小清水町産のじゃがいもがお菓子に♪「ほがじゃ」工場に行ってきました。
- 網走・北見・知床
- 最終更新日:2019年3月11日
空港や観光地に行くと、北海道自慢の沢山のお土産が並び、なかでも「お菓子」の種類と数は驚くほどです。
どれにしようか試食をしながら迷ったり、話題の商品や新商品を探したり、そんな時間は楽しくあっという間に過ぎてしまいますよね。
オホーツク地方にも、そんな北海道を代表するお菓子、「ほ」でお馴染みの海鮮風味のおせんべい「ほがじゃ」があります。
美味しい「ほがじゃ」が作られている小清水町の福太郎(株) 小清水北陽工場をご案内いたします。
もくじ
1.フリッターおせん「ほがじゃ」ってどんなお菓子?
「ほがじゃ」は北海道小清水町産のジャガイモでんぷんを使用した、北海道の旨さがギュッと詰まった海鮮風味豊かなパリッとした食感のおせんべいです。
現在3種類の味があり、ホタテ風味をベースに少し辛味を効かせた「ほたて」、道内産の生乳たっぷりのチーズを贅沢に使った「チーズ」、北海道江別市トンデンファームの炭焼ベーコンと道内産サーモンを使ったちょっぴりスパイシーな「ベーコン&サーモン」、どれも後を引く美味しさです。
2. 工場見学もできる!福太郎(株) 小清水北陽工場
道東めぐりには欠かせない主要道路の一つ国道244号線、網走と知床を結ぶその国道沿いに福太郎(株) 小清水北陽工場はあります。
人気の観光スポット「小清水原生花園」や「濤沸湖(とうふつこ)」、そして雄大な「斜里岳」を望めるこの地域は、「ほがじゃ」の原材料であるジャガイモでんぷん日本屈指の生産地帯です。
廃校になった小学校の校舎を利用しているこのかわいらしい建物が、福太郎(株) 小清水北陽工場で、施設内は訪れる人が楽しめる工夫がいくつかされています。
その一つが「ほがじゃ」の製造過程の一部を見学できる工場見学です!
いくつになっても工場見学ってなんだかワクワクしませんか?
基本的には工場内の撮影は禁止です。(今回は特別に許可を得て撮影させていただきました)
見学エリアには含まれていないのですが、「ほがじゃ」を焼いている場所は旧体育館で、そこから始まる工程の一部が公開されています。
繁忙期には1日最大で20万枚のおせんべいが生産される工場内では、精密な機械が工程どおりにテキパキと動き、スタッフが丁寧にそれぞれの機械の役割や生産過程を説明してくれます。
3. アートな工場に驚き!
福太郎(株) 小清水北陽工場に入ると・・・アートな空間に驚きです。
色鮮やかな絵が施設内のあちらこちらに展示され、ここがお菓子工場ということを一瞬忘れてしまいそうになります。
北海道を代表する動物エゾシカや、小清水町の特産物であるジャガイモ、オホーツクの海に住む生き物など、地元の自然をステキな絵で表現しています。
この絵は、株式会社 山口油屋福太郎が校舎を譲り受ける際に、母校がなくなってしまうことに寂しさを感じている児童たちへの想いから生まれたものです。
旧北陽小学校の最後の児童たちが思い思いに自由に描いた原画に、デザイナーが色付けをしたこのアートは「codomono art」と呼ばれ、思い出がいっぱい詰まっています。
地域の人々や観光客に「いつでも来てほしい」と開放された施設内は、イートインスペースも設置され、無料でコーヒーやお茶のサービスを提供するなど、温かいおもてなしで心が和む空間となっています。
バリアフリー対策として、入り口のスロープをはじめ、車椅子なども用意されています。
4. 必見!福太郎の美味しいものと「めんべい」
施設内の売店には、「ほがじゃ」の他にも美味しいものや、直営店ならではのお得な商品があります!
2016年4月に発売された「チーズインパフ」は、カマンベールチーズを練り込んだサクサク衣のなかに、濃厚なチーズクリームを詰めた一口サイズのお菓子で、チーズ好きにはたまらない一品です。
表面のたらこパウダーがちょっぴりピリ辛で、お酒のおつまみにも良く合います。
ふりかけが大好きで、あつあつの白いご飯にふりかけさえあれば、何杯でもおかわりできる!という人も多いのではないでしょうか。
そんなふりかけ好きには、海鮮風味の「ほがじゃふりかけ」がおすすめです。
お魚ベースのピリ辛風味のふりかけで、「ほがじゃ」の食感が良いアクセントになっているので、お箸が止まらなくなる美味しさです。
「ほがじゃ」3種類の味を全部食べたい!という方には、3種各4袋入りの嬉しいアソートもあり、高級感のあるパッケージなので贈答用にも最適です。
工場ならではのお得な商品「お徳用われせん」!工場特別価格で販売されています。
「ほがじゃ」好きなら、袋片手に好きなだけ食べられるこのお徳用はとても嬉しいパッケージではないでしょうか。
福太郎の人気商品である明太子をはじめ、博多みやげの定番「めんべい」や明太子風味のお菓子やマヨネーズ、ふりかけ、九州のご当地グルメなども並んでいます。
工場ならではの商品には、ほがじゃPR部長の「ほがじゃ」くんと辛子めんたいこ風味めんべい応援隊隊長の「めんべい」くんのストラップや文房具など、楽しいグッズもあります。
5.「ほがじゃ」誕生物語
明太子の製造で有名な明治42年創業の博多の老舗、株式会社 山口油屋福太郎が、福太郎(株) 小清水北陽工場を設立するきっかけになったのは、2010年のジャガイモでんぷん不作という危機でした。
めんたいこ味の「めんべい」が博多みやげとして大ヒットした頃、原材料であるジャガイモでんぷんが不作で供給がおいつかない状況だったのです。
そんな時、同社の山口 毅社長は「巨大でんぷんだんご」でギネスに挑戦していた小清水町のことをラジオで知り、新たな供給先として契約の話を進めるなか、生産地に加工工場を作ることになりました。
そして旧北陽小学校の校舎を譲り受け、2013年に「福太郎(株) 小清水北陽工場」となり、「ほがじゃ」の生産と販売が始まったのです。
遠く南の九州から縁あって北海道の小清水町で「ほがじゃ」が誕生したのですが、今ではフリッターおせんとして、オホーツク発の北海道を代表するお菓子の一つとなっています。
海、山、湖に囲まれた大自然のなかにある福太郎(株) 小清水北陽工場は、イベントも行われる楽しさと美味しさが詰まった工場です。
気軽に立ち寄れる場所なので、オホーツク観光のプランに加えてみてはいかがでしょうか。
福太郎(株) 小清水北陽工場
U R L:http://www.hogaja.com/
(オンラインショップあり)
電話番号:0152-63-4141
住所:〒099-3452 北海道斜里郡小清水町字浜小清水304番地1
アクセス:女満別空港から車で約50分
営業時間:10:00 ~16:00
定休日:お盆・年末年始(工場の稼動は土日祝休み)
【工場見学について】
料金:無料
団体の場合はお電話にてお問い合わせください。
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