【2024】ひがし北海道エクスプレスバスで冬の道東を上手に楽しむ!
- 網走・北見・知床
- 最終更新日:2023年10月5日
あるいは、釧路湿原のタンチョウヅルやオオワシ、最近では阿寒湖などで見られる氷の結晶「フロストフラワー」も注目を集めつつあります。
でも、流氷と道東の冬の見どころを楽しもうと思った時、車の運転が難しい冬ではどうやって移動すればいいの、と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、冬の道東を楽しむときにぜひ使いたい交通手段、「ひがし北海道エクスプレスバス」をご紹介いたします。
もくじ
1.ひがし北海道エクスプレスバスとは
ひがし北海道エクスプレスバスとは、車やレンタカーでは移動が難しい冬期に、道東エリアの主な観光地を走る、期間限定のバスのことです。
いつ走るの?
2024年は1月27日(土)~3月3日(日)まで運行。
ただし一部路線は運行日が若干異なります。運行日が異なる場合は、後半の路線のご紹介でご案内します。
どこを走るの?
運行する場所は、網走、紋別、知床、阿寒、川湯、釧路、層雲峡などの道東内の主要な観光地を結ぶ全9路線。
なお、道東エリアでは、ひがし北海道エクスプレスバス以外にも期間限定の観光バスやシャトルバスもありますので、うまく組み合わせて思い通りのツアーを作ってはいかがでしょうか♪
予約は必要なの?
各バスは予約制です、必ず乗車2日前の17時までに行う必要があります。
どんなバスなの?
基本的には小型~大型の観光バス(車内にトイレ無)となりますが、予約人数が少ない場合はマイクロバスやタクシーで運行することもあります。
どこが運営しているの?
ひがし北海道エクスプレスバスは、一般社団法人 ひがし北海道自然美への道DMOという道東の観光組織が運営し、「網走バス」や「阿寒バス」など地元路線バス会社により運行されています。
なお、ひがし北海道エクスプレスバスの運賃には流氷ゼロカーボン協力金(187円 大人・小人同額)が含まれた料金となります。
流氷ゼロカーボン協力金は流氷環境の保護に活用されます。
2.コースについて
2023年の「ひがし北海道エクスプレスバス」は全部で全9コース。
1号【紋別→網走→ウトロ】
オホーツク海沿岸の町紋別を出発し、サロマ湖雅リゾート、網走を経由してウトロ温泉へ向かうルート。
紋別と網走といえば、流氷観光の2大拠点。その2地点を”はしご”できる、冬の北海道ならではのルートです。
2・3月は網走・おーろら号両方に乗船できるタイムスケジュールになっています(船は事前予約が望ましいです)。
網走のおーろらターミナル下船後は、人気観光スポット「天に続く道」に立ち寄り、終着点となるウトロ温泉へ。
2号【阿寒→摩周・網走→紋別】
2号は阿寒湖を出発し、川湯、網走を経由してから紋別へ行くルート。
道中の観光スポットは、摩周湖第一展望台、川湯・硫黄山、網走・おーろらターミナル(乗船可能)、そして最後が紋別のガリンコステーションです。
網走「おーろらターミナル」でエクスプレスバス1号への乗り継げば、阿寒湖→網走→ウトロと移動する事にも使えます
3号【北見→摩周→阿寒→北見・網走】
北見駅発となる3号は道東内陸部の観光スポットと各地の駅・空港を巡るルート。
バス停でもある観光名所は、川湯・硫黄山、摩周湖第一展望台、鶴居伊藤サンクチュアリで各所では15~20分ほど、阿寒湖温泉では50分ほど下車観光ができます。
摩周駅、釧路空港、女満別空港、網走駅、執着北見駅で下車できるので、鉄道や飛行機との組み合わせるパターンもありです。
4号【釧路→阿寒湖→網走→ウトロ】
運行期間:2月1日~3月9日
釧路駅前から、阿寒湖・摩周湖・美幌峠周辺の観光スポットに立ち寄りながら、網走「おーろらターミナル」を経てウトロと向かう道東南北縦貫ルート。2月1日~3月9日までと、他よりも運行期間が若干短くなっています。
各地の駅・空港がバス停になっている他、道の駅(阿寒丹頂の里、摩周温泉、流氷街道網走)や摩周湖、美幌峠など要所要所に下車観光の時間が設けられています。おーろら号にも乗船できるスケジュールなので、釧路から北海道入りして知床を目指す方にオススメ。
5号【ウトロ→野付→阿寒→釧路】
運行期間:2月2日~3月10日
ウトロ発で、野付半島を経由し、摩周湖を観光した後、阿寒湖、釧路を巡るバス。
野付半島といえば真っ白な大地と水色の空がとってもフォトジェニックな景色が人気のスポット。他地域から公共交通機関でのアクセスが不便なエリアなので、エクスプレスバス5号は要チェックです。
6号【ウトロ→標茶駅】
運行期間:1月27日~3月3日のうちSL冬の湿原号運行日に合わせて運行
6号と7号は標茶駅でSL冬の湿原号に接続する運行日限定の路線。
6号に乗れば、標茶駅発14:00の釧路行きのSL冬の湿原号に乗車できます。
SL冬の湿原号運行日は例年1月下旬から3月初旬の間、のべ20日間の日にち限定列車。
SL冬の湿原号乗車する場合は、別途乗車券と指定席券が必要となります。
バスの予約と合わせて、SL冬の湿原号の指定席券も予約しましょう。
7号【標茶駅→ウトロ】
運行期間:1月27日~3月3日のうちSL冬の湿原号運行日に合わせて運行
7号は、釧路発11:05発のSL冬の湿原号に接続し、一路ウトロへと向かうルート。
途中硫黄山、オシンコシンの滝での下車観光があります。
6号と同様、SL冬の湿原号乗車には別途乗車券と指定席券が必要です。
8号【北見・網走→美幌→北見】
8号は北見~網走周辺の観光スポットと交通要所を巡るルート。北見駅、女満別空港を出発したバスは「感動の径」に差し掛かり、果てしない雪原の向こうに知床連山を見渡します。
感動の径の後は、冬の道東観光の目玉「おーろら号」に乗って流氷観光と2パターンの観光プランをご用意。1つは博物館網走監獄、2つ目は能取湖と天都山のビュースポット巡り。北見・網走周辺のメジャーな観光スポットを巡るなら便利な路線です。
※1月と2月で一部運行ルートが異なります。
9号【北見・網走→美幌→北見】
網走~北見エリアを巡る9号、駅や空港に立ち寄るほか、北国の生き物を見られる観光スポットに立ち寄るの特徴です。テレビにも取り上げられ話題になった「北の大地の水族館」では、氷の張った水中を観察できるユニークな展示が見物。北きつね牧場では冬毛でモッフモフのきつねが見られますよ。どちらのスポットの入場料もバス代金に含まれます。
その他のバス
なお、「ひがし北海道エクスプレスバス」が運行する期間に近い期間で、同じく冬のひがし北海道を楽しみたい方に便利な期間限定バスが運行されます。
以下一例としてご紹介いたします。
釧路・阿寒湖・摩周湖エリア
・ホワイトピリカ号
釧路駅から摩周湖、屈斜路湖や川湯温泉、阿寒湖を巡り釧路空港、釧路駅へと戻るコース。
運行会社:阿寒バス 運行期間:1月下旬~3月上旬
https://www.akanbus.co.jp/foreign/sightse/w01/
凍る屈斜路湖とハクチョウ
網走・知床エリア
・あばしり観光施設めぐりバス
網走監獄、流氷館や流氷船のりばなど網走市内の観光施設を巡る便利な路線バス
乗り放題の1Dayパスを大人1500円、小人750円で販売。
運行会社:網走バス 運行期間:1月下旬~3月下旬
https://www.abashiribus.com/jikoku/shisetu2023.01.20.pdf
・知床エアポートライナー
女満別空港から網走駅・流氷船乗り場・斜里を通り知床・ウトロまで乗り換えなしで結ぶ結ぶシャトルバス。
期間中1日3便運行で便利です。
運行会社:網走バス・斜里バス 運行期間:1月下旬~2月下旬
http://www.sharibus.co.jp/rbus_memanbetu.html
おーろら号イメージ
おわりに
以上、「ひがし北海道エクスプレスバス」とその他の便利な期間限定バスをご紹介いたしました。
流氷や知床五湖など冬ならではの見どころはもちろん、バスに乗り雄大な自然を車窓から楽しむのも、レンタカーとはまた違った魅力があります。
ぜひうまく使いこなして、冬のひがし北海道、存分に満喫してください!
ひがし北海道エクスプレスバス
主催:ひがし北海道自然美への道DMO 交通ネットワーク部会
http://www.easthokkaido.com/bus/
問い合わせ・予約:050-3850-6976(平日・土曜日 10:00~17:00 ※日祝除く)エクスプレスバス個人予約センター|オンライントラベル(株)
※予約は2日前までです。
※人数次第によりタクシー運行となる場合もございます。
画像提供(一部):ひがし北海道自然美への道DMO、「プライムロード ひがし北・海・道」推進協議会
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