豊岬金毘羅神社|青い海に浮かぶ鳥居と夕景が望めるスポット
- 道北・稚内・利尻礼文
- 最終更新日:2024年8月30日
明治40年頃、現在海中鳥居が建つ浜に四国にある金比羅様のお札が流れつき、再度海に流してもまた同じ場所に流れ着くという出来事から、なにか不思議な縁があるに違いないと岩の上に小さな祠を建ててお札を祀ったことが、諸説ある由来のひとつ。
1.海に浮かぶ鳥居がある絶景
留萌地方の中部に位置し、新千歳空港から車で約3時間半のところにある「初山別(しょさんべつ)村」。日本最北の天文台「しょさんべつ天文台」のある「みさき台公園」周辺は村を代表する観光スポットとなっており、「豊岬金比羅神社」はみさき台公園の海辺にあります。
お札を祀る祠は明治時代に建立され、海中鳥居は昭和56年に建てられました。
祠はまさに岩の上。ここまで上がることができないため、賽銭箱は岩の下に設置されています。
海中鳥居は祠の正面にあります。
近づいてみると思いのほか大きく、海と朱色の鳥居のコントラストが美しいです。干潮時だったため、台が下まで見えていました。
別の日にも訪れましたが、残念ながらこの時も干潮時。
参考:「気象庁-留萌エリアの潮位」
晴れていると海の色がより美しく感じます。海の満ち引き天候、時間によって見られる景色が変わるので何度でも訪れたくなりますね。条件次第では、この角度で利尻富士が見えることもあるそうです。
▲出所:写真AC▲
日本海に沈む夕日と大鳥居の景色はまさに絶景。訪問時に見られなくて残念でした。
また、日本海に面しているので、夜は灯りがなく、夜空と大鳥居の景色を撮影に来られる方も多いようです。みさき台公園のキャンプ場に宿泊して1日の景色の変化を楽しんでみたいです。
2.アクセス
豊岬金比羅神社へは、みさき台公園内の駐車場を利用して徒歩で向かう(10分から15分ほど)か、神社の入口(漁港の隣)にある駐車スペースを使用しましょう。
みさき台公園のキャンプ場フリーサイト先には、鳥居のある崖下へと続く階段があります。公園から神社への徒歩での移動はこの階段を利用することになるので、小さなお子さんがいる場合や階段での移動が難しい方は、神社入口横の駐車スペースがおすすめです。
こちらがその神社入り口横の駐車スペース。5台ほど駐車できそうです。
神社周辺には遊歩道が設置されているので、散策にもピッタリ。訪問時もキャンプに来ていた親子が散策されていました。岩場ではありますが、波打ち際まで行くこともできます。
訪問時(6月末)、岩場にはハマナスがあちこちに咲いていて、甘くていい香りが漂っていました。
神社には社務所がないのですが、御朱印やお守りなどはみさき台公園内にある「しょさんべつ温泉ホテル 岬の湯」のフロントが臨時授与所となっていて、こちらで頒布されています。御朱印集めが趣味である筆者もいただいてきました!
こちらのホテルではレストランで食事が可能なだけでなく、日帰り温泉も実施していて、海を眺めながら温泉を楽しめます。
みさき台公園自体も20万m²弱の広大な敷地を有し、道の駅☆ロマン街道しょさんべつ、しょさんべつ温泉ホテル 岬の湯のほかに、天文台、オートキャンプ場、キャンプ場、パークゴルフ場、ゴーカート場などの施設がありますので、参拝と併せて初山別の豊かな自然をのんびり堪能してみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 北海道苫前郡初山別村豊岬
- TEL
- 北海道苫前郡初山別村豊岬153-7
kino
大阪府生まれ。2020年4月に北海道に移住。国内旅行業務取扱管理者、北海道移住後に北海道観光マスターと北海道フードマイスターを取得。北海道の魅力や食の豊かさなどをご紹介します。
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