北海道で桜に感動!地元民が教える人気桜・お花見スポット8選!
- 北海道全域
- 最終更新日:2022年4月28日
1月の沖縄ではじまる桜の開花はいわゆる「桜前線」として徐々に北上していきますが、桜前線が北海道に到達するのは4月末です。
道民にとって桜の季節はゴールデンウィーク。大型連休がはじまるとみなこぞってお花見へと繰り出します。
北海道の桜は本州などに較べると本数は少ないかもしれませんが、長い冬を耐えたあとに咲く北海道の桜には格別な美しさがあります。
今回はそんな北海道の桜を紹介いたします!
もくじ
1. 松前公園(松前町)
北海道最南端にある、松前町。
北海道唯一の城下町、そして歴史のまちとして知られていて、江戸時代からの史跡が数多く残されています。
そして、松前城下にある松前公園は「日本さくら名所100選」に選ばれるほどのサクラの名所です。
桜の季節になると、松前は全道各地から訪れた花見客でにぎわいます。
松前では4月下旬から桜が咲き始めます。
サクラといえばソメイヨシノが有名ですが、松前公園では桜の季節の一か月間にさまざまな種類の桜が咲きます。
その種類はなんと250種類。本数も一万本。かなりの見ごたえです。
また、毎年4月末から5月下旬にかけて「松前さくらまつり」が開かれます。
さまざまなイベントがありますが、もちろん、アワビ、ウニ、イカなどの松前の名物も堪能できる物産展もひらかれます!
サクラを愛でながら北海道ならではの海の幸に舌鼓をうつのもいいですね!
【松前公園】
住所:北海道松前郡松前町字松城
車でのアクセス:道央道八雲ICから道道67号線で約2時間30分、函館市街地から国道228号で約2時間
電車/バスでのアクセス:JR木古内駅から松前行きバスで約1時間30分「松城」下車徒歩約7分
問い合わせ:0139-42-2726(松前町ツーリズム推進協議会)
2. 五稜郭公園(函館市)
次の桜の名所は、おなじみ「五稜郭公園」。
観光客にとってはアクセスばつぐんのロケーションにあります。
箱館奉行所や五稜郭タワーなど定番の観光スポットとあわせたりして、旅のプランに組み込みやすいのが魅力ですね!
もちろん、こちらも北海道民に人気の花見スポットです。
GWに見ごろを迎えるため、この時期は北海道内から多くの花見客が訪れて混雑します。
五稜郭のサクラは約1600本のソメイヨシノで構成されています。
北海道のサクラはエゾヤマザクラが主流なのでめずらしいんです!
夜間にはライトアップもあるので夜桜を楽しむこともできます。
また、公園では北海道独特の花見スタイルもみることができます。
それは「ジンギスカン」・・・!
北海道流の花見の友は弁当ではなく、ジンギスカンやバーベキューなのです。
普段は火気厳禁としている公園でも、桜の季節だけは火の使用を許可しています。
五稜郭公園でのサクラ見物と一緒に北海道の風習を見物するのもおもしろいですよ!
【アクセス情報】
住所:北海道函館市五稜郭町
五稜郭公園内
開園時間:5~19時(4~10月)、5~18時(11~3月)
なお、函館市内には五稜郭公園以外にも、桜の名所が数々あります。詳しくは以下の記事もどうぞ♪
ゴールデンウィークは函館で花見♪函館市内の桜の名所4選!
3. 登別温泉花のトンネル(登別市)
日本有数の温泉地、登別温泉。
近年は海外からの観光客も激増してその人気はとどまることをしりません!
そんな登別に、有名な桜スポットがあります。
5月になると、道央自動車道・登別東ICを下りて温泉街に向かう道が「花のトンネル」になるのです。
約80年前に地元のかたが約2000本のエゾヤマザクラを植樹したのがはじまり。
その長さは約8km。ソメイヨシノより少し濃いピンクの桜並木を楽しむことができます。
長い冬が終わってだんだん暖かくなっていく時季に咲くサクラは地元民にとって格別なもので、人気のドライブコースとなっています。
また、登別は新千歳空港からの車でのアクセスが便利なので、ぜひレンタカーを利用して北海道の春のドライブを楽しんでください!
また、このあたたかくなってくる時期でもあるので、近くにあるテーマパーク「登別伊達時代村」に立ち寄るのもおすすめです。
【アクセス情報】
住所:登別市中登別町
問い合わせ:0143-84-3311(登別観光協会)
情報サイト:登別観光協会オフィシャルウェブサイト・桜なび
4. 静内二十間道路桜並木(新ひだか町)
次に紹介するのは、「日本さくら名所100選」に選定されている「静内二十間道路桜並木」。
こちらは「日本の道100選」「北海道遺産」にも登録されているほどの名所。
日本一の桜並木ともいわれています。
エゾヤマザクラを中心とした桜並木で、開花時期の5月上旬になると、道内だけではなく全国各地から20万人が訪れます。
とてもすばらしい桜並木なので、訪れて損はないところなのですが、アクセスには注意がひつようです。
札幌・苫小牧方面からのアクセスの場合、日高道日高門別ICで下りたあと、ほぼ片側一車線の道になり、追い越しができません。
できるだけゆとりのあるスケジュールを組むことをおすすめします。
また並木付近は裏道が少ないので休日は渋滞することがしばしばです。
ゆっくり桜見物を楽しみたいときは、新ひだか町で一泊することをおすすめします。
この地域はサラブレッドのふるさとでもあるので、かわいい馬達を見に行くのもいいかもしれませんね!
【アクセス情報】
住所:北海道日高郡新ひだか町静内田原・静内御園
車でのアクセス:日高道日高門別ICから国道235号にそって約1時間
問い合わせ:0146-42-1000(新ひだか観光協会)
情報サイト:新ひだか観光協会ホームページ内の紹介サイト
5. 円山公園(札幌市)
札幌市内には「モエレ沼公園」「北海道立真駒内公園」などの桜の名所がありますが、しかし、ここはあえて札幌を訪れた観光客がツアーの合間に気軽に行ける花見スポットをご紹介します!
まずは円山公園。札幌でも歴史のある桜の名所です。
ゴールデンウィークになると大勢の市民が花見を楽しみます。
五稜郭公園のところでも紹介したように、円山公園でもお花見シーズンのときだけは火気の使用が許可されます!
なので、あちこちでジンギスカンやバーベキューの香ばしいにおいが立ち込めます。
さて、円山公園エリアにはもうひとつみどころがあります。
それは「梅」。
円山公園に隣接する北海道神宮では桜と一緒に280本の梅が植えられています。
北海道ではサクラとウメは同時期に咲くってご存じでしたか?
北海道神宮ではサクラとウメが同時に咲く様子を見ることができます!
また、北海道神宮では境内で取れたサクラやウメの加工品を売っています。
境内のウメで作った梅酒「神宮の梅」(1本800円)こちらはお神酒としても使われているものです。
そして、境内のサクラを原料にして作った「桜湯茶」(ひとつ500円)
どちらも味には定評があるので、おみやげとしてもおすすめです。
【アクセス情報】
住所:札幌市中央区宮ヶ丘474
問合せ:011-611-0261
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅より徒歩15分、JR札幌駅からタクシーで15分
ホームページはコチラ
6. 中島公園(札幌市)
札幌の観光客が気軽に立ち寄れる花見スポット、もうひとつは中島公園です。
こちらも地下鉄直結でアクセスのよいスポットです!
21ヘクタールの敷地内には、人形劇場、茶室、洋館、天文台、コンサートホールなど、実にさまざまな施設があります。
中島公園では4月末から1か月間サクラを楽しむことができます。
園内のあちこちにエゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなどが植えられていて、それぞれ開花時期が違うので、リレーのようにつながって長い期間楽しめます。
例年5月になるとボート乗り場もオープンするので、のんびり舟遊びをしながらサクラを鑑賞するのもいいですね!
※2021年度はボート貸出中止。2022年度は未定。
もし、中島公園付近のホテルに宿泊したならば、朝の散歩がおすすめです。
ジョギングしたり、犬と散歩をしている地元のひとたちと一緒に朝の公園を歩くとさわやかな気分になりますよ!
【アクセス】
住所:札幌市中央区中島公園1
アクセス:地下鉄南北線「中島公園駅」1・3番出口
地下鉄南北線「幌平橋駅」下車 1・2番出口
市電「中島公園通」「行啓通」下車 徒歩3分
問い合わせ:011-511-3924(中島公園管理事務所)
また、札幌市内や周辺には地元に人気の桜スポットが数々。詳しくはこちらもご覧ください!
春、札幌でお花見なら!定番から穴場まで、桜の名所7選
7. 旭山公園(旭川市)
旭山公園も桜の名所としてよく知られていて、北海道の花見ランキングの常連になっています。
北海道の桜の名所といえば道南・道央が多いのですが、道央から北でもっとも有名で人気があるお花見スポットといえます。
旭山動物園がすぐ近くにあるので、ゴールデンウィークに旭山動物園観光を考えているならば、お花見の時間を組み込んで旅のスケジュールをたてるといいかもしれませんね!
公園のサクラは約3500本のエゾヤマザクラです、最盛期には公園全体がピンク色にそまります。
花見シーズン中の5月上旬には「夜桜まつり」が開催されて、夜間ライトアップがおこなわれます。例年ですと、19時~21時まで点灯しています。
幻想的なピンクのサクラを見るためにおとずれるかたはとても多いです。
ただ、サクラの季節とはいえ、まだまだ旭川の夜は冷え込みがきついです。夜桜見物のときには防寒対策をしっかりしてくださいね!
【アクセス情報】
住所:旭川市東旭川町倉沼
無料駐車場あり
交通アクセス:旭川駅から旭川電気軌道バス旭山動物園行きで40分、終点下車すぐ
問い合わせ:0166-52-1934(旭川市公園緑地協会)
8. 清隆寺(根室市)
日本本土最東端・納沙布岬に植えられている桜は「全国で一番遅い桜」といわれています。
根室で観測されるサクラは「チシマザクラ」。
画像提供:根室市観光協会
もともと、千島列島の国後島にあったこのサクラがもちこまれて、根室に根付きました。
さて、根室エリアで桜の名所として親しまれているのは、清隆寺です。
境内にある、樹齢約150年のサクラは「北海道100年記念名木」に選定されるほどの名木として知られています。
こちらのサクラは、観測上で「一番遅い開花の桜」となります。
1月の沖縄からはじまった「桜前線」は、5月中旬にここでゴールになります。
2001年~2010年の平均データでは、開花日は5月16日、満開日は5月22日とのこと。ただ、地球温暖化の影響か、2015年は観測史上で最も早い、5月6日の開花でした。
毎年、最新の開花状況は根室観光協会の公式サイトで告知されていますので、ご確認を。
お寺の境内にあるため、他の桜の名所のように宴会気分でにぎやかにすごすことはできませんが、短い北海道の春を感じながらのんびりとサクラの花にいやされるのもいいものです。
画像提供:根室市観光協会
ちなみに、日本本土最東端にある納沙布岬(のさっぷみさき)にもサクラがあります。こちらのサクラの開花は5月後半、実質上はこのサクラが日本で一番遅いサクラとなります。
【アクセス情報】
住所:北海道根室市松本町2-2
車でのアクセス:根室市役所から国道44号経由約5分
JRでのアクセス:JR根室駅から徒歩約15分
問い合わせ:0153-24-3104(根室観光協会)
おわりに
今回は北海道の桜の名所を簡単にまとめてみました。
本州にくらべてお花見スポットは少ないですが、雪景色から雪どけを経て美しく咲くサクラは実にダイナミックで、北海道の大自然の息吹を間近に感じることができます!
ゴールデンウィーク前後に北海道旅行の予定があるかたには、ぜひ北海道の桜の名所も楽しんでいただければと思います!
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