北海道に春を告げる!美味しいグルメ5選
- 北海道全域
- 最終更新日:2023年3月27日
1.ニシン
春告魚と呼ばれ、北海道に春をもたらすといわれているニシン。北海道の民謡であるソーラン節でも「ニシン来たかとかもめに問えば」との歌詞があるように、北海道民にはなじみ深い魚です。
ニシン漁は明治から大正に掛けて豊漁が続き、最盛期には約100万トンの漁獲量があったといわれています。当時ニシン漁で財をなした漁師は、競うように ニシン御殿と呼ばれる屋敷を建て、そのいくつかは現存しています。
1955年以降、漁獲量がめっきり減り、一時は幻の魚と呼ばれたこともあるニシンですが、漁業者による資源回復の取り組みなどで最近は漁獲量が回復しています。
小樽の祝津にある小樽貴賓館は、大正時代に建てられたニシン御殿のひとつ。国の有形登録文化財である旧青山邸を見学できるほか、お食事処では、美しい日本庭園を眺めながら、ニシンお重やニシンそばといったニシン料理を堪能することができます。
<小樽貴賓館>
住所:小樽市祝津3丁目63
TEL: 0134-24-0024
URL:http://www.otaru-kihinkan.jp/
2.アスパラガス
北海道に桜前線が到達する5月、畑で収穫の時を迎えるのがアスパラガスです。春とはいえ、朝晩はまだ冷え込むことが多い北海道。
その一方で日中の気温は20度前後になることもあり、この寒暖の差が、アスパラガスを美味しくするといわれています。取れたてのアスパラガスは、切り口から水が滴るほど瑞々しく、根元まで柔らかく甘いのが特徴。なにも付けなくても充分に美味しいので、アスパラガス本来の味を知ることができます。
アスパラガスは茹でて食べるのが一般的ですが、北海道民おすすめの食べ方は、アスパラガスの天ぷらです。取れたてのアスパラガスは、筋がなく皮まで美味しくいただくことができますよ。
3.オホーツク産毛ガニ
流氷が溶けたオホーツク海で獲れる毛ガニは、「海明け毛ガニ」と呼ばれ、北海道の毛ガニのなかで一番美味しいともいわれています。
美味しさの秘密は、やはり流氷。冬のオホーツク海には、流氷とともに栄養豊富なプランクトンが運ばれてくるので、そのプランクトンを食べた毛ガニは、身入りが良く甘くなるのです。
身はもちろん、カニ味噌も絶品といわれる毛ガニですが、自分でさばくとなるとなかなか大変。北海道のカニ専門店や居酒屋であれば、きれいにさばいた毛ガニを提供してくれますので、美味しい毛ガニを丸ごと味わうことができますよ。
4.ジンギスカン
北海道民のソウルフードともいわれているジンギスカン。北海道の春の風物詩ともなっているのが、花見をしながらジンギスカンを味わうお花見ジンギスカンです。
北海道各地の桜の名所では、花見の期間だけ一部のエリアが火気使用OKとなり、そこかしこにジンギスカンの良い香りが漂います。場所によっては、食材の販売や調理器具のレンタルを行っているので、観光客でも手ぶらでジンギスカンを楽しむことができます。
毎年5月の中下旬には、JR札幌駅前でジンギスカンフェスティバル、通称ジンフェスが開催されます。
2015年に始まった新しいイベントですが、会場には、道内各地のご当地ジンギスカンが一堂に集結し、全国的にも有名な滝川市の松尾ジンギスカンや名寄市の名物である煮込みジンギスカンなどを食べ比べすることができます。
<ジンギスカンフェスティバル>
開催時期:毎年5月中下旬
問い合わせ:札幌商工会議所 食産業・貿易課
TEL:011-231-1332
URL:https://jingisukan-gp.com/(ジンギスカン応援隊)
5.イチゴ
北海道の春フルーツといえばイチゴ。5月中旬頃から旬を迎え、道内各地の農園で収穫が始まります。なかでも注目なのが「けんたろう」と呼ばれる銘柄。北海道で品種開発されたけんたろうは、育成登録品種になっていて北海道でしか栽培することができないのです。
とはいえ、「一季なりイチゴ」といって、温度と日長に反応して花芽を作る栽培方法で作られるけんたろうは、栽培が難しく流通量もまだ少ないため、価格も高くなる傾向が。その分、味は絶品ですので見つけたらぜひ味わってみてください。
本州だとハウス栽培が多いイチゴですが、北海道では露地栽培も盛んで、広い農園でのイチゴ狩りを楽しむことができます。北海道旅行の思い出に家族やお友達とイチゴ狩りを体験してみてはいかがでしょう。
まとめ
北海道の春グルメをご紹介しました。気候もよく旅行にも最適な北海道の春。海の幸からフルーツまで旬のグルメも満載です。皆さんも春の北海道で美味しいグルメを満喫して下さいね。
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