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ひがし北海道 冬の“新定番”観光スポット&体験

エリア
北海道全域
投稿日
最終更新日:2022年2月10日
各地から多くの観光客が訪れる冬のひがし北海道。

そのお目当ての代表的なものとしては、オホーツク海にやってくる流氷、釧路周辺のタンチョウやSL、各地で行われる冬のイベントなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

そんな中、特に最近はいわゆる「インスタ映え」などに聞かれる、冬ならではの絶景などにフォーカスしたスポットが注目を集めています。

今回は、冬ならではの絶景スポットをはじめとした、ここ数年で新たに注目を集めるようになったスポットや体験をご紹介したいと思います。

1.野付半島の「氷平線」

北海道 冬 新スポット 氷平線
北海道の東のはし、根室海峡に飛び出た野付半島は、特徴的な「トドワラ」や高山植物が咲く夏が有名で、訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。

それに対して冬の野付半島は、端的に表現すれば何もなく、ただ凍った白い大地が広がっているだけの場所。しかし、冬が来れば海も凍る、その極寒の地ならではの光景を、水平線ならぬ「氷平線」として注目を集めています。

冬の野付半島では、雪が積もったトドワラ周辺と凍った海の上を歩くネイチャーガイド付きツアーを実施、冬の絶景を案内付きで存分に味わうことができます。その他、体力が不安な方でも安心、爽快な「ソリツアー」も随時実施。
北海道 冬 新スポット 氷平線

どこまでも続く白い海の大地、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

2.知床の「流氷浴」と「天に続く道」

北海道 冬 新スポット 流氷浴
今や世界自然遺産の地として世界的にも有名になった知床。冬はオホーツク海に流れ着く流氷が長く滞留する場所。近年は流氷の上を歩くツアー「流氷ウォーク」が注目を浴び、毎年1万人以上が体験する人気プログラムになり、実際に体験したことがあるという読者も多いのではないでしょうか。

さて今回紹介する「流氷浴」は、ここ数年前から始まった、先の流氷ウォークとは一線を画すプログラム。
流氷の海の前に置かれた椅子に座り、寝袋にくるまり、ただ何もせずに流氷を感じる。
ときに、流氷同士が軋むことで生まれる「鳴き声」が聞こえたり、流氷の海を舞うオオワシを眺めたり。「何もしない」流氷体験で、癒しやパワーを感じることができるでしょう。
なお体験中の参加者と流氷の海をドローンで撮影、動画をいただけるサービス付きです。

そして、知床で注目を集めるスポットをもう1つ。知床半島の付け根、斜里町の郊外に位置する絶景スポット「天に続く道」。丘の上を起点に、全長27kmにも及ぶ直線道路(途中若干曲がっている場所はあり)はもともと地元では知られた場所であったものの、近年SNSで注目を集めたため、看板の整備や、道路を除雪するようになり冬でも訪れることができるようになりました。
天に続く道
近隣のバス停から歩いて行くには困難な場所ですが、一部の周遊バスなどでも立ち寄り、見学することも可能です。

3.紋別の「アザラシシーパラダイス」

北海道 新スポット アザラシシーパラダイス
続いて紹介するのは、流氷のまち紋別の施設「アザラシシーパラダイス」です。
赤い船体が特徴的な流氷砕氷船、ガリンコ号が発着する紋別ガリンコステーションに隣接。
かつてから、「アザラシランド」というアザラシの保護見学施設がありましたが、2015年に新設。

アザラシシーパラダイスの特徴は、アザラシとのふれあい。餌やりの時間に直接えさをあげることができる「餌やり体験」や、予約制の「添い寝体験」など。かわいいアザラシを間近で見ることができますよ。

また、流氷シーズンの紋別、昨年2021年シーズンより新船のガリンコ号Ⅲが運行開始。
旅客定員も増え、さらにスピードアップ。こちらも見逃せません。

4.十勝川河口、大津海岸の「ジュエリーアイス」

北海道 新スポット ジュエリーアイス
次は、厳寒の道東ならではの絶景。十勝地方の海沿い、十勝川河口がある豊頃町の大津海岸に、厳冬期に現れる透明な氷の塊。それは十勝川河口で凍った川の氷が、海に流れてのち海岸に打ち上げられた、まるで宝石のような氷。これを2017年、米ニューヨークタイムス紙が取り上げ、世界的に注目を集めることに。1月から2月の早朝、寒い日だとマイナス20度にもなる中、写真愛好家のみならず観光客が訪れるようになりました。
なお観光で訪れる場合、レンタカーで訪問するのは、特に凍結で滑りやすい冬は危険。帯広や十勝川温泉などから見学体験ツアーを複数の会社が実施しているので、ぜひサービスをご利用のうえ訪問してください。

5.阿寒湖、アイヌコタンの「ロストカムイ」

北海道 新スポット ロストカムイ
最後に紹介するのは、人気観光地、阿寒湖の新プログラム。アイヌ文化の店がならぶ集落、アイヌコタンにあるアイヌ民族舞踊の専用劇場「阿寒湖アイヌシアター イコロ」。こちらで2019年に上演開始した新プログラムが「ロストカムイ」です。
「ロストカムイ」は、「アイヌとエゾオオカミとの共生」をテーマとした物語。古式舞踊、現代舞踊、デジタルアート、7.1chサラウンドが融合した舞台となっており、斬新な演出、白熱した本格的な演技は必見です。

なお冬は実施していませんが、夏〜秋シーズンの阿寒湖では、湖畔の夜の森を舞台とした体験型ナイトウォーク「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」が2019年よりスタート。こちらも注目を集めています。

以上、ここ数年で注目を集めるようになった冬のひがし北海道の「新体験」をご紹介いたしました。一度に全てを回るもよし、一年ごとに少しずつ訪問するもよし。ぜひ新たなひがし北海道の魅力を、現地で楽しんでいただけると嬉しいです。

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