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【宿泊体験記】定山渓温泉「ぬくもりの宿ふる川」老舗のおもてなしと名湯に浸るたび

エリア
札幌・定山渓
投稿日
最終更新日:2023年6月9日
札幌の奥座敷として知られる定山渓(じょうざんけい)温泉を代表する旅館の一つ「ぬくもりの宿ふる川」。老舗らしい佇まいと、秘湯感も感じられる名湯、日本の”ふるさと”を感じる粋なおもてなしの三拍子が揃っており、多くのリピーターさんに愛されているお宿です。

今回そんな憧れの「ぬくもりの宿 ふる川」に筆者も泊まることができました。温かみが溢れる贅沢な宿泊体験をご紹介したいと思います。

1.定山渓温泉を代表する民芸調の老舗旅館

定山渓 ぬくもりの宿ふる川

開湯から150年以上の歴史があり、登別温泉などと並んで、北海道を代表する温泉地「定山渓温泉」。56の源泉をもち、毎分8,600リットルと豊富な湧出量を誇っています。札幌市街から車で約1時間と好立地でありながら、渓谷に抱かれるような秘境らしいロケーションも魅力です。
定山渓 ふる川
今回ご紹介する「ぬくもりの宿ふる川」は、そんな定山渓温泉の中心部に位置しています。民芸調の旅館の軒先には、立派な提灯も掲げられ、おとぎ話はたまた時代劇に出てきそうな佇まいです。
定山渓 ふる川
ロビーにはお香が焚かれ、囲炉裏で甘酒を振る舞うサービスも。木の質感を生かした温かな空間に、なんだか心が安らぎました。

2.温かみがあり、どこか懐かしい和室10畳のお部屋

定山渓 ふる川
今回宿泊したのは、ぬくもり館にあるスタンダードな客室「和室10畳 広縁付」です。年季は感じますが、とても綺麗に保たれており、ゆったりとくつろぐことができます。宿泊棟はもう一つふるさと館があり、リニューアル客室などを有しています。
定山渓 ふる川
さすがは老舗旅館ということで、親しみやすいスタッフさんがお部屋まで案内してくださり、館内施設やサービスについて丁寧にご説明してくださったのが印象的でした。
卓上には定山渓名物・湯の里の温泉まんじゅう。お茶を淹れながら、ホッと癒しの午後の時間を過ごしました。

3.山小屋風ラウンジで過ごす憩いのひととき

定山渓 ふる川 ラウンジ あひ処
チェックイン後は、1Fのであひ処へ。朝6時〜深夜0時まで山小屋をイメージしたラウンジが開放されています。コーヒーをはじめとして、スタッフ手摘みの自家製よもぎ茶やハーブティーも用意され、宿泊者が集い、リラックスできる憩いの場になっています。暖炉の温かみに癒され、趣あるイスの座り心地もなかなか良かったです。

4.瞑想浴露天風呂も。趣ある至福の温泉に浸かる

定山渓 ふる川 露天風呂
「ぬくもりの宿 ふる川」は大浴場のほかに、離れの瞑想浴露天風呂を備えています。定山渓温泉の開祖”美泉定山”が湯守をした壱の湯を再現した露天風呂には、100年前の古木や石が使用され、裸電球が照らす秘湯らしい佇まい。化粧水のようなしっとりとした肌触りの新鮮な天然温泉がかけ流しで供給され、呼吸を整えながら瞑想浴を楽しめます。
定山渓 ふる川 内風呂
ふるさと館の4Fとつながっている温泉大浴場。1Fには豊平川の原風景を表現する「月地」の湯、2Fには定山渓らしい四季の風情を楽しめる「花天」の湯という2つの大浴場が用意されています。開放感がありながら、なんだか隠れ家のような情緒もある温泉。さっぱりとしていながら身体を芯から温めてくれるお湯は、格別の気持ち良さです。
定山渓 ふる川 貸切風呂
気兼ねなくプライベートな入浴を楽しみたいという方には貸切露天風呂がおすすめ。1室 2,200円(50分)で利用することが可能です。

5.四季の味覚がずらり。趣向に富んだ和食を堪能

定山渓 ふる川 夕食
夕食は仙食庵(せんじきあん)でスタンダードな懐石料理「山ふかみ」をいただきました。選りすぐりの山海の幸を使って作られるお料理は、四季折々で提供内容がガラリと変わるのが魅力。味覚との一期一会の出会いがありますよ。道産蛸信田巻きや桜鯛の道明寺蒸し うぐいすあんかけ、若竹御飯 揚げ桜海老など、どれも調理がとても丁寧で、旬の食材と出汁の相性が絶妙!素材の良さを引き出す料理人の腕に感服です。

6.姉妹施設とコラボレーションしたナイトラウンジ

 
定山渓 ふる川 ラウンジ
「ぬくもりの宿 ふる川」は、お宿に隣接した姉妹施設と連携したユニークなサービスも展開しています。代表的なのが「定山の森ナイトラウンジ」です。日中は森の足湯&ラウンジとして営業する施設・心の里 定山ですが、19時半〜23時は宿泊者限定で開放されます。こだわりの空間で、ホットワインと軽食をいただきながら、夕食後の優雅なひとときを過ごしました。この時はヒグマの写真展も開催され、北海道の自然についての学びもありました。

7.心温まる和朝食のバイキング

定山渓 ふる川 朝食バイキング
朝食はバイキングですが、普通のバイキングではありません。なんと田舎風の和食メニューがずらりと並びます。筑前煮をはじめとした煮物や、鶏団子汁、野菜の天ぷら、おから、揚げいももち、大学芋など、昔懐かしい味わいの家庭の味ばかりです。また限定で釜飯の提供も。お腹にも優しく、ホッと肩の荷が降りるお料理に朝から元気をもらいました。

いかがでしたでしょうか。旅先で日常に戻ってきたような懐かしさを感じられる「ぬくもりの宿 ふる川」。いつまでも続いてほしい、心の故郷のようなお宿でした。

ぬくもりの宿 ふる川

住所
北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目353
TEL
011-598-2345
イン/アウト
15時〜19時/〜10時
HP
https://www.yado-furu.com/

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日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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