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小樽の新名物・「小樽生ワインボール」の考案者へ会いに行く!花園の老舗バー「BAR MODERN TIMES」を訪問

エリア
小樽・ルスツ・ニセコ
投稿日
最終更新日:2022年8月17日
2023年で40周年の節目を迎える「BAR MODERN TIMES」。
ニューヨークでバーテンダーライセンスを取得した、オーナーバーテンダーの太田善之さんが営むアメリカンスタイルのバーです。
この道45年のベテランがいるこのバーで、現在は小樽市内各所でいただくことができる新名物カクテル「小樽生ワインボール」をいただいてきました。

★小樽随一の繁華街で営業する老舗カクテルバー「BAR MODERN TIMES」へ

BAR MODERN TIMES

今回訪問した「BAR MODERN TIMES」があるのは、飲食店やナイトスポットが入居する雑居ビルが並ぶ小樽市随一の繁華街「花園エリア」。
訪れたのは平日の夜8時ごろでしたが、この日は強めの雨が降っていたせいもあり人の影はまばら。
しかし週末や観光シーズンになると、多くの人がお酒を楽しみにやってきます。

★テレビモニターに流れる洋楽のライブ映像。クラッシックな雰囲気とブラックライトが灯る落ち着いた店内

BAR MODERN TIMES 外観 入口
「BAR MODERN TIMES」がある第2小川ビルの入口を抜けると、1階の一番手前側にお店のドアがあります。
懐かしい古風な佇まいにドキドキしながら、その先に広がる店内の雰囲気を想像しつつお店のドアをオープン。
BAR MODERN TIMES 内観
老舗バーならではの大人な雰囲気が漂うクラッシックな内装の店内は、明るすぎない絶妙な明るさの空間にペンダントライトが灯っていました。
BAR MODERN TIMES 内観
ところどころにブラックライトが使われ、リキュールのボトルや壁に飾られたポスターを明るく照らしています。
テーブルやカウンターにはアクリル板の仕切りが設置されており、マスクを外してお酒を飲む場だからこその感染対策がなされていました。

★「大正硝子」特注の金魚鉢グラスがフォトジェニック!小樽のご当地カクテル「小樽ワインボール」をいただく

BAR MODERN TIMES 小樽生ワインボール
現在小樽市内各所で販売されている「小樽生ワインボール」は、ブルーのカクテルにフルーツをトッピングしたフォトジェニックな小樽の新名物カクテル。
「BAR MODERN TIMES」では1杯600円(税込)で提供しています。
このカクテルの誕生は、「北海道ワイン おたる醸造所」から「自社のワインを使ったカクテルを作ることはできないか」と持ち掛けられたことがきっかけでした。
地元企業とのコラボレーションから生まれたこのカクテルは、「誰でも作ることができる簡単なレシピ」にこだわり太田さんが考案したもの。
現在では小樽市内の居酒屋やバーなどおよそ50店舗で「小樽生ワインボール」が提供されています。
BAR MODERN TIMES 小樽生ワインボール
「北海道ワイン おたる醸造 ナイヤガラ」をベースに、ブルーキュラソーとジンジャーエール、カラフルなフルーツを加えたカクテルを総称して「小樽生ワインボール」としていますが、「BAR MODERN TIMES」ではリアルな見た目がかわいらしい金魚鉢グラスで提供されています。
このグラスは、小樽市内のガラス工房「大正硝子」に特注して造ってもらったもの。
かわいい金魚鉢グラスの「小樽生ワインボール」をいただくことができるのは、同店と系列店「Bar Carroll gardens」の2店舗のみになります。
BAR MODERN TIMES 小樽生ワインボール
レシピはとても簡単で、グラスにまず「北海道ワイン おたる醸造 ナイヤガラ」を注ぎ、そこに炭酸が抜けないようゆっくりとジンジャーエールを注ぎます。
そこにいろとりどりのフルーツを泳がせ、最後にそろりとブルーキュラソーを注いでグラデーションを作ったら完成!
BAR MODERN TIMES 小樽生ワインボール
白ワインのさっぱりとしたあじわいとナイヤガラ種のぶどうのジューシーな香りを同時に楽しむことができる「小樽生ワインボール」はとても贅沢な1杯でした。
ジンジャーエールの甘辛い風味の中にビターなフレーバーを感じることができる絶妙なバランスに脱帽です。
とても飲みやすいあじわいなのでどんどん飲み進めてしまいそうになりますが、白ワインがたっぷり入っているのでアルコール度数はそれなりに強め。
飲みすぎには気を付けてくださいね!

★カクテルを通じて携わってきた「街おこし」。小樽の歴史が垣間見える特別なカクテルも考案

BAR MODERN TIMES 遊美
7月1日から8月31日まで開催されている「おたる浴衣ウィーク」で提供されているカクテル「遊美(ゆうび)」も、とてもフォトジェニックな写真映えするカクテルです。
この「遊美」は、パッションフルーツリキュールの「パッソア」と芳醇な香りが特徴の白ワイン「ナイヤガラ」、「グレープフルーツジュース」をベースにしたとても飲みやすいカクテル。
ミックスジュースのようなフルーティーなあじわいですが、これもお酒であることを忘れずに!
BAR MODERN TIMES 遊美
「遊美」のイメージはずばり和服!
串切りにしたフルーツは「扇子」、飾られた造花は「浴衣の柄」、ストローは「帯」をそれぞれイメージしているんですって。
Bar modern times 内観
お手洗いのドアに掲示されていたこのポスターは、7月30日・31日の両日に小樽運河周辺で行われた「小樽サマーフェス」の開催を告知するもの。
このイベントにも、太田さんはカクテルプロデューサーとして、イベント限定で販売するオリジナル商品の考案者として関わっていました。

当日イベント会場のみで販売されたオリジナルカクテル「ノースキャナルベイビー」。
2022年に市政100年を迎える小樽市を記念して「100」という数字にこだわり、その軌跡を知るべく「歴史」をテーマにしたカクテルを考案しました。
Bar modern times 旅路
ベースとなるのは「旅路」というオレンジワイン。
100年以上前に小樽市塩谷で原生していたものを発見したぶどうを使った珍しいワインです。
そこにラムネを加え、いちご、オレンジ、ミントを飾ってドレスアップを施して完成!
BAR MODERN TIMES 旅路 ラムネ
「旅路」に使用したラムネは、小樽で97年(およそ100年)営業を続ける「BAR MODERN TIMES 旅路」の商品。
とことん「100」という数字にこだわったお祝いカクテルです。

★おわりに・・・

BAR MODERN TIMES 外観 看板
取材へ伺った日は他のお客さんはいなく、太田さんからゆっくりとお話を聞くことができました。
地元の常連さんだけでなく観光客も訪れるお店だからこそ、そこに立つバーテンダーは会話の引き出しがとても豊富。
そのことを、太田さんとの会話の中でとても強く実感しました。
観光で小樽を訪れた際にはぜひ、「BAR MODERN TIMES」へ立ち寄ってみてください!
きっと太田さんが、地元・小樽の面白い小話を聞かせてくれますよ。

BAR MODERN TIMES

住所
北海道小樽市花園1丁目9−9番26号
TEL
0134-33-2025
営業時間
19:00-25:00 日曜定休

カフェ&スイーツ好き主婦ライター 三澤恵梨子

北海道滝川市出身。現在は札幌市在住の主婦ライター。
20代前半でカフェ巡りにはまり、仕事の合間を縫ってこれまでに道内外で500軒近いカフェ&スイーツ店を訪問。
ライターとして活動しつつ、全国47都道府県のカフェを訪問するのが夢。
食のことを中心に、北海道の美味しいものや綺麗な景色の情報をお届けするべく、常にアンテナを張り巡らせています。

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