ゴウゴウと上がる噴煙がすごい!ひがし北海道のパワースポット、硫黄山
- 釧路・阿寒・川湯・根室
- 最終更新日:2024年3月4日
今回ご紹介する硫黄山は、吹き上げる熱や蒸気を間近で体験することができる貴重なスポットとして、多くの観光客が訪れます。
この記事では硫黄山とその周辺の魅力をご紹介したいと思います。
硫黄山とは
硫黄山は、北海道の東のまち、「弟子屈(てしかが)町にある観光スポット。
アイヌ語で「アトサヌプリ」と呼ばれる硫黄山は、いまなお噴煙をあげる活火山。
荒涼とした山肌のいたる場所からは、ゴウコウと熱い蒸気があがり、地球のエネルギーを感じることができます。
硫黄山自体は約3万年前に発生した屈斜路カルデラの大噴火(これによって屈斜路湖ができたとされる)以降の噴火によりできたと言われており、現代に至るまで度々噴火が発生している、まさに生きた火山。
そして明治時代に入ると硫黄鉱山として注目され、1970年の閉山まで採掘がなされていました(途中数回の中止を挟む)。
現在は麓に駐車場と「硫黄山MOKMOKベース」が整備され、館内には硫黄山観賞の特等席「MOKMOKテラス」や硫黄山の歴史を学べる「硫黄山ミュージアム」、それにグルメやお土産物も充実。
硫黄山を間近で見る事もでき、駐車場から噴煙が噴き出る山肌までは歩いて3~4分ほどです。
ちなみに硫黄山の山頂までの登山は、かつて事故が起きたために現在は禁止となっております。
しかしガイドの引率によるエコツアーとして登山ができるようにする調査、取り組みを地域で行っており、いずれ登山ができるようになる方向とのこと。
詳しくは以下サイト(弟子屈なび)をご覧ください。
https://www.masyuko.or.jp/introduce/iouzan/
また硫黄山に行かれる場合は、約30kmほど離れた場所にある「摩周湖」と合わせて観光、見学をされるのがおススメ。
駐車場も摩周湖第一展望台と硫黄山の両方を使うことができる駐車券(500円)になっているため経済的にもお得です。
硫黄山 季節のおすすめ
春(5~6月)
5月から6月にかけて、硫黄山から川湯温泉にかけての一帯では、白つつじ(エゾイソツツジ)の白い花が咲く美しい時期。
この時期は例年、川湯温泉から「白つつじ馬車」が出ており、馬車に揺られて観光を楽しむことができます。
また、特に5月は、弟子屈の隣町の大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」は、ピンク色の芝桜のシーズンですので、あわせて観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
秋(9月下旬~10月中旬)
ひがし北海道の紅葉シーズンとされる9月下旬~10月中旬。
硫黄山周辺の山々は赤や黄の紅葉に染まります。特に硫黄山周辺から屈斜路湖畔にかけては紅葉が美しい場所。
本州より一足早い紅葉を楽しむにはうってつけです。
硫黄山周辺の観光スポット
川湯温泉
硫黄山から車で2~3分の場所にある温泉地。硫黄山と同じく強い硫黄の香りが特徴の温泉は、釘を溶かすほど強い酸性の泉質が特徴。
温泉ファンを中心に人気が高い温泉です。
欣喜湯(きんきゆ)など数軒の旅館が営業。また中心部には大きな無料の足湯スポットもあり温泉を肌で楽しむことができます。
川湯温泉でレンタサイクルを借りて硫黄山までサイクリングするのもおすすめです。
JR川湯温泉駅
硫黄山から車で3~4分程度。1930年に建てられた古い駅舎が特徴。
ホームで写真も撮ることができ、また駅舎内にあるレストラン「オーチャードグラス」や、駅前にある雑貨店やスイーツカフェ「森のホール」もおすすめです。
屈斜路湖「砂湯」
硫黄山から車で約15分、屈斜路湖畔の観光スポットである「砂湯」は、湖岸の砂浜を掘ると温泉が出てくる場所として、また冬を中心としたハクチョウの飛来スポットとしても人気の観光地です。
(参考記事)屈斜路湖・砂湯の冬~温泉につかる白鳥たち~
https://hokkaido-labo.com/area/kushiro/lake-kussharo-swan
硫黄山へのアクセス
住所:北海道川上郡弟子屈町字川湯
・レンタカー・車で行く場合
網走市内から約65m、車で約80分。釧路市内から約90km、車で約1時間40分。
・公共交通機関を使う場合
釧路・網走等からJRで川湯温泉駅へ。駅から徒歩約30分(1.7km)
川湯温泉から徒歩約35分、約2km。
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