には涼しい釧路湿原に足を運んでみてはいかがでしょう。
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