霧とタンチョウの街・釧路へ 札幌からの交通手段と行き方まとめ
- 釧路・阿寒・川湯・根室
- 最終更新日:2019年2月27日
札幌から釧路に行きたいけれど、距離はありそうだし、時間や料金はどれくらいかかるの?と思う方もいらっしゃるのでは?
今回は札幌から釧路まで行くための交通手段と、そのメリットやデメリットをご紹介します。
魅力いっぱいの釧路まで、ぜひ足を伸ばしてみましょう!
※2017年9月現在の情報を元に記事を作成しています。
もくじ
札幌から釧路までの交通手段は?
札幌から釧路まではおよそ300km。
利用できる交通機関はJR、高速バス、車、飛行機です。
各交通機関の料金と所要時間をまとめてみました。
1. JRで行く
釧路行きの特急列車は「スーパーおおぞら」。一日に6本運行されています。
・JRのメリット
・移動時間が少ない
特急スーパーおおぞらの所要時間は最短で4時間(途中停車駅で時間が変わります)。
他の交通機関と比べても、移動時間は比較的少ないです。
車で行くと休憩の時間も考えなければなりませんので、それを考慮しても、疲れずに早く行けるのは大きなメリットですね。
・JRのデメリット
・料金が高い
特急の片道料金は9,370円と、バスや車に比べると高めです。
えきねっと(JR東日本運営)の会員(※無料)になると、会員ページにログイン後、「えきねっとトクだ値」という割引きっぷを購入することが出来ます。
割引率は15~40%。日付や便に制限がありますが、通常料金よりはずっとお得に乗ることが出来ますので、検討してみるのもいいでしょう。
○Peachひがし北海道フリーパス & バニラエアひがし北海道フリーパス
LCCのPeach、バニラエア利用者向けのフリーパスプランです。
料金は大人が15,500円、こどもは7,750円。
エリア内の特急、急行の自由席に5日乗り放題で、新千歳空港駅で利用当日に購入可能です。エリアには釧路駅も含まれています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
Peach https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/higashi_hokkaido/peach.html
バニラ https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/higashi_hokkaido/Vanilla_Air.html
2. 高速バスで行く
釧路へ向かう高速バスには、「スターライト釧路号」と、「釧路特急ニュースター号」があります。
料金や所要時間はあまり変わりませんが、到着する停留所や車内の設備が若干違うので、ご都合に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
・スターライト釧路号
北海道中央バス、くしろバス、阿寒バスの3社で運行しているバスで、1日5便あります。
テレビ、ラジオ、映画、スリッパ、フットレストなどの設備があります。
札幌発深夜便は駅前ターミナルではなく、東急百貨店前から出発するので注意が必要です。
・釧路特急ニュースター号
こちらは北海道バスが運行しているバスで、1日4便です。
すすきの周辺から乗車でき、釧路駅前の次に、釧路フィッシャーマンズワーフMOOにも停車します。
こちらのバスはプラズマクラスターイオン発生機を搭載。クリーンな車内です。
また、席ごとにカーテンがついており、プライバシーも確保できます。
コンセントがあるので充電ができるのもうれしいですね。
・高速バスのメリット
・値段が安い
高速バスのメリットは料金が安いことです。
片道料金はJRの通常料金と比べても約3,700円安いです。
往復で利用したり、回数券などを買えばさらにお得に旅行が出来ますね。
・高速バスのデメリット
・時間がかかる
バスの所要時間は約5時間半から6時間。JRや飛行機と比べると1時間以上多く時間がかかります。
また、道路状況や天候によっては遅れたり運休する可能性もあります。
余裕を持った旅程を組んだほうがいいかもしれません。
3. 車(レンタカー)で行く
札幌からの距離は300kmほど離れていますが、平成28年に道東道が釧路市内(阿寒IC)まで延伸したこともあり、高速道路を利用すれば4時間40分ほどで行くことが可能になりました。
ただ、休憩時間を考慮して、5時間~5時間30分はかかると見積もっておいたほうがよいでしょう。また冬季はさらに時間がかかります。
高速道路を利用しない場合は7時間近くかかります(冬季以外)。
・車(レンタカー)のメリット
・みんなで行くとお得に
車で行けば、高速代やガソリン代を人数で割ることが出来るので、お得に移動が可能です。
高速料金は平日5940円、休日の割引があれば3840円となり、ガソリン代は約3763円(こちらのサイトで1L/125円で計算)なので、マイカーに乗って2名で行けばJRやバスよりもオトクに行ける計算になります。
レンタカーでも、トヨタレンタカーのP1クラスで一日7,020~8,424円(乗り捨てる場合は9,720円の乗り捨て料金が必要)ですから、2,3人で行くことが出来れば一番安く行ける方法になります。
・時間に縛られず移動が出来る
車で行く一番のメリットは、発車の時刻に縛られずに行動が出来ることではないでしょうか。
途中で道の駅や穴場のお店に寄ったり、景色の良いところで休憩を取りながら移動するのも楽しいですね。
・車(レンタカー)のデメリット
・長距離運転になる
高速道路が伸びて移動が早くなったとはいえ、300kmもの運転は大変なものです。
また、天候が悪い場合や、野生動物の飛び出しなどにも注意が必要です。
冬の積雪時はさらに時間や集中力、体力も必要です。
2時間おきにきちんと休憩を取る、運転を代わってもらうなど、体が疲れないようにして安全運転を心がけましょう。
時間を気にせず自由に移動できる反面、車は運転が大変かも知れません。
また、北海道はガソリンスタンドがあまり多くありませんので、残量にも気をつけて、なるべく早めに給油するほうが良いでしょう。
特に道東道については、千歳から比較的近い由仁PAしかガソリンスタンドがありません。
さらに営業時間は8:00~20:00。深夜は営業していません。
4. 飛行機で行く
札幌から釧路空港へは、新千歳空港と札幌市内にある丘珠空港の2つの空港から向かうことが出来ます。
新千歳-釧路の路線は全日空が、丘珠-釧路は日本航空がそれぞれ運航しています。
・飛行機のメリット
・移動時間が早い!
飛行機最大のメリットは、移動時間が短いことです。
飛行時間は45分。他の交通手段と比べても、このスピードは圧倒的です。
空いた時間で観光したり、買い物の時間に充てることができますね。
・飛行機のデメリット
・運賃が高い
他の交通手段と比べ、通常料金が非常に高いです。
ただ、全日空の「旅割」や「特割」、日本航空の「先得」運賃など、早めの予約で安く買えるチケットもありますので、旅行の予定が早めに決まっていれば、割引運賃をうまく利用するのもいいですね。
札幌市内から新千歳空港までは、JRや空港連絡バスが便利です。
釧路空港についてから、駅前行きのバスは、すべての便に接続します。
この移動時間を合計すると、各空港に出発40分前に着いたとしても、丘珠なら約3時間、新千歳でも3時間15~55分で移動ができます。
○札幌市内から丘珠空港への移動
空港連絡バス 札幌駅前から20分 400円
タクシー 札幌駅から20分 約2,700円
○札幌市内から新千歳空港への移動
JR「快速エアポート」札幌駅から 37分 1,070円
北海道中央バス/北都交通「空港連絡バス」札幌中心部から 約60~80分 1,030円
○釧路空港から釧路駅への移動
阿寒バス「空港連絡バス」 45分 940円
タクシー 約30分 約5,480円
釧路といえば、霧の街として有名です。
霧の日には飛行機が欠航したりするのでは…と心配になりますよね。
実は釧路空港は、新千歳空港や成田空港と同じ高いレベルの計器着陸装置(電波を利用した航空機の着陸誘導システム)を設置しているので、霧の中でも安全に着陸することができます。
霧でも欠航を少なくする工夫がされているのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
釧路は和商市場や夕日など、市内の観光地も魅力的ですし、釧路を中継地にして、知床や根室などさらに先の道東エリアをめぐる旅行にも便利な街です。
時間や予算の都合に合わせて、ぜひ釧路に行ってみてくださいね。
こちらの関連記事もどうぞ
姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)