コインランドリーで撥水復活!? モンベル撥水コースを実際に使ってみた|効果や料金をレビュー
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- 北海道全域
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- 最終更新日: 2026年8月21日
そんなアウトドア用品の洗濯と撥水加工を一度に済ませられる、「モンベル撥水コース」。オホーツク海に面し、知床の玄関口にあたる小清水町のコインランドリーで利用できるこのコースを、実際に使ってみました。
キャンプやスキーで使った自前のウェアを持ち込み、仕上がりや使い勝手、そして気になるコストパフォーマンスまで検証します。
1.モンベル撥水コースとは?
アウトドア用品メーカーのモンベルと、コインランドリーを運営するオクラボが共同で開発このコースは、洗濯から乾燥、撥水加工までをひと続きで行うコインランドリー専用コース。2023年5月、今回紹介する小清水町の店舗で初めて導入され、2026年8月時点では道内7店舗、全国31店舗で利用できます。
自宅で撥水ケアをする場合、洗濯機で洗い汚れを落とした後、撥水剤をスプレーor浸し、熱を加えて乾燥させるというのが一般的な手順。モンベル撥水コースでは、洗濯機に入れてコースを選ぶだけ。すすぎの段階で撥水剤が加わり、乾燥の熱で撥水成分が生地に定着します。

使われるのは、モンベルの「O.D.メンテナンスはっ水剤」。環境への影響が指摘されるPFAS(有機フッ素化合物)を含まない撥水剤です。柔軟剤は使用せず、撥水性能を損なわないよう配慮されています。

利用できるのは、モンベル製品だけではありません。公式サイトでも、他社製品に使えると案内されています。撥水力が落ちた衣類の手入れを想定したコースなので、十分な撥水性能を備えている新品のウェアは利用が推奨されていません。 また中綿が羊毛・綿のもの、シームテープに劣化があるものも不適です。
2.今回洗うアイテム
1回で洗える量の目安は、約5キログラム。ダウンジャケットなら3枚ほどが推奨されています。数点まとめて持ち込めるので、気になっていたウェアを一度に手入れできます。
今回洗ったのは、①パタゴニアのシェルジャケット、②マムートのシェルパンツ、③コロンビアのダウンジャケット、④ラ・スポルティバ のダウンジャケット、計4点です。
(モンベル製品のレビューは今回無いことをご容赦ください。)
いずれも10年以上着てきたもので、撥水力は明らかに落ちています。シェルジャケットは、かけた水をあっという間に吸い込む状態。


スキーにも使ってきたシェルパンツも撥水はかなり落ちています。

秋からほぼ毎日着ていたダウンジャケットは、もともと撥水性があったのかも思い出せないほどです。


年に1度は自宅で「O.D.洗濯洗剤」「O.D.メンテナンスはっ水剤」を使ってケアし、レインウェアはアイロン掛けをしていましたが、今回レビューに用いたウェアは今年春に洗って天日干しをしただけでした。
3.実践~baluko laundry place 小清水町 ワタシノ店~
①洗い方は、入れてコースを選ぶだけ
洗う前の準備は、メインのファスナーを閉め、ポケットのファスナーは開けて裏返すことくらい。あとは、このコースに対応する洗濯乾燥機に入れ、パネルから「モンベル撥水コース」を選ぶだけです。洗濯から乾燥まで自動で進みます。


②料金は1,600円。待ち時間は買い出しへ
料金は1,600円でした。支払いは現金かアプリが選べ、現金は小銭のみ。乾燥は100円で10分単位の延長ができ、今回は最初から10分足したので合計1,700円。所要時間は75分でした。

参考までに、クリーニングに出した場合の相場をご紹介。ダウンジャケットは1着3,000円~10,000円、撥水加工を付ければさらに1,000円から1,500円プラス。寝袋なら4,000円~10,000円で、仕上がりまで早くて10日、繁忙期には1ヶ月近くかかるのが一般的。
今回の4点をすべてクリーニングに出せば、撥水加工まで含めて2万円近い計算になりそうです。4点まとめて75分で持ち帰れるのとは、金額も時間もまるで違います。
③待ち時間に困らない、複合庁舎「ワタシノ」
今回利用した「baluko laundry place 小清水町 ワタシノ店」が入る、小清水町の防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」。役場や商工会のほか、カフェ、コミュニティスペース、会員制フィットネスジムが同居し、ふだんは交流と健康の拠点、災害時は防災拠点として使う「フェーズフリー」の発想でつくられた建物です。



訪れた土曜の午後はカフェが営業し、コミュニティスペースではハンドメイドのワークショップが開かれていました。館内では無料のWi-Fiが使え、今回紹介するランドリーは24時間利用できます。

仕上がりを待っているあいだ、私は駐車場向かいのドラッグストアでキャンプの忘れ物を買い、車で10分ほどの「モンベル オホーツク小清水店」まで足を延ばす余裕もありました。向かう途中の町道「じゃがいも街道」、景色が大変素晴らしい絶景ロード。60分以上にもなるコインランドリーの待ち時間も、退屈せずに過ごせる場所・立地でした。


- 住所
- 北海道斜里郡小清水町元町2-1-1
- 営業時間
- 24時間・年中無休
- 備考
- 「ワタシノ」内各施設の営業日・営業時間は異なります。
3.仕上がり
水は洗濯前と同じくペットボトルに汲み、同じようにかけて比べました(洗いたてのジャケット・パンツ類に水をかけるのはチョット勇気がいりました・笑)。
パタゴニアのシェルジャケットは水玉が滑るように転がり驚き!平置きにしてしばらくするとじんわり染みる程度。


マムートのシェルパンツも同じく水玉になりました。染みるのはやや早いものの、実用には充分です。


一方、コロンビアのダウンジャケットは正直変わりませんでした。10年着込んだ生地の限界でしょうか。ただ洗い上がりでふくらみが戻り、そこは大満足しています。


ラ・スポルティバのダウンも撥水もふくらみもしっかりと復活しました。
感想

4点まとめても乾燥は足り、最初に追加した10分100円以外は不要だったかもしれません。
ふだんも自宅で「O.D.メンテナンス」シリーズを使っており、洗う前の目立つ汚れやにおいはありませんでした。ただ撥水加工を行う際は、洗って、つけ込んで、熱を加える手間は小さくありません。天気も選ばないといけませんし、はっ水剤だけでも300ml(ジャケット10枚分)で2,700円。仕上がり具合にコスパとタイパ、すべて考慮してみてもこのモンベル撥水コースは使って損なし!と感じました。
規定の容量を守れば、仕上がりはより安定することでしょう。旅の途中、休憩を兼ねてウェアもリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
参考URL
・mont-bell>「モンベル撥水コース」を利用できるコインランドリーが拡大中! 洗濯代行サービスでも利用可能に

山﨑 陽弘(やまざき あきひろ)
1975年、大阪府生まれ。32歳の時に「趣味のオートバイで訪れ、その雄大さに魅了された」北海道・道東に移住しました。現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、地域の魅力を発信しています。
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