満足度高し!体感型アミューズメント北島三郎記念館レポ
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- 最終更新日:2018年9月10日
函館に旅行に来ると、ついつい口ずさみたくなりませんか?「はーるばる来たぜ、函館へ~」。
演歌界の大御所、北島三郎ことサブちゃんの名曲「函館の女」のフレーズですが、実はサブちゃん、函館とはとても縁が深いって皆さんご存知ですか?そんなサブちゃんの生い立ちから現在の活躍までを知ることができるスポットが「北島三郎記念館」。
体感型のアミューズメント施設で、口コミでも「いってよかった!」「函館旅行で一番印象に残った!」と高評価なこちらの施設の魅力に迫ってみました。
<もくじ>
1.北島三郎記念館へ行くには?
2.まずは少年時代を追体験
3.舞台はいよいよ東京へ
4.歌手・北島三郎の輝かしい記録を展示
5.最後はロボットサブちゃんによる圧巻のステージ
まとめ
1.北島三郎記念館へ行くには?
「北島三郎記念館」があるのは、函館市のなかでも観光スポットがたくさんある西部地区。ウイニングホテルという観光ホテルの中にあります。
JR函館駅からは、市電で4駅、末広町の電停から徒歩1分という好立地。ホテル1Fにあるフロントで入場券を購入したら、ガイドさんと一緒にエスカレーターで2Fへ。
2.まずは少年時代を追体験
エスカレーターを上がると「北島三郎記念館」のプレートとともに、サブちゃんのお写真がお出迎え。ご本人のナレーションによる挨拶のあとは、ガイドさんがサブちゃんの幼少時代を詳しく説明してくれます。
バックに流れるのは、「江差追分」。函館から南へ40キロほどのところにある上磯郡知内村(しりうちむら、現在は知内町)の網元の長男として生まれたサブちゃん。幼いころは、おじいちゃんの膝枕で聞く江差追分が子守歌だったそうです。
ガイドさんに促されて先に進むと、現れたのは古い駅舎。高校時代のサブちゃんが、通学のために毎日利用した「渡島知内駅」が当時のまま再現されています。
駅舎の奥には、まだ朝日が昇る前の薄暗いホームが。知内駅から函館駅までは、汽車で約一時間半。毎朝暗いうちから汽車に乗っていたんですね。
いよいよセットは汽車の中へ。窓際には、お弁当を頬張る高校時代のサブちゃんが腰掛けています。
お向かいの席に座ってガタンゴトンと汽車に揺られていると、ガイドさんの口から、高校時代のサブちゃんが歌手になろうと決意するまでの葛藤が語られます。
ガイドさんの名調子を聞いていると、いつの間にか自分がサブちゃんの人生を追体験している気分に。
歌手になる決意とともにサブちゃんが高校卒業後に乗り込んだのは、青函連絡船「羊蹄丸」。心地よい海風が吹き、サブちゃんの船出を応援してくれているようです。
雪がちらつくなか、遠くに見える知内の大地を見つめていると筆者ですらこみあげて来るものがありましたが、サブちゃんご本人もオープンの際にこの甲板に立ち、感極まってしばらく言葉が出てこなかったそうです。
3.舞台はいよいよ東京へ
さて、故郷に別れを告げると、現れるのが昭和30年代の渋谷の街です。実はサブちゃん、上京してすぐにデビューが出来たわけではなく、18歳から26歳まで渋谷で流しのギター弾きとして下積み時代を過ごします。
ネオン街の一角には、その頃に住んでいたという3畳一間のアパートの部屋も再現されています。
4.歌手・北島三郎の輝かしい記録を展示
次の部屋からは、26歳でデビューを果たしたサブちゃんの輝かしい軌跡が展示されています。
デビューから今までリリースした200枚以上のレコード・CDジャケットが並ぶ様子は圧巻。ほかにもレコード大賞の盾、道民栄誉賞の賞状など普段お目にかかることができない数々の貴重な品が展示されています。
ガイドさんは、ここでしか聞けないとっておきのサブちゃん秘話を教えてくれ、なんだか私もこの短時間で随分とサブちゃん通になった気分です。
館内では競馬に関する展示も。キタサンブラックの活躍で有名になりましたが、それ以前から馬主としても活躍しているサブちゃん。
ガイドさんによると、競馬ファンのなかには、この展示ゾーンだけで30分以上の時間を掛けるという方もいるそうですよ。
5.最後はロボットサブちゃんによる圧巻のステージ
サブちゃんの歴史を追体験し、その栄光の軌跡をたどった後は、エスカレーターで3Fへ。「シアター・ゾーン」と名付けられたこちらで体験できるのが、なんとロボットサブちゃんによる特別公演の再現!
開演のブザーが鳴ると、始まるのは名曲「まつり」。イントロに載せて目の前の祭り提灯が七色に光ったかと思うと、舞台がせり上がり、大漁船に乗ったロボットサブちゃんが現れます。
まるでご本人が目の前で熱唱しているようなパフォーマンスに筆者も大興奮。左右にある大型スクリーンには、サブちゃんの実際の公演の様子も映し出され、迫力満点です。
そして最後は、ロボットサブちゃんの乗る大漁船が鮮やかに光り輝き、クライマックスに!と、思ったとたん龍の口からスモークが噴出するサプライズ!
本当のフィナーレはここだったんですね。これには本当に驚きました。
公演後も頭の中ではサブちゃんの小気味の良い「まつりだ、まつりだ」の節回しが鳴りっぱなし。
ガイドさんに促されて、会場を後にすると、なんとサブちゃん等身大のブロンズ像がお見送りに来てくれているではないですか!
優しい笑顔で右手を差し出すサブちゃんに私も思わず両手を差し出し、がっちりと握手。サブちゃんの手は…当たり前ですが冷たかったです。
住所:北海道函館市末広町22-11 ウイニングホテル内
TEL:0138-26-3600
営業時間:AM9:00~PM6:00(最終入場)
休館日:なし
入館料:大人1,540円、小人(小学生)400円
まとめ
函館市にある体感型アミューズメント「北島三郎記念館」をご紹介しました。
迫力のあるセットでの人生体験にガイドさんの名調子、そしてロボットサブちゃんによる圧巻のステージと、見どころ満載の北島三郎記念館。
函館旅行の記念に訪れれば、旅のいい思い出になること間違いなし。皆さんもはるばる函館へお越しの際は、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
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