落花生の新たな産地・芽室町の「メムロピーナッツ(メムピー)」|直売店に行ってみました
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- 現地体験
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- 最終更新日: 2026年8月10日
「メムロピーナッツ」の取り組みが始まったのは2017年。落花生の新たな産地を目指して挑戦を続け、2023年にはJAめむろに落花生生産組合が新設されるなど、今では芽室町の特産品としても注目を集めています。そんな「メムロピーナッツ」の直売店がオープン。気候や十勝農業の強みを生かして育まれた落花生の魅力を味わいに、さっそく訪れてみました。
1.「通称メムピー」甘さに驚きメムロピーナッツの実力
国内で流通する落花生の多くは輸入品で、国産はわずか1割ほど。その国産落花生の約8割を千葉県が生産しています。そんな中、芽室町の青年部で「新しい作物を育てよう」という取り組みから始まったのが、落花生栽培でした。
芽室町青年部が落花生栽培に挑戦するまで、道内での栽培事例はありませんでした。十勝では気温が足りないなど、従来の栽培方法では落花生をうまく育てることができず、栽培方法の確立には試行錯誤の繰り返し。その後、青年部での取り組みは一区切りを迎えましたが、落花生栽培におもしろさや可能性を感じた藤井さん(メムロピーナッツ株式会社代表)は、その取り組みを引き継ぎ、2017年に落花生生産グループ「メムロピーナッツ」を立ち上げ、現在へとつながっています。
【提供画像予定】
メムロピーナッツ・通称メムピーの特徴は甘みと形の美しさ。北海道は昼夜の寒暖差が大きく栽培には様々な工夫が必要になるそうですが、試行錯誤を重ね、寒暖差が産んだより甘みの強い落花生が誕生しました。形の美しさは十勝エリアで主流となっている輪作も影響しているのではないかと考えられています。
大規模農業で機械化が進んでいる北海道の強みを活かし、規模や収穫量は当初の数倍に拡大。収穫量に関しては約20倍にまで増えました。千葉県に現地視察し、千葉県の落花生生産者と情報共有をしながら落花生栽培に取り組んでいます。

2.まず訪れたい!直売所で味わうメムロピーナッツ
2026年6月7日にオープンした直売所「メムロピーナッツショップ」は帯広駅から車で約10分の場所にあります。

夏にオープンしたこともあり、特にソフトクリームの反響はとても大きいそう。取材時も平日にもかかわらずソフトクリームを目的に訪れる方が何組もいてその中には以前は混んでいて入れなかったから改めて訪れたという方もいらっしゃいました。

ソフトクリームはピーナッツの風味を存分に感じられるピーナッツソフトクリームや北海道ミルクを使用したソフトクリーム、さらに十勝メープルやフロランタン、甘納豆と様々なトッピングを楽しめます。


夏季限定で種類豊富なシェイクもありました。取材時はソフトクリームを食べたのでシェイクは飲めませんでしたが夏の間にもう一度足を運びたくなるラインアップです。

店内には殻付き落花生やメムロピーナッツを使用したお菓子などがずらり。ピーナッツを使ったお菓子の種類がたくさんあって食べ切りやすいサイズ感のものもあり、おやつにも、ちょっとしたお土産にも購入しやすいのが魅力です。


冷凍の塩ゆで落花生も販売していました。ゆで落花生は、殻ごと落花生を塩ゆでした食べ方で、ホクホクとしたやわらかい食感と素材の甘みを楽しめるのが特徴。代表の藤井さんがそのおいしさに驚いて商品化したのだとか。私も今回の取材で初めて知った食べ方でした。

おすすめ商品をお伺いしたところ、ピーナッツバターとピーナッツ甘納豆をご紹介いただきました。ピーナッツバターは落花生が100%で砂糖や食塩、油脂は使わず、落花生本来の香りと甘みを楽しめます。ピーナッツ甘納豆は粒が大きい落花生を甘納豆にしており、濃厚な甘さと落花生ならではの甘みが味わえます。ピーナッツを使った甘納豆は道内でもここでしか作っていないそうです。

さらにメムロピーナッツのおしゃれなロゴが入ったオリジナルグッズも。Tシャツやパーカー、帽子など幅広くそろっています。

店前には木陰のベンチもあり、購入したソフトクリームをその場で味わうのにもぴったり。期間限定の商品や最新情報は、公式Instagramで随時発信されています。

- 住所
- 北海道帯広市西10条南34丁目1-13
- 営業時間
- 10:00-17:00 月曜日定休
3.メムロピーナッツが買える場所
メムロピーナッツショップのほかにも、芽室町のお菓子屋さんやレストランで「メムロピーナッツ」を使ったお菓子やメニューが味わえるほか、帯広市や札幌市にも取扱店があります。お店によって扱う商品が異なるため、訪れる際は公式HPで確認するとよいでしょう。 JAめむろ直売所の「愛菜屋」では落花生ジェラート、北の屋台の「琥羊」や芽室町の「レストランHiro」など数店舗では塩茹で落花生を提供しています。お店ごとに様々なメニューを提供しているので、新たな落花生の魅力に出会えるかもしれません。

また収穫時期の10月には「芽室落花生まつり」が行われます。畑で行うイベントで落花生の収穫体験、トラクターの乗車体験などができます。飲食店の出店もあり、十勝の畑の中でのんびりとした時間が過ごせるのが魅力です。環境を活かし、新たな栽培法に取り組むチャレンジ精神で生まれた「メムロピーナッツ」。十勝の大自然の恵をギュッと凝縮した落花生をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

北海道在住フォトグラファー 平栗玲香
1990年生まれ、北海道帯広市出身のフリーランスフォトグラファーです。北海道観光マスター検定、十勝観光文化検定上級、フォトマスター検定準1級、生物分類技能検定3級取得。9年間東京でフォトグラファーをしていましたが、2023年に帯広に拠点を移しました。趣味はツーリング、ドライブ、キャンプなど北海道の魅力が一人でも多くの人に伝わることを目標に記事を書いています。
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