ぬくもり溢れるリゾートホテル「ホテル季風クラブ知床」で世界遺産・知床を堪能してきました
- 網走・北見・知床
- 最終更新日:2022年4月19日
オホーツク海が眺められるお部屋がベター。豊かな山海の幸を味わいたい。源泉掛け流しの貸切風呂に浸かりたい。しかしアクティビティにもお金が必要なので、少しリーズナブルに宿泊したい。
欲張れば求めるポイントはたくさんあると思いますが、先日そんな願いを全て叶えてくれるお宿「ホテル季風クラブ知床」に泊まることができたので、今回ご紹介したいと思います。
1.暖炉のあるロビー!コテージ風の趣あるリゾートホテル
「ホテル季風クラブ知床」が位置しているのは、知床の観光拠点「道の駅うとろ・シリエトク」から北に1.5kmほど進んだ場所。国道334号線沿いに、一軒のお宿が佇んでいます。
建物は温かみのあるコテージ。2階建てのこじんまりとしたお宿になっています。窓を多用したオープンな作りが特徴で、夜になってあかりが灯ると一段と趣深いです。
館内に入ると、早速暖炉が迎えてくれます。冬はもちろん、夏でも冷涼な知床ではありがたい存在です。ロビーは木のぬくもりが溢れて、とても居心地の良い空間。
無料でいただけるコーヒーを片手に、温かい火を囲みながら一息つきました。またロビーの階段は吹き抜けとなっており、縦に広い窓ガラスから雄大なオホーツク海を眺められるのも魅力です。
2階にはギャラリー&ショップが設けられています。こちらにはヒグマの写真がずらり!世界遺産・知床ならではの世界観が楽しめるスペースに、思わず見入ってしまいました。
そして個人的に気になったのは、大きく掲げられた流氷の絵画。筆者も何度か知床を訪れていますが、知床は四季によって表情が全く異なり、本当に奥が深いと思います。
2.全室オーシャンビュー!知床の自然を感じられるお部屋
「ホテル季風クラブ知床」は合計14室。和室と洋室から選択することができます。どの部屋にも海側に窓がつけられており、全室オーシャンビューを楽しめるのが魅力です。
筆者が宿泊したのは、質素な佇まいの和室。コテージの雰囲気と調和していて、とても居心地が良かったです。ホテルのお部屋の中でも窓がもっとも大きく、雄大なオホーツク海の風景が広がっていました。
日中になると、この通り。毎年2月中旬〜3月中旬になると、流氷でびっしりと覆われた海を眺められることも!また時々、流氷の上に止まる「オジロワシ」の姿も見られました。
知床の海岸線沿いに宿泊するからこその特権と言えるでしょう!少し早めにチェックインして夕日を楽しむのもオススメです。
お部屋の鍵が可愛らしく、思わず撮影してしまいました!建物の外観が忠実に手彫りされ、温かみがありながらも、なんだか異国情緒も感じられます。
この鍵のみならず、「ホテル季風クラブ知床」では、随所にささやかなこだわりが散りばめられているのもポイント!こうした点に気づけば気づくほど、宿泊の満足度が上がっていきます。
3.貸切露天も無料!綺麗で野趣ある”源泉掛け流し”の温泉が最高
「ホテル季風クラブ知床」では、男女別の室内浴室と、離れの貸切露天風呂を利用することができます。2016年には温泉浴室を増改築しており、とても綺麗な空間です。
温泉はなんと、循環ろ過をしていない”源泉掛け流し”。薄く黄色がかったツルツルとした塩化物泉のお湯を楽しめます。小さなホテルなので、他のお客さんとバッティングすることも少な目。宿泊中、何度でも入り放題です。
一方で貸切露天風呂は、宿泊中に1回無料で入ることができます。ウトロ温泉郷で貸切露天風呂に追加料金がかからないお宿は珍しく、とても嬉しいサービスですね。チェックイン時に空いている時間から選択しましょう!
露天風呂のある離れまで、ランタンを片手に向かう時間は、ちょっとした冒険感覚を楽しめます。こちらの鍵にもこだわりの手彫りが見られました!
露天風呂は屋根付きの小さな浴槽が設けられ、こじんまりとした空間。少し野趣ある佇まいですが、背の高さ以上のウッドデッキで囲われており、プライベートがしっかりと保たれています。
宿の裏手にあるため、ひときわ静寂に包まれ、夜空を眺めながら、ゆったりとお湯に浸かれます。こんこんと湧き出る、源泉掛け流しの気持ち良さは格別です。
4.知床のオーベルジュ!オイルフォンデュが楽しい和食膳と、こだわり朝食
「ホテル季風クラブ知床」の大きな魅力の一つが、まるでオーベルジュに宿泊しているかのような、豪華なお食事です。夕食は松花堂仕立ての和食膳。食前酒の北海道・ハスカップ酒に始まり、山海の幸が詰まったおばんざいが並びます。
その中で、ひときわ目を引くのがメインの「揚げゆうゆ(オイルフォンデュ)」です。こちらは知床の旬の素材を、宿泊者自身で揚げていただく天ぷら。少し変わったスタイルですが、一品一品作りながら、同行者と美味しさを共有する時間は、楽しいひと時です。
夕食のもう一つのメイン、焼き物は2種類の中から選ぶことができます。筆者は2名で宿泊していたので、それぞれ1種類ずつ選択しました。
ホタテは身がプリプリで、噛めば噛むほど旨味が染み出す一品。鮭はとても肉厚で脂がよく乗っていました。こちらも季節や水揚げに応じて素材は変わるので、何を選べるかは訪れてからのお楽しみ。
朝食は一見シンプルなのですが、こだわりが詰め込まれている点が「ホテル季風クラブ知床」ならではでしょう。お米は北海道の米どころ蘭越町のゆめぴりか、味噌汁の味噌やふのり、そしてご飯のおとものいくらの醤油漬けは自家製となっています。
またお盆やサラダのお皿は、家具製作会社に特注した知床特注ナラ材の一品です。木目が綺麗で、まるでアート作品のようなお皿なので、写真撮影もはかどります。
いかがでしたでしょうか。今回は知床でオススメな「ホテル季風クラブ知床」をご紹介しました。知床に泊まるというせっかくの経験、こだわりどころ満載の贅沢な滞在が楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。
- 住所
- 北海道斜里郡斜里町ウトロ東318
- TEL
- 0152-24-3541 お電話でのお問い合わせ受付時間(朝9時〜夜20時まで)
- イン/アウト
- 15:00/10:00
- 備考
- 予算:1泊2食付き13,000円前後/人〜
ホテルのご予約はこちらからどうぞ
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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