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タンチョウに出会えるかも!? 鶴居村の杜のそば処「雪裡」で名物そばに 舌鼓

エリア
釧路・阿寒・川湯・根室
投稿日
最終更新日:2022年12月13日
タンチョウの越冬地になっている北海道鶴居村。毎年、11月から3月頃にかけて、白く華麗なタンチョウが飛来し、その姿を一目見ようと多くのお客さんが訪れます。

一般的には、鶴見台と鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリの2つ給餌場が、タンチョウ観察スポットとして有名ですが、実はタンチョウを眺めながら食事ができるお店があるのはご存知でしょうか?

実際に訪れてきましたので、その様子をレポートしたいと思います。

●鶴居村にある隠れた名店。杜のそば処「雪裡」さん

雪裡
今回ご紹介するお店は、鶴居村にある杜のそば処「雪裡」さんです。

鶴居村の中でもやや南東部、密かなタンチョウの撮影スポットとして知られる音羽橋から約2kmほどの場所に位置しています。

雌阿寒岳など道東の山々を見渡す、のどかな田園地帯に佇んでいます。雪裡とは”雪の中”という意味。訪れた2月には、周囲は見事な雪原になっていました。

●運が良ければタンチョウに出会えるかも!?

雪裡
口コミにあったように、「タンチョウはいるかな?」と思い、お店の周囲を探したところ、2羽のタンチョウさんに出会えました。2羽で仲睦まじく、雪原の中で餌を探しています。

お店のお母さんにお聞きしたところ、毎年同じ2羽が飛来してくるのだとか。きっとこの2羽にとって、この場所の居心地が良いのですね。
雪裡
お店には大きなガラス窓が付いており、席からはタンチョウを観察することができます。タンチョウを眺めながらお食事をいただけるなんて、なんとも貴重な体験でした。

この後、2羽ともいなくなってしまったので、いつも見られるわけではないみたいです。「出会えたらラッキー!」というくらいの気軽さで訪れてみましょう。

●押出製麺と出汁が決め手!こだわりの十割そば

雪裡
雪裡でいただけるおそばは、収穫・製粉・製麺も全て自家製のこだわりの十割そば。押出製麺機で圧力をかけて作られるおそばは、まるでコンニャクのような、丸くてツルツルとした喉越しが特徴です。

温かいおそばをオーダーすると、かつお節ときび砂糖を合わせた、ほんのりと甘い出汁に合わせて提供されます。香り高く優しい味わいは、ホッと身体に染み渡っていくような美味しさです。

●オススメは、「おそばセット(かしわ(中)と豚丼」

雪裡
そんな杜のそば処「雪裡」さんのオススメメニューは、おそばセット(かしわ(中)と豚丼(税込1,500円)」。先ほどご紹介したおそばに、5枚のかしわ(鶏肉)が乗せられています。

あっさりとしていながら、しっかりと旨味の感じられるお肉は、おそばと相性抜群で、絶妙なコクが楽しめる一杯です。
雪裡
一方で、甘辛いタレと山椒の効いた、豚丼も絶品!鶴居村のブランド豚・三恵豚の豚肉を使用しており、程よい厚さながらとてもジューシーなお肉を味わえます。

お肉は丼の上にたくさん敷き詰められており、食べ応えも抜群!これだけ豪華なセットにもかかわらず、税込1,500円でいただけるなんて、とても太っ腹なセットですね。

●道東で名物グルメと雄大な自然に出会う


いかがでしたでしょうか。今回は、名物のおそばをいただきながら、タンチョウが眺められる杜のそば処「雪裡」さんをご紹介しました。

正直、タンチョウに出会えるかは運次第ですが、出会えた時の感動はひとしおです。ぜひグルメと一緒に、壮大な道東の自然を楽しむ旅を計画してみてくださいね。

杜のそば処「雪裡」

住所
北海道阿寒郡鶴居村雪裡 鶴居村中雪裡南
TEL
080-9581-1895
営業時間
11:00〜14:00 月曜定休
備考
鶴居村の中心部から車で約8分

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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