北海道・春の絶景|生命の息吹に満ちた大スケールの自然
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- 北海道全域
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- 最終更新日:2025年3月14日
もくじ
春の象徴・桜
三島さんちの芝桜
倶知安町に住んでいる三島さんのご自宅の庭園を、ご好意で一般に公開されている芝桜の名所です。満開時には約4千平方メートルの花壇に、赤やピンク、白の芝桜が咲き、訪れた人を楽しませてくれます。ご好意で公開されている場所になりますので、マナーを守って芝桜を楽しみましょう。最盛期は5月下旬から6月上旬です。
- 住所
- 北海道虻田郡倶知安町旭51
- 備考
- 庭周辺には駐車場がありません。倶知安町HP内で期間中の駐車場についての案内がありますのでご確認ください。
二十間道路桜並木
新ひだか町にあるこちらには、日本屈指の桜の名所と言われる桜並木があります。道路両面の直線7キロに渡って咲き乱れる2000本を超える桜を求め、毎年全国各地から約10万人以上の観光客が訪れます。「二十間道路」の名前の由来は、桜を移植した際に左右の道幅が二十間(約36メートル)あったことからそう呼ばれるようになったそう。最盛期は5月上旬から5月中旬です。
関連記事:さくら名所百選・新ひだか「二十間道路桜並木」の巡り方|北海道を象徴する春景色
- 住所
- 北海道新ひだか町静内田原~静内御園
- TEL
- 0146-42-1000(新ひだか観光協会)
- 備考
- 桜まつり期間中は特設駐車場あり
手宮緑化植物園(手宮公園)
小樽市の高台にあるこちらの公園は、春には桜やツツジを楽しむことができる、市民の憩いの場所です。園内にある手宮緑化植物園は、丘から小樽港を一望することができ、眼下に広がる桜・小樽の街並み・海のコンビネーションが圧巻です。合わせて植物園にある見本園もぜひ一緒にどうぞ。最盛期は5月上旬から5月中旬です。
関連記事:港町、小樽の春を楽しみたい!おすすめの見どころ&イベント
- 住所
- 北海道小樽市手宮2丁目5
五稜郭公園
約1500本のソメイヨシノが美しく咲き誇るこちらの公園は、北海道を代表する桜の名所の1つとして、毎年多くの観光客が訪れます。隣にある五稜郭タワーから五稜郭を見ると、「星形」に縁取られた美しい桜を見ることができます。地上で桜を楽しんだあとは、五稜郭タワーの展望台からの桜を見るのもお忘れなく!最盛期は4月下旬から5月上旬です。
- 住所
- 北海道函館市五稜郭町44−2
松前公園
「日本さくら名所100選」にも選ばれている日本最北の城下町にあるこちらは、早咲き・中咲き・遅咲きの桜を約1ヶ月間楽しむことができます。公園には松前城・松前藩屋敷など、観光スポットも盛りだくさん!桜と一緒に写真を撮ると、写真映え間違いなしです。最盛期は4月下旬から5月上旬、この期間に開かれている「松前さくら祭り」にもぜひ足を運んでみてください。
- 住所
- 北海道松前郡松前町松城
ひがしもこと芝桜公園
大空町にあるこちらの公園は、赤・ピンク・白・紫の小さな芝桜の花を咲かせる、道内屈指の芝桜の名所です。じつはこちらの芝桜、地元大空町(旧東藻琴村)出身の中鉢末吉さんが終戦直後に庭に植えた一株から始まり、8年をかけて丹精に植えてできたもの。その素晴らしい歴史を感じながら、ぜひ芝桜を楽しんでみては?最盛期は4月から6月中旬です。
- 住所
- 北海道網走郡大空町東藻琴末広393
- 営業時間
- 8:00-17:00
- 備考
- 入園料:中学生以上700円 小学生300円
お花いろいろ
国営滝野すずらん丘陵公園
北海道で唯一の国営公園で、400ヘクタールの広さを誇るこちらの公園。春にはカタクリやエゾエンゴサク、そして札幌市民や観光客が待ち焦がれるチューリップが咲き誇ります。園内は「花」「森」「遊び」を楽しめるエリアにそれぞれ分かれていますので、1日ゆっくり公園内で過ごしてみては?春の最盛期は4月下旬から6月上旬です。
関連記事:道内唯一の国営公園!滝野すずらん丘陵公園を親子で楽しもう|札幌市
- 住所
- 北海道札幌市南区滝野247
- 営業時間
- 9:00-17:00※時期によって異なる 4月初中旬および11月中旬~12月初旬休園期間あり
- 備考
- 入園料:大人(15歳以上)450円 冬季無料 駐車場1台450円
丸加高原展望台
国内有数の作付け面積を誇る滝川市の菜の花。黄色く輝く大地は春の風物詩です。最盛期の5月中旬から5月下旬には、毎年「たきかわ菜の花まつり」が開催されております。フォトコンテストの開催や、菜の花畑を行き来する「菜の花バス」、菜の花をじっくり楽しむことができる「菜の花タクシー」なども運行しておりますので要チェックです!
- 住所
- 北海道滝川市江部乙町
壮瞥公園梅林
周辺には洞爺湖、有珠山、昭和新山を見下ろせる抜群のロケーション。小高い丘にある壮瞥公園の300本の梅林は、5月中旬頃に見頃を迎えます。またこの時期は桜も一緒に咲いているため、梅と桜の両方を楽しむことができる春の名所。運が良ければ、遠くにニセコ連峰や羊蹄山も見渡すことができるかも!最盛期は5月上旬から5月中旬です。
- 住所
- 北海道有珠郡壮瞥町滝之町
百合が原公園
札幌市を代表するフラワーパークで、種類豊富なユリや、バラ・ライラックなどを楽しむことができます。春には紫色が美しいムスカリと色とりどりのチューリップが共演し、公園を華やかに彩ります。春の花を皮切りに、10月までたくさんの花が咲き誇りますのでいつ訪れても私達を魅了してくれます。春の花は5月上旬からです。
- 住所
- 北海道札幌市北区百合が原公園210
- 備考
- 10月下旬~4月下旬一部施設が冬季休業となります
大通公園(ライラックまつり)
札幌市の木にもなっているライラック。毎年大通公園で開かれるライラックまつりは、札幌市民のみならず観光客も数多く訪れる、札幌市を代表する一大イベント。約400本のライラックが咲き誇り、見るのも楽しいですが香りが素敵なので、ライラックの横を通り過ぎる際は素敵な香りも感じてみてください!毎年5月上旬から5月下旬にかけて行われています。
- 住所
- 北海道札幌市中央区大通西1〜12丁目
安平町 菜の花
辺り一面に広がる黄色いじゅうたん。なたねの生産畑であるこちらの農園では、美しい菜の花を楽しむことができます。安平町では訪れる方々のために、毎年「菜の花マップ」を作成していますので、そちらを片手にゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか?最盛期は5月下旬から6月上旬です。観光農園ではありませんので、指定された場所以外に勝手に入らないようにご注意ください!
関連記事:安平町の菜の花~初夏に咲く圧倒的規模の菜の花畑を見に行こう~見頃やマップなどをご紹介!
- 住所
- 北海道安平町
浦臼神社
浦臼町の神社境内で咲き誇る、青色のエゾエンゴサクとピンク色のカタクリ。2つの花々が一緒に咲き誇った風景は、まるで物語に出てくるようです。境内にいる野生動物が顔を出すこともあり、筆者が1度訪れた時にも、花畑の中でリスが走り回っていました。最盛期は4月下旬から5月上旬、2つの花が一緒に咲くのは1週間程度なのでお見逃しなく!
関連記事:浦臼神社で見たい春の景色|ピンクとブルーの花の絨毯の上でエゾリスが遊ぶ
- 住所
- 北海道樺戸郡浦臼町黄臼内186−90
平取町芽生(めむ)すずらん群生地
約15ヘクタールという日本一の広さを誇るすずらんの名所。こちらは一度絶滅の危機に瀕したすずらんを保護・管理したことで、自然の状態に戻し観光客を楽しませてくれる場所になったようです。最盛期は5月下旬から6月上旬、6月上旬には「すずらん鑑賞会」があります。北海道を代表するすずらんをぜひ楽しんでみては?
関連記事:平取町・芽生(めむ)すずらん群生地~1年のうち3週間だけ一般公開される初夏の花畑
- 住所
- 北海道沙流郡平取町字芽生
かみゆうべつチューリップ公園
まるでヨーロッパの風景を彷彿させるこちらの公園は、約200品種70万本のチューリップが、総面積12.5ヘクタール・植え付け面積7ヘクタールの広大な敷地に植えられています。色とりどりのチューリップは見応え抜群!最盛期は5月上旬から下旬、この期間には毎年チューリップフェアが開催されていますので、ぜひ訪れてみてください。
- 住所
- 北海道紋別郡湧別町上湧別屯田市街地
- 営業時間
- 5月上旬~6月上旬 8:00-18:00
- 備考
- 入園料:高校生以上600円 小中学生300円
春に出会える野生動物・景色
羅臼クルーズ
北海道の大自然を感じたい方は、羅臼のクルーズに参加してみるのがオススメです。春はシャチ・ミンククジラ・イシイルカ・ミズナギドリ等、世界遺産・知床の大自然を感じながら、そこで逞しく生きる動物たちの姿を身近に感じることができます。一生モノの思い出に残ること、間違いなしです。船の上は寒いので、上着をお忘れなく!クルーズ(夏)は4月下旬から10月中旬まで行っています。
関連記事:海の王者・シャチがもう目の前!知床・羅臼クルーズの凄さ
オホーツクの幻氷
「幻氷(げんぴょう)」とは、流氷が去っていく春先に起こる自然現象。光の屈折により流氷が様々に変化して見える蜃気楼のことを指します。
オホーツク海の沿岸では、4月中旬から下旬にかけて、気温が高く、風が弱い日に見られるといわれていますが、その発生条件は、実に複雑で地元の人でもなかなか目にすることがないのだとか。
水平線に隠れた流氷の上に、虚像の流氷が、大きな氷の壁となって浮かぶ幻想的な光景は、オホーツクに春の訪れを知らせてくれます。
北海道の春が旬の食材4選
1年中美味しいものがある北海道。皆さんが春の食材で思い浮かべるものはなんでしょうか?今回は北海道を代表する春の食材を、4つ紹介したいと思います!
オホーツク産毛蟹
北海道の名物で”蟹”を思い浮かべる方も多いはず。北海道は3つの海(日本海、オホーツク海、太平洋)に面しているため、産地ごとに漁獲できる時期が異なり、1年中毛蟹を楽しむことができます。春はオホーツク産の毛蟹!漁獲時期は3月〜6月で、冬季はオホーツク海沿岸に押し寄せる流氷の影響から、冬季に関しては漁自体ができず、春の漁の解禁と共に旬となった毛蟹を収穫できるそうです。
ニシン
ニシンを漢字で書くと「鰊」「鯡」と書きますが、別名:春告魚と書かれ、春の季語にも指定されています。一時水揚げ量が減っていたものの、漁業者の
努力によって水揚げ量が増えてきているニシン。毎年6月初旬には、小樽市で「おたる祝津にしん・おタテ祭り」も開催されているので、そこで美味しい春ニシンを頂くこともできますよ!
春ウニ
夏のイメージがあるウニですが、日高地方沿岸では春に水揚げされる春ウニが有名です。日高地方・えりも町では地元で「ガンゼ」と呼ばれているエゾバフンウニが3月から4月に旬を迎え、春の訪れとともに頂くことができる春の名産品となっています。北海道民としては、やはり北海道のウニをふんだんに使った「ウニ丼」をぜひ召し上がってほしいところです!
アスパラガス
4月中旬から6月中旬に旬を迎えるアスパラガスですが、生産量日本一を誇る、北海道を代表する野菜の1つとなっています。北海道のアスパラガスはとても甘く、食べ応えがあります。またとても食感もよく瑞々しいのが特徴です。種類も豊富なので、北海道に来られた際はグリーンやホワイト…といった色々なアスパラガスを楽しんで頂きたいです!
北海道春の気温と服装について
気象庁の区分では、春は「3月〜5月」となっておりますが、北海道に住んでいると3月はまだ冬という感じ。それもそのはず!大雪になる日があったり、特に3月初旬は気温がマイナスなことは普通です。そのため道外から来られる方にとっては、まだまだ寒い3月です。北海道に住んでいると、春の訪れを感じるのはやはり4月からという感じがします。
実際に、札幌と東京の気温を3月〜6月で比較してみました。
※気象庁のサイトより:札幌と東京の気温差の比較グラフを作成(3月〜6月まで)※
グラフを見ていただくとわかる通り、4月に入ると少しずつ暖かくなってくる北海道ですが、それでも4月は東京の3月と同じくらいの気温。冬の暖かいダウンまではいらなくても、暖かい羽織は必須です。
また靴についても、4月は雪がちらついたりまだ路面に雪が残っている可能性があります。路面がベチャベチャになっていることが多いので、個人的におすすめなのはレインブーツやアウトドアブーツ。もしくはご自身の靴に防水スプレーをして、対策するのもオススメです!
今回は札幌市で比較をしてみましたが、地域によっては例えば山の方だとかなりの雪が残っていたり、まだ春ではなく冬?と思ってしまう地域もあります。北海道とひと口に言っても、気温がかなり違っている地域がありますので、旅行前にはしっかり天気や気温をチェックして、快適に北海道の春を満喫していただけたらと思います。
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