仏蘭西茶館|ノスタルジーな純喫茶は1972年創業のまるで絵本の中の世界
- 釧路・阿寒・川湯・根室
- 最終更新日:2021年11月16日
釧路で純喫茶といえばいちばんに思いつく、筆者行きつけの喫茶店です。
レトロな雑貨やインテリアに囲まれたかわいらしい空間で、喫茶店ならではのクリームソーダやおいしいサイフォン珈琲と共に、自分だけの特別な時間を過ごせることでしょう。
1.雑居ビルの地下に佇む隠れ家喫茶
JR釧路駅から歩いて10分ほど、末広のすずらん通りを歩いていると見えてくる「仏蘭西茶館」と、表記された小さな看板が目印です。近くには釧路の夕日スポットで知られている幣舞橋があります。幣舞橋から仏蘭西茶館までは徒歩5分ほどなので、夕日を見た帰りに寄るのもよさそうですね。
居酒屋やカラオケ店が並ぶ通りを歩いていると仏蘭西茶館が入る古いビルが出てきます。少し入りづらい雰囲気を感じつつも看板すぐ近くの階段でビルの地下へ、階段を降り切った先にお店はあります。
2.まるで絵本の中のようなレトロな店内
少し緊張しながら店内に入ると、異国を連想させるようなたくさんの小物がいたるところに置かれています。カウンターにはサイフォンが並んでいて、アンティーク調のマグカップがいくつも並んだ食器棚が印象的です。天井からは個性豊かなランプがいくつも吊るされ、壁にはやわらかい雰囲気の絵画が何枚も飾られています。
テーブルの隅にもオルゴールや万華鏡などが置かれていて、お店の隅々にまでこだわりが感じられます。
4人掛けのテーブル席が5つあり、グループでもゆったりと過ごせそうです。カウンターも広々としているので、おひとり様でも入りやすい雰囲気です。
トーストの焼き上がりを知らせる音、お湯を沸かす音、挽きたてのコーヒー豆の香り。
日常に溢れる音や景色が不思議とドラマチックに感じられるのは、現実とは少し距離がある地下ならではの魔法なのかもしれません。
3.仏蘭西茶館のメニュー
テーブル席に着くと、温かいおしぼりとお水を持ってきてくれます。メニューは、コーヒーが4種類、クリームソーダやシェイク、ミルクセーキにココアなど憧れの純喫茶のドリンクが揃っています。
今回はアーモンド・オ・レのホットを注文しました。あつあつで届いたアーモンド・オ・レはとてもクリーミーで、甘くて優しい口当たりです。アーモンドの味が濃く感じられてやわらかい印象です。初めて飲むのに、慣れ親しんだような味がしました。とてもおいしかったです。
4.地元で愛される名店
店内には、雑誌や漫画が何冊かあり、新聞も読むことができます。本棚の隙間には「サカンノート」というものが隠れています。少しだけ頁をめくってみると、仏蘭西茶館に立ち寄った人が日記やメッセージを書き残していました。このノートや常連さんと店主のたわいのないおしゃべりの様子を見ていると、お客さんにすごく愛されているお店だなと感じました。
友人とおしゃべりしに行くもよし、読書に没頭するもよし、現実逃避するのもいいですね。
おわりに
今回は、釧路市の末広の地下にある古き良きレトロな喫茶店をご紹介しました。
まるで時間が止まっているような不思議な時間を過ごせることでしょう。
お昼から夜遅くまで営業しているので、街ぶらの折や釧路の街で飲んだあとなど、ぜひ立ち寄ってみてください。
- 住所
- 北海道釧路市末広町5-5 末広ビルB1
- TEL
- 0154-22-9666
- 営業時間
- 11:00~24:00
- 備考
- 駐車場無し
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