冬のトマムで過ごす、非日常のリゾートステイ。星野リゾート トマム ザ・タワー 宿泊体験記
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- 富良野・美瑛・トマム
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- 最終更新日:2026年1月15日
冬ならではの雪景色を望む客室、ホテル敷地内の個性豊かなレストラン、そして幻想的なアイスヴィレッジまで。厳冬期だからこそ味わえる、トマムの魅力とともに体験記としてお届けします。
雪国リゾートへの道のり|冬のトマムへのアクセス

新千歳空港からトマムまでは、車でおよそ2時間。冬の道東自動車道は、積雪や凍結が当たり前の世界です。スタッドレスタイヤは必須で、スピードは控えめに。吹雪くと一気に視界が悪くなり、ホワイトアウトに近い状況になることもあるので、細心の注意が必要です。

冬道の運転に不安がある場合は、新千歳空港や札幌から発着するウィンターシーズンのトマム行きバスライナーやJRを利用すると安心です。
私が訪れた日も途中舞い上がる雪で視界がかなり悪くなり、緊張感のある道のりでしたが、慎重に運転を続け、なんとか無事に到着。白銀の山々に囲まれたリゾートが見えた瞬間、ほっと肩の力が抜けました。
雪景色に包まれる、トマム ザ・タワーの客室

今回宿泊したのは、トマム ザ・タワーのスタンダードツインの客室。24~27㎡ほどの広さがあり、2人で過ごすには十分な空間です。派手さはないものの、内装はどこか温かみがあり、雪国のリゾートらしい落ち着きを感じさせます。

窓の外には、しんしんと雪が降り積もるトマムの森。暖房の効いた室内から、静かな雪景色を眺めていると、それだけで贅沢な時間に感じられました。外の厳しい寒さと、室内の快適さの対比も、冬の宿泊ならではの魅力です。
滞在を彩る、トマムの多彩なレストラン

トマムは山中にありますので、滞在中の食事は多くの場合リゾート内でとる事がほとんどになると思います。
トマム ザ・タワーの敷地内には、和洋中をはじめ多彩なレストランが点在しており、食事に困ることはありません。北海道食材を生かした本格的な料理から豪勢なビュッフェ、気軽に楽しめるお料理まで選択肢が豊富で、滞在の満足度を高めてくれます。
※レストランは時期により入れ替わりあり
スープカレーGARAKU~トマムの森~|体に染み渡る、冬のごちそう

お昼に訪れたのは「スープカレーGARAKU~トマムの森~」。札幌の人気店・GARAKUの味を気軽に楽しめます。スパイスの香りが立ち上るスープは、寒い体にじんわり染み渡ります。素揚げされた野菜は甘みが強く、ゴロっとした具材も食べ応え十分。

スープの辛さは調整できるので、好みに合わせられるのも嬉しいポイントです。雪景色を眺めながら味わう熱々のスープカレーは、まさに冬のごちそうでした。
麺屋 竹蔵 -TAKEZO-|トマムの夜を締めくくる、至福の一杯

もう一軒訪れたのが「麺屋 竹蔵 -TAKEZO-」。ベースのスープは、魚介系、柚子、生姜など、多彩な味が揃っています。写真は鶏清湯醤油らーめん。すっきりとしてキレのあるスープに、しっかりとしたコシのある麺がよく絡みます。冷え切った体に、ラーメンの湯気と香りが一気に染み込み、思わず無言で食べ進めてしまうほど。

こちらは鶏清湯の塩らーめん。澄んだ見た目とは裏腹に、コクのあるスープは濃すぎず絶妙なバランスで、小麦の風味をしっかり感じる麺との相性も抜群です。アイスヴィレッジで冷えた身体をやさしく温めてくれました。
寒ささえ演出になる、幻想のアイスヴィレッジ

冬のトマムを象徴する存在が、夜にだけ現れる幻想的な「アイスヴィレッジ」です。トマム ザ・タワーからも徒歩で行ける距離に位置し、氷と雪で造られたドームや建物が並び、まるで物語の世界に迷い込んだかのような光景が広がります。

氷の教会、氷のバー、氷のホテルなど、それぞれが期間限定の“作品”。ライトアップされた氷は、青白く輝き、静寂のなかで一層存在感を放ちます。氷の教会は、「2人の純粋な気持ちが、途切れなく続く」という想いを込め、継ぎ目 のない一枚氷で造られているのだそうです。

実際に氷のカウンターに触れると、手がかじかむほどの冷たさ。それでも不思議と居心地がよく、寒さすら演出の一部に感じられました。防寒対策を万全にして歩く夜のアイスヴィレッジは、冬のトマムに来たからこそ体験できる、忘れがたいひとときです。
海鮮丼にフレンチトースト!旅の楽しみ朝食ビュッフェ

翌朝の楽しみは朝食。トマムでは、3つのレストランから選べますが、今回はビュッフェダイニング「hal(ハル)」を選択しました。お目当ては、サーモンといくらの親子丼。丼にご飯をよそい、サーモンといくらをたくさん盛り付けます。海鮮盛りだくさんの朝食は北海道旅行の醍醐味です。

ほかにも、北海道らしさを感じるメニューが豊富に揃っています。なかでも人気なのがフレンチトースト。トマム牛乳をたっぷり使ったふわふわの食感に、鉄板で焼き上げる香ばしさが加わり、間違いのないおいしさです。

レストランへ向かう途中、雪景色を眺めながら少し歩く時間も心地よく、朝の冷たい空気が、旅情を一層引き立ててくれました。
一面白の世界に立つ、霧氷テラス体験

朝食後は、霧氷テラスへ。ロープウェイで乗り場まではホテルエントランスからシャトルバスがあります。この日はあいにくの天気。霧氷も見られず、体感温度は想像以上の冷え込みでした。晴れていれば、白く輝く霧氷と雄大な景色が広がるそうですが、自然相手なのでこればかりは仕方ありません。ただ視界のない白の世界に立つ体験も、それはそれで印象深く、冬山の厳しさを垣間見た気がしました。
記憶に残る、冬のトマム宿泊体験

冬の「トマム ザ・タワー」滞在は、寒さも含めて楽しむ、非日常のリゾート体験でした。アイスヴィレッジや雪景色、温かいグルメを味わう時間は、冬旅ならではの魅力です。一方、グリーンシーズンにはアクティビティも豊富で、また違った表情を見せてくれるはず。子どもがもう少し大きくなったら、次は家族で訪れたい。そう思わせてくれる、記憶に残る滞在となりました。
- 住所
- 北海道勇払郡占冠村中トマム
- TEL
- 0167-58-1111
- イン/アウト
- 15:00/10:00
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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