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のどかな美瑛丘陵のレストラン「bi.ble」で、北の恵みフルコースを堪能!

エリア
富良野・美瑛・トマム
投稿日
最終更新日:2021年9月9日
「日本で最も美しい村」連合に加盟し、緩やかな丘陵地が続いていく北海道美瑛町。どこかヨーロッパを彷彿とさせる長閑(のどか)な風景が広がり、牧歌的な時間が流れます。

今回紹介する「bi.ble(びぶれ)」は、そんな美瑛の丘陵地に位置する隠れ家レストラン。地元産の旬な野菜をふんだんに使った郷土フルコースをいただくことができます。

旅行の道中、プレミアム感が添えられる、癒しのひととき。数々の名所を巡るプランも良いですが、美食に舌鼓を打ちながら、ゆったりと過ごす旅も一興です。

パッチワークの道の一角に、おしゃれな隠れ家レストラン

美瑛 ビブレ

美瑛市街から北に車で10分ほど。ケンとメリーの木や、セブンスターの木など、美瑛を代表する観光スポットをが点在する北瑛(ほくえい)エリア。

様々な花や農作物が連なり、”パッチワークの路”と名付けられている丘陵地帯の一角に、今回紹介する「bi.ble」は佇んでいます。
美瑛 bi.ble ビブレ 外観
駐車場から奥まったところにあるグリーン色の建物が目印です。どこかヨーロピアンテイストの外観が、美瑛らしい素朴な雰囲気とよく調和しています。

美瑛 bi.ble ビブレ
レストランの中へと入ったら、美瑛の丘陵地を望むオープンなテーブル席。木の質感も心地よく、食事の前から気分が上がってしまいます。

美瑛 bi.ble ビブレ メニュー
「bi.ble」のランチコースでは、3000円、4200円、6400円の三種類から選べます。どれも美瑛産の採れたて野菜と、北海道の旬の食材を盛り込んだ、北の恵みフルコースです。

今回はせっかくなので、一番豪華な6400円のコースをセレクトしました!

【お品書き】
・ガスパチョ
・ブロッコリーの茹で上げ
・前菜盛り合わせ
・桜鱒のポワレ 山わさびクリーム添え
・北海道産牛ヒレ肉の炭火焼
・牛乳アイス&クロッカン

美瑛 bi.ble ビブレ 乾杯
それでは早速、生ビールとイチゴの生搾りジュースで乾杯!

野菜を主役に!趣向を凝らした前菜を味わう

美瑛 bi.ble ビブレ スープ
それでは、まずアミューズのガスパチョから。飲むサラダと呼ぶにふさわしい、野菜の旨味が詰まった冷製スープです。

トマトの酸味に溶け込む、重層的な野菜の香りが口の中に広がります。すっきり爽やかで、夏にぴったりな一杯でした。
美瑛 bi.ble ビブレ
そして次に運ばれてきたのは、バリエーション豊かな前菜たち。

ブロッコリーの茹で上げから始まり、ラタトゥイユ、そして丸太の上に豪快に盛られた前菜には驚きました。旬の野菜の彩りが目を引く、農作物に恵まれた美瑛らしいラインナップです。

美瑛 bi.ble ビブレ
季節によって、前菜の主役も変わります。この時は、緑鮮やかなブロッコリー。

茹でたてを卵黄とパン粉に付けてパクリと!コリコリとして甘く、あとを引く濃厚さが堪らない一皿に、ブロッコリーのポテンシャルの高さを見せられた気がします。

美瑛 bi.ble ビブレ
太陽をいっぱいに浴びて育った、野菜本来の美味しさを、素直に生かした味付けが印象的。「野菜ってこんなに美味しかったっけ?」と、原点回帰をさせられます。

美瑛 bi.ble ビブレ
そして珍しかったのは、温かいままいただくニシンの燻製。ふわふわとした食感とともに感じる、独特の香りとジューシーな旨味は、続くメインへの食欲を高めてくれました。

パンの概念が変わるほど美味しい、自家製パン

美瑛 bi.ble ビブレ パン
メニューには含まれていませんでしたが、実は「bi.ble」のコース料理の立役者が、自家製パン。

まず前菜とともに、「ジャガイモのパン」が運ばれてきます。布に包まれた熱々のパンを手でちぎって頬張ると、眉間にシワが寄るほどの美味しさ。皮は薄くカリッとしているものの、中はもっちりふわふわで、3〜4噛みに1回のタイミングで広がる何とも言えない香ばしい香り。

美瑛 bi.ble ビブレ パン
コース料理では、バケットにオリーブオイルやバターを付けたくなりますが、このパンには何もいらない。むしろ何も付けず、そのまま食べていたい。

パンの概念が変わるほどの美味しさです。

美瑛 bi.ble ビブレ パン クロワッサン
またコースの中で一度、焼きたての「クロワッサン」を持ってきてくれます。これがまた堪りません!

熱を入れすぎず、余熱30分で仕込むことで、パンの生地が伸びるようにモチモチに仕上がります。香ばしいサクサクの外側と、少し口に残るようなねっとりとした内側の食感。

その絶妙な塩梅に、思わず唸ってしまいました。

お肉と魚。2種類のメインを贅沢に堪能

美瑛 bi.ble ビブレ 料理 メインディッシュ 魚
6400円のコースには、メイン料理が豪華に二品もついてきます。まずは魚料理で、「桜鱒のポワレ 山わさびクリーム添え」。

鮮やかな魚の身に添えられているのは、山わさびのムース。北海道らしい引き立て役が、清涼感と心地よい痺れで、脂の旨味を高めてくれます。パリッとした皮を切っていく感覚も楽しいです。

美瑛 bi.ble ビブレ 料理 メインディッシュ 肉
続いて、肉料理は「北海道産牛ヒレ肉の炭火焼」。外側は香ばしく、中側はレアに絶妙な火加減のお肉は、上質な旨味と口どけの良さを感じられる一品。

そんなお肉についてくるのは

美瑛 bi.ble ビブレ
「ジャガイモのグラタン」です。

メークイーンを薄切りに、バターとともに煮込んだ芳醇なソースを絡めて口に入れると、肉の旨味にまろやかさが加わり、思わず思考停止する美味しさ。

食べ終わったあと、満腹感と幸福感がどっと押し寄せてきました!

スイーツを食べて、食後もゆるりと

美瑛 bi.ble ビブレ
最後のスイーツは「牛乳アイス&クロッカン」。優しい甘みの牛乳アイスとオリーブオイルの相性に良さに驚きます。
美瑛 bi.ble ビブレ
この日は気温30度を超える真夏日。涼しい店内で、今まで食べた料理の美味しさを振り返りながら、食後もゆるゆるとくつろいでしまいました。

店に入ってから食べ終わるまで約2時間。いろんなところを巡りたくなる旅行ですが、その地に根ざした食を、ゆったりといただく時間も非日常で格別。

素材を味わうことの喜びを再認識させてくれた「bi.ble」。ぜひ美瑛旅行で立ち寄ってほしい満足度の高いレストランです。

bi.ble

住所
北海道上川郡美瑛町北瑛第2
TEL
0166-92-8100
HP
http://bi-ble.jp/sp/
営業時間
●夏期 4月~10月
ランチ 11:00〜14:30(LO)
ディナー 17:30〜19:30(LO)
宿泊日 月・火曜日を除く毎日
定休日 火曜日
●冬期 11月〜12月(1月〜3月は冬期休業)
ランチ 11:00〜14:00(LO)
ディナー 17:30〜19:00(LO)
宿泊日 金・土・日・祝祭日
定休日 月曜日から木曜日まで
備考
アクセス:美瑛市街から車で約10分
予算:1人4000円〜10000円

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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