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写真愛好家が集まる、釧路タンチョウの魅力とスポット紹介

エリア
釧路・阿寒・川湯・根室
投稿日
最終更新日:2021年3月4日
優雅に美しく、大空を舞うタンチョウ。その姿をひと目見に、国内外から、毎年多くの人が訪れています。
北海道 東部のくしろ地域に生息するタンチョウは、国の特別天然記念物に指定され、冬の風物詩として写真愛好家を魅了し続けています。
タンチョウの魅力と人気の高い鑑賞スポットをご紹介していきます。

1.写真愛好家を魅了する、タンチョウの魅力

釧路 タンチョウ 丹頂 釧路湿原

日本国内最大の湿原、釧路湿原のシンボルになっている「タンチョウ」 。
釧路湿原は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」(ラムサール条約)日本第一号として1980年に登録されています。

タンチョウは1年中、釧路湿原を中心とした北海道 東部の湿地を棲家としている日本最大の鳥です。
体重は、6~11kgで、くちばしの先から尾の先まで全長1m50cm、翼を広げると2m40cmと大形。

漢字では「丹頂」と書きます。丹は「赤」、頂は「てっぺん」の意味で、頭頂部が赤いことから、この名前が付けられました。
タンチョウは、アイヌ語でサルルンカムイ(湿原の神)と呼ばれ、その神々しく美しい佇まいが見る人の心を惹きつけています。
釧路 タンチョウ 餌を求めて給餌場へ

タンチョウには、給餌場や観察施設等で会うことができます。
冬は餌を求めて給餌場へやってきますので、間近で雪景色に映えるタンチョウを撮影したい方は、冬シーズンがおすすめです。
タンチョウは、見た目では、オスとメスの判別がつかず、夫婦で鳴き合う声で見分けることができるとされています。

オスとメスの2羽がかけあいで鳴いている時、オスが一声「コー」と先に鳴くと、メスが「カッカッ」と続けて鳴きます。
この行動は、つがいになったツルの、周囲への縄張り宣言と、お互いの絆を確かめるためと考えられています。
釧路 タンチョウ 給餌場 デントコーン

2.タンチョウの見どころ

給餌場は、タンチョウの餌が少なくなる11月〜3月に運営されています。
餌は、デントコーン(飼料用とうもろこし)がまかれ、現在では最大で300羽以上のタンチョウが給餌場に飛来します。時期によって、様々な姿を見せるタンチョウをご紹介していきましょう。

10月〜11月:「鳴き合い」
秋が深まるにつれ、鶴居村(つるいむら)や阿寒町(あかんちょう)などの給餌場へ集まってくるようになります。日の出を背景に、鳴き合うタンチョウの息が赤く染まる明け方は、特に美しいです。
釧路 タンチョウ ねぐらへ向けて群れで一斉に飛び立つ姿

12月〜1月:「集合」
12月下旬〜1月初旬にかけて、集まる数が最も多い時期とされています。夕暮れの空をバックに、ねぐらへ向けて群れで一斉に飛び立つ姿は圧巻です。

2月:「求愛」
1日に100羽前後のタンチョウが集まり、中旬頃からオスとメスの絆を深める求愛ダンスが見られるようになります。
釧路 タンチョウ 子別れと飛行

3月:「子別れ&飛行」
親鳥が幼鳥を追い払う「子別れ」を観察することができます。空高く旋回しながら舞い上がり、繁殖地の湿原へ移動します。

3.タンチョウに会えるスポット

タンチョウに会えるスポットをご紹介していきます。

鶴居・伊藤 タンチョウサンクチュアリ
釧路 タンチョウ 鶴居・伊藤 タンチョウサンクチュアリ

タンチョウの生息地、越冬地の環境を保全している施設。冬期間、給餌が行われています。給餌の時間は、1日1回 午前9時頃(天候等により変動あり)です。

住所:北海道阿寒郡鶴居村字中雪裡南
TEL:0154-64-2620
HP
H開館期間:10月1日~3月31日
入館料:無料

アクセス:
・JR釧路駅前バスターミナルから、阿寒バス「つるい保養センター」行きで約60分、「鶴居村役場前」下車、徒歩約10分(※行き先を「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」と 告げてください。)
・ 釧路空港から、阿寒バス・釧路空港連絡バスで約45分、「釧路駅前」下車後、上記の バスに乗り換え。

鶴見台
釧路 タンチョウ 鶴居村
鶴居村のタンチョウ観察スポットの一つ。

住所:北海道阿寒郡鶴居村下雪裡
TEL:0154-64-2050(鶴居村教育委員会)
観察時期:毎年11月から3月まで(無料)
アクセス:釧路駅前バスターミナルから阿寒バス 鶴居線(20番)で約55分、「鶴見台」下車

阿寒国際ツルセンター【グルス】
釧路 タンチョウ タンチョウ観察センター 国内唯一の施設

国内唯一のタンチョウのための施設。 野外飼育場で飼育されているタンチョウは、1年を通して観察できます。
分館の「タンチョウ観察センター」は11月〜3月のみ開館。

住所:北海道釧路市阿寒町上阿寒23線40番地
TEL:0154-66-4011
HP
入館料:大人480円(高校生以上) 小人250円(小・中学生)
アクセス:釧路駅前バスターミナルから阿寒バスで約70分、「丹頂の里」下車
    釧路空港から阿寒バスで約25分、「丹頂の里」下車

釧路市丹頂鶴自然公園
釧路 タンチョウ 釧路市丹頂鶴自然公園

たんちょう釧路空港から車で約10分の距離にある公園。
年間を通してタンチョウを見ることができます。
住所:北海道釧路市鶴丘112
TEL:0154-56-2219
HP
入館料:大人480円(高校生以上) 小人110円(小・中学生)
アクセス: 釧路駅から阿寒バス約60分、鶴公園前バス停で下車
     釧路空港から車で約10分

釧路市動物園
釧路 タンチョウ 釧路市動物園 観察デッキ

動物園にいるタンチョウを観察することができます。

住所:北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番
TEL:0154-56-2121
HP
入館料:大人580円(高校生以上) 中学生以下無料
アクセス:釧路空港から車で約10分、釧路駅から車で約30分
     釧路駅前から阿寒バスで約60分、「釧路市動物園」下車。

4.釧路湿原を駆け抜ける「SL冬の湿原号」

釧路 タンチョウ 釧路湿原を駆け抜けるSL冬の湿原号
銀世界の釧路湿原を駆け抜ける観光列車「SL冬の湿原号」。
一面真っ白な雪に埋もれた釧路湿原を、汽笛を響かせ黒煙を噴き上げながら疾走します。
運が良ければ、タンチョウやエゾシカに出会えるかもしれません。

SL冬の湿原号
運転期間:1月下旬~2月下旬(期間限定運行)
運転区間:釧路駅~標茶(しべちゃ)駅間

問い合わせ:TEL 0154-24-3176
HP

運賃:大人 釧路~標茶 片道乗車券1,290円+指定席券840円=2,130円
    ※全車指定席のため、乗車前に予約が必要となります。

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