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釧路観光の魅力とは?見どころ&楽しみ方ダイジェスト!

エリア
釧路・阿寒・川湯・根室
投稿日
最終更新日:2019年5月30日
地域によって様々な表情をもつ北海道。
どこも人気がありますが、特に道東には、ここが日本であることを忘れるほどの雄大な自然が広がっています。

そのなかでも、釧路市とその周辺は神秘的な自然と豊かな食文化を楽しむことができるエリア。多くのツアー客を魅了し続けています。

2016年3月からは道東自動車道・阿寒ICも開通して、ますますアクセスしやすくなった釧路エリア。
今回は、そんな魅力いっぱいの釧路観光をご紹介します!

1. 知っておきたい釧路の魅力

1-1. 釧路湿原

釧路観光画像提供元:釧路市

釧路湿原は日本最大の湿原。
その大きさは東西約25km、南北約36kmに及びます。

広大な湿原はさらにバリエーション豊かな湿地湿地帯で構成されています。
そのため、釧路湿原には実に様々な植物や動物が生息していて、それらが四季折々の美しい景観をみせてくれます。

釧路湿原

湿原のなかには勝手に立ち入ることはできません。
湿原を見学するときには周囲にある展望台やビジターセンターから湿原を眺めることになります。

しかし、いくつかの施設では周囲に遊歩道があるので、少しだけなら湿原の雰囲気を楽しむことができます。
湿原西側にある温根内ビジターセンターでは3.1kmの遊歩道が設置されています。

釧路観光画像提供元:釧路市

釧路湿原のシンボルといえば、国の天然記念物のタンチョウです。

タンチョウの観察スポットは湿原周囲に数か所あります。釧路市丹頂鶴自然公園、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ、鶴見台などはタンチョウヅルの給餌場でもあるので、間近でタンチョウに会えるチャンスがありますよ♪

【アクセス情報】
釧路市湿原展望台
住所:釧路市北斗6-11
車でのアクセス:釧路駅から車で約30分
バスでのアクセス:阿寒バス 鶴居線・幌呂線 湿原展望台バス停下車、徒歩1分
開館時間:(5月~10月)8:30~18:00、(11月~4月)9:00~17:00
休館日:年始年末(12月31日~1月3日)
入館料:大人470円、高校生250円、小中学生120円
問い合わせ先:0154-56-2424

温根内ビジターセンター
住所:阿寒郡鶴居村温根内
車でのアクセス:釧路駅から車で約40分
開館時間:(4月~10月)10:00~17:00、(11月~3月)10:00~16:00
休館日:火曜日、年末年始(12/29~1/3)
入館料:無料
電話番号:0154-65-2323

~関連記事~
・【白銀の湿原へ】冬の釧路湿原でカヌー&アウトドア体験!

1-2. 釧路の夕日

かつては、「霧の街」として知られていた釧路。
ですが、いまは「夕日のまち」としても知られるようになりました。

釧路の夕日はインドネシアのバリ・フィリピンのマニラとともに「世界三大夕日」といわれています。

なぜ夕日の美しさが広まったのでしょうか?
いまのところ、船乗りのあいだで口コミで広まったという説が有力なようです。

釧路観光

美しさの理由としては、赤が映るために必要な分の水蒸気が大気中に十分に含まれていることがあげられています。
また、灯台や街路灯など夕日の景色を美しく演出する建造物が多いことが影響しているとも言われています。

いずれにせよ、釧路の夕日が世界屈指のものであることは間違いありません。

釧路観光

自然と都市が共存している釧路では、さまざまな表情の夕日をみることができます。

主な夕日スポットとしては、市内中心部ならば、釧路川河口にある
「釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー)」「幣舞橋(ぬさまいばし)」。
ノスタルジックな港町の風景と夕日のコラボレーションは、まるで絵画のような美しさを見せてくれます。

市外ならば、釧路のまちを一望できる「釧路市湿原展望台」や雄大な湿原の夕日「細岡展望台」がおすすめです。

釧路フィッシャーマンズワーフmooイメージ

【スポット情報】
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
住所:釧路市錦町2-4
営業時間:
[1Fショッピングゾーン]10:00 ~ 19:00、(7月~8月)09:00 ~ 19:00、(12月31日、1月2~4日 10:00 ~ 17:00
[2、3Fレストランゾーン]11:00 ~ 22:00、(12/31)11:00 ~ 15:00
電話:0154-23-0600

1-3. 釧路の食

雄大な自然とあわせて、豊かな食材も釧路観光の大きな魅力です。
釧路には海産物をはじめとして新鮮でおいしい食材を気軽に楽しむことができます!

・ろばた焼き
囲炉裏(いろり)のような炉にある炭火で食材を焼いて長いへらで料理を運ぶ、ろばた焼き。ろばた焼きは釧路で発展したといわれており、専門店も多くあります。
新鮮な魚介類をはじめ、肉や野菜などメニューも豊富なので、どんな人でも満足できることうけあいです!

釧路 炉ばた焼

・ザンギ
いまや全国に知られている北海道の味・ザンギ。にんにくやしょうがをきかせた味付けのからあげです。
釧路はザンギ発祥の地。とくに釧路のザンギは独特で、その名も「くしろザンギ」とよばれています。

釧路観光

「くしろザンギの定義」
くしろザンギは、鶏は勿論、地元の旨い食材を脂でジュワッと揚げたものです。
くしろザンギは、下味を付けたり、独自のタレを付けたり、何も付けなかったりです。
くしろザンギは、常に進化しつづける、釧路の美味しい唐揚げ文化です。
(「くしろザンギ推進協議会」https://946zantare.com/aboutusより引用)

北海道のなかでも特に個性的な「くしろザンギ」を味わってみてはいかがでしょうか?

・釧路ラーメン
細ちぢれ麺とあっさりした醤油味のスープを基本としたラーメンです。
ラーメン通のあいだで一目置かれていて、これから更なるブームが来そうな予感のラーメンです!

釧路観光Photo by Wikipedia/Nontan2000

・厚岸のカキ
釧路エリアのグルメといえば、はずせないのが厚岸のカキです。

釧路観光

釧路市街から車で1時間ほど離れたところにある厚岸は北海道内有数のカキの産地。
厚岸のカキはふっくらしていて、味にこくと甘みがあるのが特徴。しかも年中出荷されているのでいつでも楽しむことができますよ!

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2. 釧路のおすすめスポット5選

2-1. 阿寒湖

道内有数の観光スポット、阿寒湖。
釧路市にあるのはご存じでしたでしょうか?

もともと「阿寒町」という自治体でしたが、10年前の「平成の大合併」によって釧路市になりました。

釧路中心地から阿寒湖までは車のアクセスのみ。
車で約1時間半、バスで2時間弱かかりますが、行くだけの価値はあります。

釧路観光画像提供元:釧路市

四季折々にダイナミックな表情をみせるカルデラ湖・阿寒湖。
特に、冬に凍った湖面の氷が春になって溶けてくる様子はドラマチックで、多くの観光客を魅了しています。
また最近は、凍った湖面の上に咲く氷の結晶、フロストフラワーも注目を集めています。

阿寒湖・フロストフラワー

登山客に人気がある雄阿寒岳、日本百名山にも選定されている雌阿寒岳は活火山としてもよく知られています。
神秘的なマリモや、数々の野生生物。
北海道でも人気の高い、癒やしの阿寒湖温泉。
そして、自然と共生してきたアイヌ文化。

いつ訪れても魅力のつきない阿寒湖です。

釧路観光画像提供元:釧路市

【スポット情報】
阿寒湖観光ナビ:http://ja.kushiro-lakeakan.com/
問い合わせ先:0154-67-3200(阿寒観光協会)

~関連記事~
・初めての阿寒湖でもこれで安心!阿寒湖観光ガイド
・【冬の絶景】阿寒湖・フロストフラワー|天空の楽園に咲く氷の花!

2-2. 和商市場

北海道を代表する三大市場といえば「函館朝市」、「札幌二条市場」、そして「釧路和商市場」です。
海産物はもちろん、野菜、果物や肉類、惣菜、菓子や生花など、個性豊かな店が軒を連ねています。

釧路観光画像提供元:釧路市

和商市場といえば、名物「勝手丼」があります!

まず総菜屋さんでご飯を買ってから、海産物の店で自分の好きな食材をを少しずつ買い足していきます。最後にどんぶりにしょうゆをかけてもらって完成です。
自分好みのどんぶりを作れるなんて楽しいですね!

和商市場

釧路観光画像提供元:釧路市

釧路市民の台所・和商市場。
釧路を訪れたなら一度は言ってみたいスポットです!

【スポット情報】
住所:釧路市黒金町13丁目25
アクセス:JR釧路駅から徒歩10分
営業時間:
(1月~3月)月~土8:00~17:00、日曜は休み
(4月~12月)月~土8:00~18:00、日曜は8:00~16:00(12月日曜は8:00~18:00)
電話:0154-22-3226
ホームページ:http://www.washoichiba.com/index.html

2-3. 阿寒国際ツルセンター

釧路湿原のシンボルともいえるタンチョウヅル。

釧路観光

タンチョウヅルを観察できるスポットはいくつかありますが、なかでも「阿寒国際ツルセンター」は年間を通してツルを観察できるスポットとして知られています。

ここでは、野生のタンチョウが見えないときでもセンターで飼育しているツルを見ることができます。
間近でみるツルの美しさと迫力にはココロをうばわれることでしょう。

【スポット情報】
住所:釧路市阿寒町上阿寒23線40番地
空港からのアクセス:釧路空港から車で20分
JRからのアクセス:JR釧路駅からバスで60分、バス停「丹頂の里」下車
開館期間:11月1日~3月31日
開館時間:8:30~16:30(11月~1月は16:00まで)
入場料:大人470円、小・中学生240円
電話番号:0154-66-4011

2-4. 釧路市動物園

北海道の動物園の数は多くないのですが、釧路エリアには「釧路市動物園」があります。
実は、ここは国内最東端にある動物園、かつ北海道最大の動物園なのです!

釧路観光Photo by Flickr:KUSHIRO Zoological park. /MIKI Yoshihito

シマフクロウのような北海道に生息する動物や、ホッキョクグマ、アムールトラ、レッサーパンダのように寒い場所に住む人気の動物が、涼しい北海道で元気に活動する姿を見ることができます!

場所は郊外ですが、動物好きなかたならばぜひ一度訪ねてもらいたい動物園です!

【スポット情報】
住所:北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番
車でのアクセス:
釧路空港から11分(7km)
JR釧路駅から タクシー・レンタカーで27分(18km)
路線バス(阿寒バス)で55分
営業時間:(4月10日~体育の日)9:30~16:30
(体育の日の翌日~4月9日)10:00~15:30
休園日:(12月~2月)毎週水曜日(祝祭日以外)、12/29~1/2
入園料:一般570円、中学生以下無料
電話:0154-56-2121

2-5. 釧路赤ちょうちん横丁

釧路グルメを楽しみたいかたにぜひ押さえていただきたいのが「釧路赤ちょうちん横丁」。
古くからある屋台村が発展して現在のようになりました。

赤ちょうちん横丁

その名のとおり飲み屋もありますが、釧路名物の炉端焼きや寿司屋もあるので、ひとつの店でじっくり食事を楽しむのもよし、はしごするもよし、さまざまな楽しみかたができるグルメスポットです。

場所はJR釧路駅から1kmほどはなれたところにあります。
周囲にホテルも多いので、帰り道のことをあまり心配せずに楽しめるのもいいところです。

【スポット情報】
住所:釧路市川上町4-1
営業時間/休日:店舗による
問合せ先: 0154-42-0334(釧路赤ちょうちん横丁株式会社)
ホームページ:http://akayoko946.com/

3.釧路観光の楽しみ方

3-1. 観光バスで楽しむ

とにかく広大な釧路エリア、観光スポットが多く、しかも点在しているので、どこをまわればいいのかわからない!と悩むかたは多いようです。

効率よく釧路エリアを周遊したいときは定期観光バスを利用するのもひとつの手です!

地元のバス会社・阿寒バスでは 夏季に1つのコース、冬季に2つのコースを用意しています。
いずれのコースもJR釧路駅前やフィッシャーマンズワーフMOOから出発します。

釧路観光

【夏季】
ピリカ号:釧路湿原・摩周湖・阿寒湖をたっぷり1日かけて回ります。
途中、阿寒湖温泉に立ち寄るので温泉を楽しむことができますよ!(昼食代、温泉代は各自負担)

釧路湿原

【冬季】
ホワイトピリカ号:摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖をたっぷり1日かけて回ります。
こちらも途中に阿寒湖温泉に立ち寄ります。(昼食代、温泉代は各自負担)

しつげん55PASSで巡る 冬のたんちょう号:冬の釧路湿原の飛来したタンチョウの魅力をじっくり味わいつくす1日コース。(昼食代は各自負担)

釧路観光画像提供元:釧路市

いずれも1日がかりのコース。
事前予約が必要ですので、旅行前に申し込むといいですよ!

【問い合わせ先】
阿寒バス株式会社
電話番号:0154-37-2221
ホームページ:http://www.akanbus.co.jp/

3-2. 観光列車で楽しむ

近年の鉄道ブームもあって列車での北海道観光を楽しむひとが目立っていますが、釧路湿原を走る観光列車「SL冬の湿原号」、「湿原ノロッコ号」も人気列車のひとつです。

いずれのコースも釧網本線、釧路駅から標茶駅/川湯温泉にまたがり、ちょうど釧路湿原の東側を横断するようになっています。

車で通れない湿原のなかを走っていくので、雄大な湿原を間近で体験できると観光客に大人気の列車です。

運転日が限定されているので、旅行出発前に予約を!

釧路観光画像提供元:釧路市

湿原ノロッコ号:
夏季に運行する臨時列車。開放感あふれるトロッコ型の車両にのって夏の釧路湿原を横断します。「冬の湿原号」では列車の暖かさを体験できますが、こちらでは戸外のさわやかさを体験できます!
北海道の夏の涼しい風を感じながら湿原観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?
料金は大人片道540円(指定席券別途520円)。(2017年の場合)

釧路観光

SL冬の湿原号:
冬季限定で走る蒸気機関車です。
かつて北海道内ではこれ以外に函館、大沼、ニセコの3つの路線で臨時のSL列車が走っていましたが、現在はこの「冬の湿原号」のみとなっています。そのため、とても人気があります。
車両は木を多用して重厚感を出した、レトロな内装です。
また、車内にはダルマストーブが設置されていて、ストーブの火でのスルメ焼き体験が人気です。
料金は大人片道1,070円(指定席券820円)。(2016年の場合)

【問い合わせ先】
JR北海道釧路支社
営業時間:5:30~22:30
電話番号:0154-24-3176

4. 釧路へのアクセス

まず、札幌/新千歳方面から釧路までのアクセスですが、移動だけで半日がかりになってしまいます。

釧路駅

JRを利用する場合、札幌発の特急「スーパーおおぞら」で約4時間かかります。
高速バスを利用する場合、深夜バスの利用になります。所要時間は約6時間。

便数もけっして多くはないので、事前に時刻表の確認をすることをオススメします。

つぎに、車でのアクセスの場合、札幌から高速利用で約5時間、一般道利用で約8時間かかります。
車で向かうなら、途中で宿泊したり、寄り道しながら観光する、のんびりスケジュールでの移動をおすすめします。

釧路エリアのみの観光をお考えでしたら、
本州からのアクセスは飛行機がおすすめです。

釧路空港

羽田からはJAL、ANA、AIRDOから直行便が出ています。3社合わせて1日8便程度。
所要時間は1時間35分です。
中部からはJALの季節運行便、伊丹からはANAの夏季運行便が出ています。

あとがき

以上、かけあしですが、釧路エリアのみどころをご紹介しました。

釧路エリアには今回紹介したもののほかにも、キャンプやカヌー体験、フィッシング、トレッキングなどのアクティビティが充実しています。

また、釧路市や阿寒ではさまざまなお祭り・イベントが年間をとおして開催されています。
北海道のディープな魅力にあふれた釧路エリア、一度体験してみてはいかがでしょうか?

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