富良野の古民家カフェ「cafeゴリョウ」名物サンドと至福のコーヒーを味わう
- 富良野・美瑛・トマム
- 最終更新日:2023年3月16日
築80年の納屋をリノベーションした趣ある空間で、野菜やキノコを中心として地元食材が詰まったプレートランチを提供している隠れ家的名店です。名物のゴリョウサンドをはじめとした日替わりランチや、自家製ケーキやこだわりのコーヒーをいただけます。
1.まさに北の国からの世界。農家の納屋を改装した「古民家カフェ」
「cafeゴリョウ」があるのは、南富良野から北上する国道38号線の近く。十勝岳連峰を見渡す富良野の田園地帯から少し、山手に入った場所に位置しています。
冬には休業するお店が多い富良野・美瑛ですが、通年営業されていらっしゃるのが嬉しいポイント。営業日時の詳細はInstagramをチェックしてみてください。
筆者が訪れたのは、一面が銀世界の冬。その風景の中にポツンと佇む古民家は、まるで『北の国から』の世界に迷い込んだような、趣深い雰囲気を見せてくれます。
この古民家が建てられたのは、昭和4年(1929年)。もうすぐ100年を迎えるかつての農家の納屋は、オーナーご夫妻やスタッフさんの努力により新たな形で守り継がれています。
2.四季の自然に包まれる。温かく彩られたレトロな空間
お店の中に入ると、温もり溢れるレトロな空間。厳しい寒さを体感すると、まるで生き返るような温かさに感じられます。
むき出しの梁や傷のある柱。北海道らしい野趣をそのままに、見事にリノベーションされていらっしゃいますよ。
席はいくつかありますが、せっかくであれば窓側がオススメ。窓の向こうに広がる、四季の移ろいを楽しみながらお食事を味わうことができます。
一面が白く染まる冬には、心洗われるようなモノクロの風景。静寂の趣に浸る時間を過ごしました。
3.地のものを味わう。cafeゴリョウのワンプレートランチ
「cafeゴリョウ」のランチはワンプレート。日替わりで内容が変わるのが特徴です。
不動の人気メニューが「ゴリョウサンド」。北海道産小麦で焼き上げた自家製パンに、野菜やキノコといった地の素材とクリームチーズを一緒に挟んでいるサンドイッチです。
食べ応え抜群のパンに加えて、クリーミーなチーズと野菜のフレッシュな味わい、程よい塩気が組み合わさって、大満足の一品になっています。
ゴリョウサンドにはスープがついているほか、どのプレートランチにもサラダがついてくるのも嬉しいところ。「素材から美味しい」北海道のポテンシャルが反映された内容です。
食べ進めるたびに、身体が喜んでいることを感じられる気がします。
日替わりで登場する「マッシュルームストロガノフ」もオススメ。
ビーフに代わってマッシュルームをメインに使っているのですが、クリーミーな中に滋味深さも感じられる個性的な味わいになっています。香ばしい焼き野菜も相性抜群です。
4.自家製ケーキと深煎りコーヒーでホッと一息
ワンプレートランチにケーキやドリンクを追加でオーダーすることができます。こちらはハスカップのチーズケーキ。濃厚なチーズとハスカップの酸味の対比が絶妙でした。華やかで可愛らしい見た目も良いですね。
最後は、深煎りコーヒーをいただきながら食後の時間を満喫。コーヒーの中に雪化粧をした木々が映り込み、思わずうっとりと眺めてしまいました。
北海道旅行の道中に体験した、心にも身体にも良いものをいただく心温まる時間は、いつまでも忘れられない大切な思い出です。「また帰ってきたい」。そんな心の故郷と言えるお店が一つできました。
- 住所
- 北海道富良野市字上御料
- TEL
- 0167-23-5139
- 営業時間
- 11:30~18:00(17:30ラストオーダー) 定休日はInstagramにてご確認ください
- 備考
- カフェの予約は不可
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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