釧路市動物園に行ってきました!【北海道で1番広い動物園】
- 釧路・阿寒・川湯・根室
- 最終更新日:2019年2月27日
国内最東端の動物園として、北海道内4番目に開設。「タンチョウ保護増殖センター」を含めると47.8㌶という国内最大級の敷地面積!
同じ敷地内には遊園地も備えており、近隣には、山花温泉リフレ、ふれあいホースパーク、山花公園オートキャンプ場などもあります。
旅行の限られた時間を存分に満喫していただけるよう
動物園の見どころから近隣情報までたっぷりお届けします。これを読んでから動物園へ行けば、楽しさも倍増することでしょう♪
【はじめに】園内マップをご紹介
釧路市動物園の入園口には「正門」「西門」2つあります。駐車場が近いことから、西門から来場する人が多いのだそう。ゲートを通り抜けると、園内マップが見えてきます。
園内はとても広いです!歩き回る前に「園内マップ」、「おすすめコースMAP」を見てから進むことをオススメします。
動物園をまるごと楽しむ「ぐるっとコース」は約1.5km。北海道の動物たちに会える「北海道満喫コース」は約1.3km。
短時間気軽に楽しむ「ぱぱっとコース」は約1.0km。
動物たちの食事風景などが見られる「ぱくぱくタイム」は当日、掲示板をご覧くださいね。
1.知っておきたい釧路市動物園の魅力
《ホッキョクグマ ミルクに会いに》
画像提供元:釧路市動物園 HPより。
2014年1月に来園した、遊具を持って立ち上がるホッキョクグマ「ミルク」。人のようなしぐさが、インターネットの動画サイトなどで話題となり人気を集めています。
ミルクを撮るためにカメラを持って1日中張り付く道外のファンもいらっしゃるのだとか。
《広くてゆったり! 動物を間近で見られる》
園内の面積が広いので、ゆったり見られます。
動物を間近で見られるので「こんなに近くで見られるとは!」と、驚かれる方も♪
《道東の自然が楽しめる》
なんと動物園の中に湿原があります!「北海道ゾーン」では、木道散策路があり、道東の自然がコンパクトにまとまっています。海外の動物園の園長も視察に来られるのだそうですよ。
《日本一涼しい動物園》
釧路の夏場は日中の最高気温が20度ほどで推移しています。夏場も涼しい動物園♪
《釧路空港からのアクセスが良好》
釧路市動物園は、空港からのアクセスが便利。釧路空港から約7kmの距離にあり、タクシー・レンタカーで約11分で着きます。
2. コーナーごとに人気の動物たちをご紹介
2-1 中央広場 ホッキョクグマ ゼニガタアザラシ アミメキリン
遊具と遊んで動き回るホッキョクグマ「ミルク」
ファンじゃなかった人も、ミルクのファンになってしまう、その人気っぷり。
ミルクは、2012年12月4日 秋田県 男鹿水族館生まれ。母親クルミの逆さ読みと、白い毛色が名前の由来です。トマトが大好き。
この日もミルクに会いにカメラを持った来園者が続々と集まっていました。
声をかけるとこちらを向いてくれたり、「見てくれた?」と言わんばかりに人の反応をうかがうしぐさも、まるで人間のよう♪
本当に愛くるしくて、ずっと眺めていたいほど!子供より大人がくぎ付けになってしまいそうです。
つぎにご紹介するのは、「ゼニガタアザラシ」
漢字で書くと「銭形海豹」。
北海道東部の太平洋岸に生息しています。全身を被う穴のあいたお金のような斑紋は銭形の名前の由来なのだそうです。
そして、子どもたちの人気者「アミメキリン」
釧路市動物園に「キリンがいない。寂しいね。」という会話から、
2011年12月、動物園にキリンを贈ろう!キリン募金プロジェクトが発足。
地元主婦の市民団体「チャイルズエンジェル」の活動の成果が実を結び、ついにキリンが釧路市動物園に来ることになったのです!
こちらの「キリン観覧席」からキリンを観ることができます♪
たっぷりご覧ください。
2-2 猛獣舎 アムールトラ
画像提供元:釧路市動物園 HPより。
釧路市動物園で誕生した「タイガとココア」(先天的に四肢に障害をもつ兄妹のアムールトラ。)
障がいに負けずに成長していく姿がテレビ番組等でも紹介され、日本中に大きな感動を呼びました。
タイガは残念ながら天国へ旅立ち、今はココアだけですが、元気に暮らしています。
屋外には1歳の誕生日の際に設置された記念パネルがあります。
2-3 類人猿舎 シロテテナガザル
シロテテナガザルのオンちゃん(オス)国内最高齢で、推定年齢58歳以上だそうです。
手や足が白くて活発。毛が黒いのが特徴。おじいちゃんですが、とても元気♪
2-4 サル山 ニホンザル
約50頭近い群れをすべて個体管理するために、すべてのニホンザルに刺青が施され、マイクロチップが埋め込まれています。
サルのおやつ(ビスケット)も売っています。
案内板を見ながら他の動物たちにも会いに行ってみてくださいね!
4. 北海道ゾーン 〜ふるさとの動物たち〜
釧路市動物園は、シマフクロウやヒグマなど、北の大地で生きる神 (カムイ) に会える動物園です。
(カムイとは:古来アイヌの人々が、カムイと崇めた動物たちを指します。)
私のオススメは、北海道ゾーンです。
他にはない魅力があるんです♪北海道ゾーンでは、北海道の動物たちに会うことができます。それではご紹介していきましょう。
4-1 エゾヒグマ
日本最大の陸上哺乳類で、北海道の雄大な山に生息するヒグマ。
観察窓からその大きさや息づかいを体感できます。
ひぐまのおやつも販売しています。
ところどころに、豆知識が載っている掲示板があります。
物知りになれちゃうかも♪
クマの足跡をたどっていくと・・・
そこには、熊出没注意の看板が!!
4-2 エゾクロテン
扉を開けると、とってもかわいいエゾクロテンがいます。
画像提供元:釧路市動物園 HPより。
かわいい顔をしていますが、食べるエサは肉だそうです。
4-3 オジロワシ、オオワシ
オジロワシ
オオワシ:画像提供元:釧路市動物園 HPより。
北海道を代表する大型の海ワシで、ともに天然記念物に指定。鋭い目つきが迫力ありますね!
4-4 シマフクロウ
画像提供元:釧路市動物園 HPより。
天然記念物に指定。北海道での生息数は140羽程度しかいないと言われています。釧路市動物園では、環境省の保護増殖事業者として唯一繁殖に取り組み、1995年以来、繁殖に成功しています。
現在は、飼育実績のある釧路市動物園が中心となり、シマフクロウの分散飼育が始まっています。
4-5 木道散策路
四季を問わず湿原体験ができます。
景色がガラっと変わり、動物園にいることを忘れてしまいそう。園内にもともとあった湿原を木道散策路として設けています。
ヤチボウズなどの湿原の植物や野鳥の声など、そのままの自然が楽しめます。
(ヤチボウズ:スゲ類の植物。形がちょうど坊主頭のように見えるので、ヤチ(谷地)の坊主、ヤチボウズと呼ばれるようになったそうです。)
4-6 エゾモモンガ エゾリス
エゾモモンガ:画像提供元:釧路市動物園 HPより。
怖がりなので大きな声を出したり、おどかさないでくださいね。
エゾリス:画像提供元:釧路市動物園 HPより。
寒い時は、午前中の短い時間しか行動しません。あとは巣の中で寝ているんですって。
4-7 タンチョウ
画像提供元:釧路市動物園 HPより。
特別天然記念物。園内に「タンチョウ保護増殖センター」を設置。
繁殖基地、傷病タンチョウの保護収容基地になっています。
タンチョウ・アオサギの観察デッキもあります。観察デッキに設置されている飼育員さん手書きの「見どころメモ」も必読です。
タンチョウのたべものって、なんだろう?
5 動物とふれ合えるこども動物園
こども動物園の広場は2つあります。ウサギやモルモットを自由に抱くことができる全天候ドーム型のふれあい広場。
そして、ヤギとメンヨウが放し飼いにされている広場です。どちらも自由に入れます♪
5-1 ウサギ・モルモット・インドクジャク
見るだけではなく実際にさわることで、ぬくもりや感触を肌で感じることができます。
5-2 ヤギ・メンヨウ
広場では、動物たちとのふれあいを存分に楽しむことができます。
扉を「引く」→「押す」とヤギとメンヨウに出会えます。追いかけると逃げます。群れをなして動く姿が何ともかわいい!じっとしていると近づいてきますよ♪
5-3 図書館休憩室
「ちょっと疲れたな」そんなときは、「図書館休憩室」へ。(こども動物園の動物舎2階は、休憩室を兼ねた図書室になっています。)
休憩室には、300冊ほどの絵本が置いてあります。
ほとんどの絵本には動物たちが出てきますので、ここにも動物たちとの出会いが待っています。
3. 遊園地 人気の乗り物をご紹介
釧路市動物園の中には、遊園地があります。
全部で12アトラクション。その中から一部をご紹介いたします♪
【大観覧車】 料金:お一人様300円 地上高41メートル。18台のゴンドラからは釧路市内や阿寒の山々が見られ、眺めは最高!
【アポロ2000】 料金:お一人様100円
最大揺れ幅は44度。スリルはなかなかのものです。
【チェアタワー】 料金:お一人様200円
何度乗っても楽しい子どもたちの人気もの。
【サイクルモノレール】 料金:お一人様100円
全長200メートル。ペダルをこいで進むと終点近くでは地上から約6.5メートルの高さになります。
【メリーゴーランド】 料金:お一人様100円
遊園地の定番といえば、やっぱりメリーゴーランド。
【メロディーペット・バッテリーカー】
料金:1回200円
(一部100円のものもあります)
子どもを乗せてかわいい車が歩き出します。
6. お食事・売店・休憩所・近隣スポットをご紹介
園内のその他の施設・近隣スポットをご紹介します。
ぜひおでかけ前にご覧いただき、参考にしていただければと思います!
【お食事】
ピクニック気分でランチ
園内は、お弁当持ち込みOKです。
青空の下で食べるお弁当は、とってもおいしくて幸せ♪
バーベキューコーナー
園内にバーベキューコーナーがあります。自由に使えますが、予約がある場合は予約の方が優先となります。
詳細は動物園にお問い合わせください。
食材は自分たちで調達するか、近隣の「山花温泉リフレ」で焼肉などのバーベキュープランを注文することも可能です。
詳細は「山花温泉リフレ」にお問い合わせくださいね。
お食事の店
お食事に行かれる際、半券を掲示すれば入退場可能です。
動物園の外(西門前市営駐車場付近)にはお食事の店があります。
展示館併設の売店
展示館併設の売店で軽食が食べられます。
自動券売機で食券を購入。肉まん、ポテト、フランクフルト、ザンギ、フレンチドック、おにぎり、たこ焼き、おでん、チャーハン、うどん、ちまきなどが売っています。
展示館では、シマフクロウの模型や動物クイズなどが展示されています。
お土産も売っています。キリンのクッキーが人気なんだそう。
レストハウス
自動販売機で飲み物やインスタント食品(カップラーメン、焼きそば、ポップコーンなど)を購入することができます。
食事ができるスペースにもなっています。
レストハウス内には、トイレもあります。
【休憩所】
園内には、休憩所が多数あります。ベンチもたくさんあるので、ゆっくり休憩できます。
授乳施設とトイレマップです。
山花温泉リフレ
動物園の西門前市営駐車場から徒歩圏内にあるのが、温泉施設「山花温泉リフレ」
温泉入浴、宿泊、食事ができます。(日帰り入浴もOKです)動物園で遊んだ後は、温泉に入ってゆっくり疲れを癒すのもいいですね!
「山花温泉リフレ」
HP)http://www.refre-yamahana.jp/index.html
住所)北海道釧路市山花14線131番
TEL) 0154-56-2233
釧路市ふれあいホースパーク
ふれあいパークも西門前市営駐車場から徒歩圏内。馬車に乗ったり、山花の自然の中をホーストレッキングできますよ♪
「釧路市ふれあいホースパーク」
住所)釧路市山花10線1
電話)0154-56-2566
開園期間:4月20日から11月3日まで 9:30~16:30
休園日 :毎週水曜日(祝祭日にあたる日は翌木曜日)
山花公園オートキャンプ場
「山花公園オートキャンプ場」のある山花公園は、東京ドーム120個分の広さを誇る公園。キャンプ場は、その公園内にあります。
(山花公園内に「釧路市動物園」「山花温泉リフレ」「釧路市ふれあいホースパーク」があります。)
「山花公園オートキャンプ場」
住所)北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番37号
電話)0154-56-3020
営業期間)6月1日~10月20日まで
7. 釧路市動物園へのアクセス
<交通アクセス>
駐車場:西門前市営駐車場は無料です。
車でお越しの場合
釧路空港から(7km)タクシー・レンタカーで11分
JR釧路駅から (18km)タクシー・レンタカーで27分
路線バス(阿寒バス)で55分
阿寒湖畔から(58km)タクシー・レンタカーで60分
<釧路市動物園>
住所)北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番
電話)0154-56-2121
開園時間)
4月10日~体育の日(10月):午前9時30分~午後4時30分
体育の日の翌日~4月9日:午前10時~午後3時30分
休園日)
12月~2月の毎週水曜日(祝祭日にあたる日を除く)
12月29日~1月2日(年末年始)
HP) http://www.city.kushiro.lg.jp/zoo/index.html
入園料)一般570円、中学生以下無料。
発効日から1年間、何回でも入園できる
「入園パスポート」は1,030円で購入可能。
《セット券(動物園・山花温泉リフレ)》
大人リフレ券950円(大人入園+大人入浴)
ファミリー入浴セット券1,180円(大人入園+大人・小学生入浴)
正門、西門にて、ベビーカーの貸し出しもしています。(有料)
【おわりに】
園内にあるトンネルです。くぐってみてくださいね!
ざっと駆け足でご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
広い園内で、開放感を味わいながら楽しく過ごしていただけることと思います。
ぜひ釧路市動物園へ、動物たちに会いに行ってみてくださいね!
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