ライダーハウスから集いの場へ。進化した斜里名物「クリオネキャンプ場」をレポート!
- 網走・北見・知床
- 最終更新日:2022年9月9日
斜里の「クリオネキャンプ場」がその代表例です。今では若い世代が運営の中心となり、ユニークなキャンプ場として生まれ変わりました。その魅力をレポートしたいと思います。
もくじ
1.クリオネキャンプ場へのアクセス
▲のどかな田園の中にあるキャンプ場▲
世界遺産知床の玄関口となっている斜里市街。「クリオネキャンプ場」は、車で約5分ほどの田園風景の中に位置しています。
斜里温泉 湯元館が隣接しており、全国でも珍しいモール泉が湧く温泉地。赤ワイン色のヌルヌルとしたお湯は、温泉マニアからも定評があります。
2.クリオネキャンプ場の魅力
▲室内駐輪場はライダーさんにも好評▲
それでは「クリオネキャンプ場」の魅力をご紹介していきましょう。
宿泊できる施設が豊富でリーズナブルという魅力に加えて、キャンプ場初心者のハードルを下げてくれる嬉しいポイントがたくさんあります。
2-1.リーズナブルで利用しやすい
▲屋根付きの格安バンガロー▲
もともとライダーハウスとして長年愛されてきた「クリオネキャンプ場」。リーズナブルな料金設定は、完全にキャンプ場にシフトした今でも受け継がれています。
▲家族やグループで利用したいグランピング施設▲
例えば、宿泊料金の高いことの多い流行しているグランピングでも、クリオネキャンプ場であれば1名2,300円〜3,300円。この料金であれば、気軽に利用できそうですね!
宿泊料金のお得さと、居心地の良さから連泊をして知床観光の拠点にされる方も多くいらっしゃいます。
2-2.施設が豊富!プライベート空間を確保しやすい
▲一人用のモバイルテントがずらりと並ぶ▲
他のキャンプ場と比べて「クリオネキャンプ場」が一線を画すところは、利用施設のバリエーションでしょう。
グランピングやコテージ、バンガローなど、グループや2名に対応した施設に加え、1名1,100円のモバイルテントは、ライダーや自転車乗りから高い人気を誇っています。
トラックの荷台をそのまま荷車に載せたような見た目のモバイルテントですが、中には照明と電源もあるんです。
▲バンガローの室内。ありがたいことに布団付き▲
キャンプ場でありながら、必ずしもテントが主体ではありません。プライベート空間を保ちながら、格安かつ気楽に宿泊したいという方には、「クリオネキャンプ場」はぴったりと言えるでしょう。
2-3.備品・レンタル用品が充実している
▲購入は管理棟の受付にて。ロビーがまた良い雰囲気▲
備品・レンタル用品が充実している点は、キャンプ場初心者にありがたいのではないでしょうか。
一般的にキャンプ場であれば、歯ブラシやタオルなどは揃っていません。しかし「クリオネキャンプ場」であれば、100円前後で購入もしくはレンタルすることができます。
▲早朝の道東はとても冷えるので、対策は入念に▲
また一番大きいのが、シュラフや毛布のレンタルではないでしょうか。夏場であれば布団がなくても涼しいですが、秋冬の道東は極寒です。クリオネキャンプ場では例えばシュラフなら1回300円、毛布は1回200円(どちらも1回につき3泊まで)レンタルしています。万が一忘れ物があっても、安心かつ快適に滞在できるのが「クリオネキャンプ場」の隠れた魅力だと思います。
2-4.斜里温泉 湯元館のモール泉に格安で入れる
▲チェックイン後は斜里温泉 湯元館へ▲
「クリオネキャンプ場」のお客さんは、隣接している斜里温泉 湯元館のお風呂に、格安の200円で入浴することができます。
こちらの温泉は全国的にも珍しいモール泉。植物性の腐食物がお湯に溶け込み、トロトロとした褐色のお湯になっています。
▲全国的に珍しい源泉掛け流しのモール泉を堪能▲
この温泉を求めて全国からわざわざ温泉マニアが訪れる町中の秘湯。独特の匂いに鼻腔を満たしつつ、身体の芯から温まります。
ただ日帰り入浴の時間は20時までなので、その点だけ注意しましょう。
2-5.斜里岳を望む抜群のロケーション
▲斜里岳を見渡す絶好のロケーション▲
最後に「クリオネキャンプ場」のロケーションについてです。キャンプ場はオホーツク海の沿岸に近い平野の中に位置しています。
そのためキャンプ場内からは、清里町のシンボルとなっている「斜里岳(しゃりだけ、標高1,547m)の山容を望みます。圧倒的な山の存在感と、広大な田園風景。まさに北海道らしいダイナミックな景観です。
▲朝焼けに染まると、表現できない美しさ▲
そして時間帯によって、淡く色彩変化をしていきます。オレンジから薄紫、青色など、その一瞬一瞬が美しく、脳裏に焼き付いて離れません。
3.変わらず集いの場であり続ける「クリオネキャンプ場」
▲チェックインを行う管理棟▲
いかがでしたでしょうか。今回はライダーハウスから一般的なキャンプ場へ変わった「クリオネキャンプ場」をご紹介しました。
かつて利用したことのある自転車乗りとしては少し寂しいものの、集いの場であることは変わりません。また若者の活気も加わったことで、新たな魅力が感じられる気がしました。
これからも道東旅行の拠点として愛用していこうと思っています。ぜひ皆さんも一度泊まってみてくださいね!
- 住所
- 北海道斜里郡斜里町西町4
- TEL
- 080-4950-6904
- 営業時間
- 9:00〜21:00
- イン/アウト
- 15:00〜20:00/〜9:00
- 備考
- <料金>
キャンプ 1名550円
オートキャンプ(フリーサイト) 最初の1名1,650円 2名以降の人数追加は1名550円
オートキャンプ(区画サイト8m×8m) 最初の1名2,200円 2名以降の人数追加は1名550円
モバイルテント 1名1,100円 2名1,650円
グランピングサイト 2名6,600円 3名8,400円 4名9,200円
グランピングサイト2 2名6,600円 3名8,400円 4名9,200円
グランピングサイト3 2名6,600円 3名8,400円 4名9,200円
ログキャビンA 1室12,100円
ログキャビンB 1室6,600円
山小屋 1棟9,900円
バンガロー 1棟5,500円
※その他ゲストハウス宿泊も可能
※備品・レンタル用品は公式ホームページ参照
<その他施設>
管理棟
管理棟内に受付、共有スペース、キッチン、ランドリー(洗濯機、乾燥機)、シャワー、洗浄機能付きトイレ
駐車場2ヶ所
屋内駐輪場
BBQハウス
ゴミ集積所(ゴミ袋のみ有料)
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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