屈斜路湖の楽しみ方｜絶景・名湯おすすめの立寄りスポット

: 釧路・阿寒・川湯・根室

: 最終更新日：2021年3月4日

知床や釧路湿原をはじめとして雄大な自然が根付く道東（北海道東部）。
国内最大規模を誇るカルデラ湖「屈斜路湖」も、その代表的な風景の一つです。
火山活動をバックグラウンドとして、地形変化に富んだ屈斜路湖畔は圧倒的な絶景と、野趣溢れる名湯の宝庫。
今回は、そんな「屈斜路湖」の魅力を6つの厳選スポットとともに紹介していきましょう！

●国道243号線美幌峠｜道東を代表する絶景道。

●砂湯｜温泉が湧き出る湖畔で露天風呂づくり!?

●コタン温泉露天風呂｜絶景！まるで湖面に身を投じているよう

●硫黄山｜硫黄臭が漂い、噴煙巻き上がる奇観の山

●津別山｜車で行ける外輪山の最高所には感動的な雲海が広がる

●藻琴山｜往復2時間のプチ登山で屈斜路湖のパノラマビュー

●おわりに～自然の恵みを体感できる場所「屈斜路湖」～

●国道243号線美幌峠｜道東を代表する絶景道。

屈斜路湖　美幌峠
火山活動に伴って形成されたカルデラ湖である「屈斜路湖」。周囲には外輪山が形成されており、湖へアクセスする際には峠道を通ります。いくつかのルートがありますが、一番有名なのが国道243号線「美幌峠」。日本百名道にも選出されており、屈斜路湖へ飛び込んでいくような爽快ドライブが味わえます。

また「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」に車を止めて、徒歩5分の場所にある「美幌峠」からは、道東の雄大さを物語る絶景パノラマが展開。知床連山の南端に位置する斜里岳の山容が見事です。

＜美幌峠の基本情報＞
住所：北海道川上郡弟子屈町字屈斜路
電話番号：0152-73-1111
アクセス：女満別空港から車で約30分、釧路市街から車で1時間40分

●砂湯｜温泉が湧き出る湖畔で露天風呂づくり!?

屈斜路湖　砂湯
屈斜路湖畔は北海道有数の温泉地としても有名です。中でも、自然の中に温泉が自噴している「野湯（のゆ）」がいくつか点在しています。特に有名なのは、屈斜路湖の東湖畔に位置する「砂湯」です。

湖のほとりにある砂浜を掘ると温泉が出てくるスポットで、スコップと水着を持参すれば、自分専用の浴槽が作れちゃいます。また温泉の先には、美しい「屈斜路湖」も広がる絶好のロケーション！家族で協力しながら温泉を作れば、きっと子供との忘れられない思い出ができること間違いなし。

＜砂湯の基本情報＞
住所：北海道川上郡弟子屈町美留和
電話番号：015-484-2254
アクセス：女満別空港から車で約45分、釧路市街から車で1時間20分

●コタン温泉露天風呂｜絶景！まるで湖面に身を投じているよう

屈斜路湖　コタン温泉
他にも野湯としてオススメなのが、砂湯から車で5分ほどの場所にある「コタン温泉露天風呂」。湖のほとりに設けられた石造りの浴槽で、開放感抜群の景色を楽しみながら入浴できます。

特筆すべきは、お湯の水面が湖の水面とほぼ同じ高さだということ。まるで雄大な自然に身を投じているような、非日常の時間が魅力と言えるでしょう。

なお野湯でありながら、男女別の浴槽で脱衣所も設けられており、浴槽は地元の方々により清潔に保たれている点もポイント！このクオリティで入浴料無料なのは、本当に有難い限り。

＜コタン温泉露天風呂の基本情報＞
住所：北海道川上郡弟子屈町屈斜路古丹
電話番号：015-482-2940
アクセス：女満別空港から車で約45分、釧路市街から車で1時間20分
※24時間営業、入浴料は無料

●硫黄山｜硫黄臭が漂い、噴煙巻き上がる奇観の山

屈斜路湖　硫黄山
アイヌ語で「アトサヌプリ」、裸の山と呼ばれる硫黄山。屈斜路湖と摩周湖の間に位置している活火山です。山肌の至る所から噴煙が巻き上がり、周囲には独特の硫黄臭が立ち込めている姿は、まさに異世界へと足を踏み入れたような奇観を誇っています。

レストハウスのある駐車場から砂礫の道を少し進むと、噴気孔に近づくことが可能。至る所に硫黄堆積物で形成された結晶が見られ、ゴォオ〜っと噴気があがる様には、思わず声を上げてしまうでしょう。

かつて道東の地形を生み出す源となった大自然のエネルギーを、今に感じられる貴重な場所です。

＜硫黄山の基本情報＞
住所：北海道川上郡弟子屈町川湯
アクセス：女満別空港から車で1時間10分、釧路市街から車で1時間40分

●津別山｜車で行ける外輪山の最高所には感動的な雲海が広がる

屈斜路湖　津別峠　雲海
最初に紹介した美幌峠とともに、屈斜路湖の大パノラマを味わえるとして有名な場所が、屈斜路湖と津別町をつなぐ途中に位置する「津別峠（津別峠展望施設）」。屈斜路湖の外輪山を通る峠の中でも最も高い標高947mを誇っています。

その展望が素晴らしいのはもちろんのこと、特筆すべきは、秋から冬にかけて早朝に見られる「雲海」です。太陽が昇るとともに、オレンジ色に染まっていく雲の海は、言葉を失うほどの絶景。条件が整わないと見られない景色ですが、だからこそ格別な感動があります。

＜津別峠/津別峠展望台の基本情報＞
住所：北海道網走郡津別町上里
電話番号：015-276-3333
アクセス：女満別空港から車で1時間15分、釧路市街から車で1時間40分
※11月上旬〜5月下旬まで冬季閉鎖

●藻琴山｜往復2時間のプチ登山で屈斜路湖のパノラマビュー

屈斜路湖　藻琴山
最後に紹介したいのが屈斜路湖の北東に位置する「藻琴山（標高約1000m）」。登山と聞くとハードルが高いという方も多いかもしれませんが、この山の登山口は「ハイランド小清水725」という観光施設。その名の通り、標高725mの場所に位置しています。

そのため山頂との標高差は300m以下で、片道1時間で登頂できる手軽さがポイントです。しかし、その手軽さとはうらはらに、景色は第一級。途中の尾根歩きは、ハイマツが作る天空の遊歩道。随所には「屈斜路湖」の感動的なパノラマビューが広がります。

＜藻琴山の基本情報＞
住所：北海道網走郡美幌町古梅
電話番号：090-3119-6080（ハイランド小清水725）
アクセス：【ハイランド小清水725まで】女満別空港から車で1時間10分、釧路市街から車で2時間

●おわりに～自然の恵みを体感できる場所「屈斜路湖」～

いかがでしたでしょうか？今回は道東のメインエリアの一つである「屈斜路湖」に注目し、訪れて欲しいスポットをまとめました。ポイントは”自然の恵みを体感できる”という点。美しい景色だけでなく、然に触れ、匂いを感じ、非日常の時間に没頭する。その体験はきっと、心と体を思いっきりリフレッシュさせてくれるでしょう。