『紫竹ガーデン』おばあちゃんが夢みた、野の花が咲く野原のような風景のお庭
- 十勝・日高
- 最終更新日:2024年9月20日
1.自然の力を信じて。紫竹ガーデンをお散歩
紫竹ガーデンは、創業者である「紫竹昭葉」さんが子供の頃に見た野原を思い描きながら作られたお庭。
水やりや道の舗装などもしておらず、“自然のままの野原の光景”を見られることが魅力です。
色とりどりの花たちが自由に咲いていて、見ているとこちらものびのびとした気分になります。
紫竹ガーデンの見どころ
紫竹ガーデンは、150mの宿根ボーダーガーデンや白いお花が集められたホワイトガーデン、バラとクレマチスの道、ロックガーデンなどで構成されています。
入口付近の撮影スポット。
紫竹昭葉さんのトレードマークでもあるお花のついた可愛らしい帽子を被って散策をしたり、撮影をしたりすることもできます。
「宿根ボーダーガーデン」は、お花に囲まれた全長150mの真っ直ぐな道。
色とりどりで背丈も違うお花、前後・上下と目線を変えるごとに新しいお花と出会えるような素敵な小道です。
白で統一された「ホワイトガーデン」。清楚で上品なイメージのガーデン。
「バラとクレマチスのみち」。クレマチスは200種類以上にもなるそう。
「リボン花壇」。ガーデンには洋風の椅子やテーブルなどが置かれていてまるで不思議の国のアリスのような世界観。
緑の芝生にパレットを広げたような「パレット花壇」。
小高い丘のある「ロックガーデン」。
ガーデンには小道がたくさんあります。どこに続くのか、この先にはどんな花が待っているのかワクワクしながら自分の心のままに楽しめます。
北海道を代表する樹木である白樺の並木もありました。
全体を散策するのに1〜1時間半ほど。舗装されていない道があるので動きやすく、汚れてもいい靴で。花粉がついてしまったり、虫除け対策の意味でも服装にも気をつけた方がいいでしょう。
紫竹ガーデンの季節
四季折々たくさんの表情を見せてくれる「紫竹ガーデン」。開園期間は4月第3土曜〜10月下旬。いつ来ても新しい花たちの表情に出会えます。春には10万本、100種類の色とりどりのチューリップを始め、クリスマスローズクロッカス、ヒヤシンス、ミズバショウなど。北海道の冬を乗り越えた植物たちが次々と花を咲かせます。
「紫竹ガーデン」の一番華やかな季節となる夏はクレマチスやフロックス、バラなどが見頃です。
秋には紅葉するガーデンの様子も見られ、ダリアやコルチカムなどの花々も見頃を迎えます。
蝶々や虫たちにとっても安らぎの場所のようで花にとまる蝶々に出会えるのも楽しいです。
2.ガーデンを眺めながらお食事ができるレストランでひとやすみ
園内にあるレストランではコーヒーやハーブティー、スコーン、ソフトクリームなどの軽食を始め、お花見弁当やトマトチキンカレーなどのお食事メニューもいただけます。
レストラン内では「紫竹昭葉」さんの著書やお花をモチーフにした小物も販売していました。
大きな窓の外に広がるガーデンを眺めながらゆっくりとした時間を過ごすことができます。オリジナルハーブティーとスコーンもとても美味しく、心も体もほっと癒されました。
3.ガーデンショップ「オランジェリー」でお買い物
たくさんの花や野菜の種、苗などを販売しているガーデンショップ「オランジェリー」。
可愛らしい花柄の小物やオリジナルグッズなども販売しています。お花の刺繍が入ったハンカチやポーチなど花柄が好きな人には堪らないラインナップです。
私も思わずハンカチを買ってしまいました。ワンポイントの刺繍が可愛らしくてお気に入りのハンカチになりました。
おわりに
ありのままに植物が育っている「紫竹ガーデン」はきちんと管理が施されたガーデンとは違った魅力がありました。自由に育つ植物から勇気と癒しをもらえます。自分の心の赴くままにお花に夢中になれるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 北海道帯広市美栄町西4線107
- TEL
- 0155-60-2377
- 営業時間
- 8:00-17:00 4月第3土曜日から10月下旬
- 備考
- 入場料:大人1,000円小人200円
北海道在住フォトグラファー 平栗玲香
1990年生まれ、北海道帯広市出身のフリーランスフォトグラファーです。北海道観光マスター検定、十勝観光文化検定上級、フォトマスター検定準1級、生物分類技能検定3級取得。9年間東京でフォトグラファーをしていましたが、2023年に帯広に拠点を移しました。趣味はツーリング、ドライブ、キャンプなど北海道の魅力が一人でも多くの人に伝わることを目標に記事を書いています。
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