RONENAI BASE（ロウネナイベース）宿泊体験記｜薪風呂と貸切サウナ、大人の秘密基地を満喫

: 富良野・美瑛・トマム

: 最終更新日：2023年3月14日

美瑛市街から大雪山旭岳ロープウェイまでつながる道道213号線。その途中にある朗根内という集落で、2021年に個性的なお宿が誕生しました。その名も「RONENAI BASE」です。

山好きな奥さんと海好きな旦那さんが迎えてくれる、まさに”大人の秘密基地”と呼べるようなお宿では、大雪山の伏流水を沸かした薪風呂や自作の貸切サウナ、手の込んだ家庭料理を楽しむことができます。

今回実際に宿泊させていただきましたので、その様子をレポートしたいと思います。

1.旭岳山麓・朗根内にたたずむ隠れ宿

2.現在進行形で改装中。進化を続ける「RONENAI BASE」

3.心温まるコミュニケーションも魅力。贅沢な手料理を味わう

4.生まれ変わったように気持ちいい！薪風呂&サウナ

5.何気ない時間からつながる旅

1.旭岳山麓・朗根内にたたずむ隠れ宿

三角形の屋根が特徴の「RONENAI BASE」。この見た目に一目惚れをし、お宿を開業することに決められたのだとか。オーナー夫婦はともにウインタースポーツを楽しむ自然派のアウトドア人。奥さんは元プロスノーボーダーでいらっしゃいます。

「一生滑り続けよう！」を合言葉に、雪山はもちろん、大自然をこよなく愛する人々が集う暖かな場所をつくりたい。”という思いから「RONENAI BASE」は誕生しました。
RONENAI BASE　ロウネナイベース
かつて筆者も北海道を自転車で巡っていた時、旭岳へ向かうために自転車で走り抜けた道沿いにできたお宿だったので、初めての宿泊にもかかわらず、なんだか懐かしい気持ちになりました。

2.現在進行形で改装中。進化を続ける「RONENAI BASE」

RONENAI BASE　ロウネナイベース
「RONENAI BASE」に入ると、迎えてくれるのは開放的なラウンジスペース。オーナー夫妻の趣向が盛り込まれた温かい空間では、オーナー夫妻やスタッフさん、宿泊者同士の交流を楽しむことができます。
RONENAI BASE　ロウネナイベース
自然を楽しむことに加え、人の輪や面白さも大事にしている「RONENAI BASE」。DIY好きな旦那さんが仲間の方と一緒に、お宿を日々リノベーションされていらっしゃいます。

しかし最近は、仕事や遊びに忙しすぎて、完成がいつになるのやら...（笑）とのことだそう。日々進化されるお宿というのもまた面白いですね！
RONENAI BASE　ロウネナイベース
お部屋は全てリノベーションを終え、つい最近2つ目の薪風呂&サウナが完成しています。今回筆者が宿泊したのは「ツインルーム　広々小上がりの和室タイプ」。こぢんまりとしたお部屋ですが、とても快適かつ清潔で、気持ちよく宿泊することができました。

3.心温まるコミュニケーションも魅力。贅沢な手料理を味わう

RONENAI BASE　ロウネナイベース
「RONENAI BASE」は合計4部屋のアットホームなお宿。だからこそ宿泊者は全員同じ時間に集まってラウンジスペースで一同にお食事をいただきます。しかしテーブルは分かれており、適度な距離感はあるのでご安心を。
RONENAI BASE　ロウネナイベース
地元食材をふんだんに用いた自然志向のお料理は、一口いただくと身体が喜んでいると感じられるものばかり。自家製の焼売&地元野菜の蒸し物や、チキンフライと和寒キャベツ、魚介の旨味が詰まったパエリアなど、どれも頬っぺたが落ちる絶品ぱかりでした。
RONENAI BASE　ロウネナイベース
なお例えば、「このポテトフライには一手間かけているんだけど何でしょう？」など奥さんとのコミュニケーションも面白かったです。食べて・話して・知って＝嬉しいという心温まるひとときを過ごすことができました。

現地での印象的な出来事は、旅の満足度を何倍も高めてくれますね。

4.生まれ変わったように気持ちいい！薪風呂&サウナ

RONENAI BASE　ロウネナイベース
滞在中には1時間、大雪山の伏流水を沸かした薪風呂と自作の貸切サウナを利用することができます。チェックインの時に利用時間を決めるスタイルです。

ご主人が薪で沸かすお風呂は遠赤外線効果が高く、塩素が入っていない伏流水は身体に染み渡っていく繊細な肌触り。
RONENAI BASE　ロウネナイベース
サウナは高温ながらも適度に湿度があって、セルフロウリュをすると、むわぁ〜っと温度が上がっていきます。シメはキーンと冷えた伏流水の水風呂や、雪が少し積もった屋外スペースでの外気浴です。

まるで生まれ変わった感覚になるぐらい、気持ちの良い入浴体験を味わいました。日頃溜め込んでしまった自分の負が全て流れ落ちたような、スッキリとした気持ちで翌朝を迎えられました。