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【北海道ガーデン街道】8つの庭園で大自然を満喫しよう!

エリア
十勝・日高
投稿日
最終更新日:2020年5月26日
「大自然の中をドライブしたい」「草木や花に囲まれたロケーションに憧れる」「北海道の名産品を味わいたい」 ― どれかひとつでもそうした希望があるのなら、それは『北海道ガーデン街道』と呼ばれるスポットが、その想いを叶えてくれるでしょう。

世界で21番目に大きな島・北海道には、都会やレジャー、自然、グルメなど、ありとあらゆる旅のスポットが用意されています。そんな中でも『北海道ガーデン街道』は、「自然」と「グルメ」に焦点が当てられたエリアとなります。

実は、この『北海道ガーデン街道』は、いくつもの観光地を結ぶ道の「愛称」となっています。なぜ道にこうした愛称をつけることとなったのか、その理由と意味を含め、このページでは『ガーデン街道』の魅力に迫ります!

1.北海道ガーデン街道とは?

北海道の中央を南北に走る250kmほどの道は、2009年に『北海道ガーデン街道』と名付けられました。

一般的に「北海道らしい風景」として思い浮かべられるのは、北海道の中でも「美瑛」「富良野」「十勝」に代表される大自然です。旅番組などでも、『北海道』とテロップで紹介される際の風景には、これらの3エリアの映像が使用される場合がほとんどなのです。

ガーデン街道イメージ▲道路脇に咲くラベンダー

『ガーデン街道』は、そうした十勝、富良野、美瑛を通り、動物園で注目を集める旭川、そして温泉で有名な上川町までを結びます。

北海道ガーデン街道イメージ▲上富良野町付近の道路

一番のポイントは、この道があらゆる観光地を結ぶための単なる通行路ではなく、『この道自体が観光スポット』と呼べるほどに魅力的なロケーションとなっていることです。
移動中も自然を満喫しながら、各地のガーデンも楽しめるという唯一無二の贅沢がこの『ガーデン街道』にあります。

2.8つのガーデンの特徴・見どころ

2-1.大雪 森のガーデン

北海道ガーデン

『大雪 森のガーデン』は、主に4つのエリアで構成されます。

『森の花園』と称されるエリアは、「親しみの庭」「四季のすみか」などといった、さまざまテーマによってガーデニングが施されており、500近い品種の花々をそれぞれのアプローチで楽しむことができます。

北海道ガーデン

エリア『森の迎賓館』にも、テーマに沿ったそれぞれのガーデニングで構成されています。花への関心を強め、花自体を楽しむことがメインとなる「森の花園」に対し、こちらの「森の迎賓館」では木々の安らぎを感じながら過ごせるエリアとなっています。

自然を歩く中で生じた心地よい空腹感は、絶好のロケーションの中で解消しましょう。『ガーデンカフェ』では、食材の宝庫・北海道の地の利を活かした数々の料理がいただけます。おしゃれなカフェでは上川産野菜たっぷりの、こだわりのスープカレーや放牧豚のホットドック、ジェラートや本格派コーヒーなども提供されています。

北海道ガーデン

「カフェ」に併設される『ガーデンショップ』では、大自然から飛び出したような数々の雑貨が並んでいます。木々や葉っぱをモチーフとしたアイテムから、植物栽培のための実用グッズまで、欲しくなる品々を求めることができるでしょう。

大雪 森のガーデン
・場所:北海道上川郡上川町菊水841の8(大雪高原旭ヶ丘)
・電話番号:01658-2-4655
・営業時間:9:00〜18:00(受付終了17:00)
・定休日:オープン期間中は定休日なし

2-2.上野ファーム

北海道ガーデン

「ファーム」と名の付くこちらも、北海道らしさが感じられる素敵なガーデンです。

元々お米の販売を行っていた上野ファームでは、来て頂くお客さんに農村風景を楽しんでいただきたいと考え、ルピナスやカモミールを植えるなどして景観づくりに励みました。

さらには、農場風景を楽しんでもらいたいという思いから、畑に小道を作り、花を植え、散策を楽しめる環境を整えていきます。上野ファームの中央に位置するダイナミックなガーデン「マザーズガーデン」こそ、上野ファームを象徴する「庭造りのはじまりの地」となっています。

北海道ガーデン

また、田園風景や盆地を一望できる「射的山」と呼ばれる広大な丘は、絶好の撮影スポットとなることでしょう。

そして2016年には、湖に囲まれた自然風庭園「ノームの庭」の完成を控えています。まだまだ進化を続ける『上野ファーム』から目を話すことはできません。

上野ファーム
・場所:北海道旭川市永山町16丁目186番地
・電話番号:0166-47-8741
・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:ガーデン公開期間中は休まず営業
・ガーデン公開期間:4月21日〜10月14日

2-3.風のガーデン

北海道ガーデン

その名前に聞き覚えがあるという方は少なくないでしょう。同名のテレビドラマ作品ともなった「風のガーデン」では、富良野の自然を肌で感じることができます。

テーマは「自然の中の庭」です。
「庭」でありながら、富良野の広々とした空や大地を背景としたロケーションが味わえます。

季節によって違った顔を見せてくれるのが特徴で、何度訪れても新鮮な気持ちで楽しめるはずです。

北海道ガーデン

ドラマを見たという方は「グリーンハウス」を訪れるとよいでしょう。グリーンハウスでは、ドラマで使用されたセットが再現されており、中を存分に見学することができます。

また、「ガブリエルの家」ではドラマのオリジナルグッズのほか、造花の販売なども行なわれています。苗を求めるのなら「ルイと岳の苗床」にて、花の苗をはじめとしたたくさんの商品から選んで購入することが出来ます。

風のガーデン
・場所:新富良野プリンスホテル(風のガーデン受付)より送迎車にて約3分
・電話番号:0167-22-1111(新富良野プリンスホテル)
・営業時間:8:00〜18:00(受付終了17:30)
・定休日:期間中無休
・ガーデン公開期間:4月29日~10月15日(カフェは通年)

2-4.十勝千年の森

北海道ガーデン

森、庭、 農、そしてアートをコンセプトに造られているのが『十勝千年の森』です。

十勝でなければ実現できないとても広大な敷地となっており、中にはガーデン、森、丘、牧場など、さまざまな設備が揃えられています。

ガーデンについては、英国のガーデンデザイナーズ協会より国内初の「グランドアワード」を受賞し、「最も美しい庭」とも称されました。

しかし、『十勝千年の森』の潜在性はそれだけではありません。

牧場では、ヤギや馬といった動物も見ることができるほか、園内に何気なく生息するキツネには、北海道らしさが感じられるでしょう。

北海道ガーデン

十勝千年の森では、未来の乗り物で快適に散策できる「セグウェイ ガイドツアー」も行なわれています。

初心者は大草原の中で感覚を掴み、慣れてきたなら川のせせらぎが聞こえる森の中の小道を走り、フォレストガーデンを巡ることも可能です。

十勝千年の森
・場所:清水町羽帯南10線
・電話番号:0156-63-3000
・営業時間:9:30〜17:00(7/1〜8/31は9:00〜18:00、9月以降は、16:00まで)
・定休日:期間中無休
・ガーデン公開期間:4月28日~10月21日

2-5.真鍋庭園

真鍋庭園

「北海道ガーデン街道」の中でも、特に個性的なガーデニングが行なわれているのが、この『真鍋庭園』です。その姿は「おとぎの国のよう」と称されることもあるほどに、メルヘンチックなものとなっています。

1966年から60年近くこの地で営まれている真鍋庭園には、実に1,000品種を超える植物のコレクションがあります。その個性あるガーデニングもさることながら、植物園としても魅力ある施設として、道内外の方々に愛されているのです。

北海道ガーデン

2.4万坪の敷地の中には、西洋風庭園、日本庭園、そして風景式庭園という3種類のガーデンを見ることができます。

しかも、これだけの敷地の管理は数十名の従業員だけで行なわれており、少数精鋭の造園士たちによって、非日常的な空間が創りだされています。

都会からかけ離れた空間は、きっと日頃の疲れを癒してくれることでしょう。

真鍋庭園
・場所:帯広市稲田町東2線6番地
・電話番号:0155-48-2120
・営業時間:8:00〜日暮れ※夏期最終入園18:00迄
・定休日:期間中無休
・ガーデン公開期間:4月21日〜

2-6.十勝ヒルズ

北海道ガーデン

「ガーデン」「フード」「ファーム」「ショップ」 … 地の利を活かした『十勝ヒルズ』は、さまざまなアプローチから楽しめるスポットとなっています。

コンセプトは「農と食のテーマパーク」。見て触れて楽しめるイベントがいくつも開催されており、ファミリーでも満足できるガーデンです。

北海道ガーデン

十勝ヒルズには、およそ1,000種類の草花が植えられており、中でもライラックやツツジなどがみどころとなります。

また、食をテーマに据えたガーデン「ヴィーズ・ポタジェ」では、食用花が栽培されており、見て楽しめるだけでなく、それらの花を食べる体験も可能です。

草木に囲まれたガーデンから一転、「ナチュラルオアシス」と称されるエリアにはトンボ池が広がり、ここではルリイトトンボやスイセンといったさまざまな動植物を一度に見て楽しむことが出来ます。

食事処は園内にいくつも用意されているため、好きなタイミングとロケーションの中で、十勝の農と食が味わえます。

十勝ヒルズ
・場所:幕別町字日新13番地5
・電話番号:0155-56-1111
・営業時間:9:00〜18:00
・定休日:期間中無休
・ガーデン公開期間:4月下旬〜10月下旬

2-7.紫竹ガーデン

北海道ガーデン

「子供のころに遊んだ、野の花が咲く野原のような風景を作りたい」という1人の女性の思いから生まれた『紫竹ガーデン』は、別名「幸福の庭」とも呼ばれています。

十勝平野でおよそ15,000坪もの土地を見事な「お花畑」に仕上げたのは、紫竹おばあちゃんと呼ばれ親しまれている方です。
自然豊かな紫竹ガーデンの美しさ、そして紫竹おばあちゃんの取り組みは、テレビ番組や書籍などでも広く知られるようになりました。
ガーデンとしては珍しく、農薬は一切使用していないほか、消毒もしていません。そして、ここ数年は水やりも行わず、本格的に自然の中で育てるというコンセプトでガーデニングが行なわれています。

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それを可能とするのは、十勝の「安全で健康的な土」のおかげとおばあちゃんは話します。試行錯誤の末に生み出されたこの土のパワーで、植物は元気にすくすくと育っています。

『紫竹ガーデン』は、「自然」に元気をもらいたい、そんな方にオススメできる唯一無二のガーデンです。

紫竹ガーデン
・場所:帯広市美栄町西4線107番地
・電話番号:0155-60-2377
・営業時間:8:00〜18:00
・定休日:期間中無休
・ガーデン公開期間:4月21日〜11月30日

2-8.六花の森

北海道ガーデン

有名な地元の製菓会社によって運営されるのは、10万平方メートルの敷地に広がるガーデン『六花の森』です。

特に、菓子の包装紙でもお馴染みの『十勝六花』と呼ばれるエゾリュウキンカ、エゾリンドウ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、シラネアオイ、ハマナシの6花にスポットが当てられており、園内ではこれらの山野草をはじめとした、様々な草木を見て歩くことができます。

北海道ガーデン

また、敷地内には美術品を鑑賞できる作品感や記念館などがいくつも置かれているほか、広大な丘には彫刻作品も見られます。いずれも製菓会社に由来するものが多く、企業見学としての楽しみ方もあります。

「レストハウス&ショップ」では、その製菓店の商品やオリジナルグッズなどが販売されています。併設されるカフェでは、開放的なロケーションの中で、優雅に食事を楽しむことができるでしょう。

六花の森
・場所:中札内村常盤西3線249-6
・電話番号:0155-63-1000
・営業時間:10:00〜17:00(6/1〜8/31は、9:00〜、10月は、16:00まで)・定休日:期間中無休
・ガーデン公開期間:4月27日〜10月14日

4.アクセスについて

4-1.旭川・富良野地区のガーデンへ行くには

■新千歳空港から電車の場合
旭川までは、およそ2時間20分かかります。

■新千歳空港から自動車、タクシーを利用する場合
直進ルート(栗山町や岩見沢市などを通過)で2時間10分ほどとなります。

一方、新千歳空港から高速道路を利用し、札幌を経由して旭川まで向かう場合でも、移動時間はおよそ2時間10分となります。
旅の目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

■旭川空港からの場合
旭川市の中心部や市内の上野ファームへは、30分前後でアクセスできます。
旭川空港から新富良野プリンスホテル(風のガーデン受付)までは、電車で1時間20分、車、バスなら1時間ほどでアクセスが可能です。

■旭川の中心部を旅の拠点とする場合
市の中心から上野ファームまでは車で26分ほど、電車で53分ほどを要します。一方、市の中心から富良野・風のガーデンまでは2時間6分ほどとなっています。

4-2.十勝地区のガーデンへ行くには

■十勝ヒルズへのアクセス
とかち帯広空港から車でおよそ20分、バスの利用でおよそ42分ほどとなります。新千歳空港からは2時間10分でアクセスが可能です。

■十勝千年の森へのアクセス
十勝千年の森には200台の無料駐車場が完備されており、車での来場が推奨されています。
とかち帯広空港からは車で60 分、新千歳空港からは2 時間30 分ほどでアクセスが可能です。

タクシーを利用する場合は、とかち帯広空港からJR十勝清水駅まではバスと電車で2時間ほどで、そこからタクシーで15分 でアクセスできます。

■帯広の中心部を旅の拠点とする場合
とかち帯広空港から帯広の中心までは、バスで48 分、車で34分となります。

■ちなみに
十勝ヒルズから十勝千年の森までは、車でおよそ1時間ほどの距離にあります。

まとめ

草花の庭園が充実する『北海道ガーデン街道』は、ガーデニングに関心がある方が満足できるのはもちろんのこと、深い関心を持たない方でも、きっとその開放的な空間に癒やしを感じられるはずです。

北海道らしさが詰まったこのエリアで、日頃の疲れを癒してみませんか。

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