春、札幌でお花見なら!定番から穴場まで、桜の名所7選
- 札幌・定山渓
- 最終更新日:2019年5月2日
そして、本州とは気候の違う北海道には、本州では見られない品種の桜も。「今年はもうお花見したから・・・」なんて言わずに、北海道ならではのお花見を楽しんでみませんか? 今回は札幌近郊でオススメのお花見スポットを紹介します!
はじめに 5月の札幌観光で失敗しない服装をレクチャー!
5月の札幌の平均最高気温は17.3℃、平均最低気温は8.3℃と、日中はそこそこの暖気があるものの、朝晩はまだ冷えの残る季節です。また、雨の日は気温が上がらず、日中でもうす寒い、なんてことも。旅行で行くなら、保険の意味で1枚暖かい上着があるとGOOD。
「日中は日差しもあるし…」なんて油断は風邪のもと。特に、気温が上がってからのお出かけでは、夕方以降にぐ~っと冷え込んでくることを想定しておかないと、あとあと泣きを見てしまいます。そうならないためにも、羽織れる上着は必須です!
1、現地民の定番コース、円山公園と北海道神宮めぐり
札幌で定番のお花見スポットといえば、円山公園。地元民なら一度は行ったことがあるのではないでしょうか。
およそ68haという敷地に、160本ほどの桜が植えられています。満開の時期には場所取りも熾烈で、あちこちでお酒を片手に盛り上がる人の姿が。とにかくお花見時期には賑やかなので、大勢でワイワイするにはもってこいです。
円山公園の人気の秘密は、札幌の中心部から地下鉄で5分というアクセスの良さに加えて、公園が北海道神宮に直結していること!
北海道神宮も、春になると1034本もの桜が咲き乱れる1大お花見スポット。さすがに神社ですから、境内は打って変わって落ち着いた雰囲気になっています。
つまり、円山公園に来ると、北海道神宮でのお花見も楽しめる…1度に2つの楽しみを味わうお花見ができちゃうんです。
みんなでワイワイ楽しむも良し、神社でじっくりと桜を味わうも良し。あなたのお花見スタイルに合わせて楽しんでください!
アクセス情報
住所:札幌市中央区宮ヶ丘
アクセス:市営地下鉄東西線 大通駅より宮の沢方面乗車5分 円山公園下車 2番出口より徒歩約5分
電話:011-621-0453(公園管理事務局)
2、中島公園でのんびり庭園花見
市営地下鉄札幌駅からたったの3駅。札幌のほぼ中心に位置しながら、春にはのんびりとお花見を楽しめるのが中島公園。
中心部に位置しながらも、落ち着いた雰囲気で桜を眺められるのが魅力です。
園内にはヤエザクラ、エゾヤマザクラにシダレザクラと様々な桜が植えられていて、品種ごとに満開時期が微妙にズレるのだそう。桜の見ごろ時期が長もちするのは嬉しいですね。
公園の西側には日本庭園があり、ここで見る桜も雰囲気満点! タイムスリップしたような気分が味わえます。
他にも、公園の中心に位置する菖蒲池ではボートをレンタルして乗ることも可能。ボートから眺める水辺の桜もまた、風情があって良いものです。
桜咲く中島公園を見下ろすホテル「プレミアホテル 中島公園 札幌」より
ところで中島公園と言えば、明治時代の姿を今に残し、国の重要文化財に指定されている西洋建築「豊平館」が有名なのですが、こちらは2016年6月まで耐震強度の見直しなどを含めたリニューアル工事を実施。2017年以降は、再びレトロな豊平館と桜のコラボレーションを楽しめます。
アクセス情報
住所:札幌市中央区中島公園1
アクセス:市営地下鉄南北線 札幌駅より真駒内方面行き乗車5分 中島公園駅下車 1・3番出口出てすぐ
電話:011-511-3924(公園管理事務所)
3、モエレ沼公園でのお花見は解放感抜群!
画像提供:モエレ沼公園
思わず「気持ちいい!」と叫びたくなってしまいそうなお花見会場がこちら、モエレ沼公園です。
約189haの広大な敷地は開放感満点。快晴の日なら、もう最高に気持ちいいお花見ができそうです。園内にはサクラの森と呼ばれるエリアがつくられており、エリア内には何と2600本もの桜が植えられています。この本数は道内最大級の規模ですので、見ごたえもバツグンですよ!
画像提供:モエレ沼公園
サクラの森は桜の樹があるだけでなく、子ども用の遊具も充実。公園のデザインを手がけたのはかのイサム・ノグチ氏。遊具のデザインも彼によるもので、一風変わった遊具がズラリ。ファミリーでお花見に行けば、子どもたちは見たこともない遊具にきっと心くすぐられるはずですよ。
アクセスは車かバスかタクシーが便利です。乾杯の予定があるなら、あらかじめドライバーを決めるか、交通機関を利用しましょう。
アクセス情報
市営地下鉄東豊線札幌駅より栄町行き乗車6分、環状通東駅下車、バスに乗り換え
中央バス【東69】「あいの里教育大駅」/「中沼小学校通」行き「モエレ公園東口」下車
中央バス【東79】「中沼小学校通」行き「モエレ公園東口」下車
中央バス【東61(ビ61)】「サッポロビール博物館」発「環状通東駅」経由「中沼小学校通」行き「モエレ公園西口※」下車(いずれも乗車時間25分程度)
住所:札幌市東区モエレ沼公園1-1
休園日:なし
解放期間:東入口ゲートのみ通年解放。西入口ゲート、南入口ゲートは4月20日~11月20日の期間のみ解放
解放時間:(東入口ゲート)7:00~22:00
(西入口ゲート、南入口ゲート)7:00~19:00
4、札幌中心部の穴場のお花見スポット、北海道大学
札幌の中心部はアクセスが良好ですが、反面、ビルが立ち並ぶ繁華街ですので、広々とした緑あふれる公園で解放感を満喫!なんてことは、なかなかできないもの。
ですが、JR札幌駅から徒歩10分ほどで、背の高いビルから離れて、のんびりと桜を眺められるようなスポットがあるんです!それが、北海道大学のキャンパス。構内に自動車で立ちいるにはアポイントが必要ですが、徒歩や自転車なら関係なし。気兼ねなく入っていくことができます。
北海道大学の桜は、見渡す限り満開の桜…という風景ではないですが、それだけに穴場化しており、競争率は低いです。医学部の前には30本ほどの桜並木があり、学内ではこちらが人気スポットとなっています。
札幌の中心部にいながら、解放的で、自然あふれるお花見ができちゃう北海道大学キャンパス。だまされたと思って、一度行ってみることをオススメしますよ!
アクセス情報
アクセス:JR札幌駅下車 徒歩10分
5、まさに絶景!遠くても行きたい戸田記念墓地公園の桜
札幌の中心部から車でおよそ70分。少し遠くても、見に行く価値アリ!と断言できるのは、戸田記念墓地公園の桜。
その圧倒的なスケール感の前に説明は無用です。
総数およそ8000本という、他に類を見ない規模のお花見スポット。墓地公園という名の通り、通路脇の整備された芝の中にはずらりと並んだ墓石を見ることができますが、満開の桜を見ているとここが墓地だということもすっかり忘れてしまいます。見れば誰もが言葉を失う絶景。少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
唯一の難点は、車かバスでなければ行きにくい場所にあるということ。バスを利用するなら、大通東1丁目にある中央バス札幌ターミナルから片道1070円で行くことができます。
車で向かうなら、札幌市内の「西1丁目」と「東1丁目」の境目になっている国道231号線(創成川通り)を石狩方面にずっと進めば到着します。
アクセス情報
住所:北海道石狩市厚田区望来327
アクセス:(自動車)国道231号線(創成川通り)を石狩方面
(バス)中央バス札幌ターミナルより、厚田行きに乗車、戸田記念墓地公園入口下車
電話:0133-77-2321
6、アクセス良好の大通公園で便利にお花見
札幌の中心部に位置する大通公園。それ自体が定番の観光スポットですが、有名な「テレビ塔」があるのは公園の一番東側。
お花見で大通公園に来るなら、西方向、つまりテレビ塔から離れる方向に足を向けてみましょう。西6丁目を経由しつつ、公園の西端である西13丁目をめざすルートがオススメです。
市営地下鉄大通駅からだと、西13丁目までは徒歩約20分の距離。道中、桜が多いエリアと少ないエリアがありますが、噴水や遊具、オブジェなどが並んでいますので、退屈せずに散策することができますよ。
ところで、大通公園西13丁目は東西に長い大通公園の中でも最も特徴のあるエリアになっています。西13丁目には1926年に建てられ、国の有形文化財に登録されている札幌資料館(旧札幌控訴院)があり、この資料館を囲むように無数の桜が植えられています。
アクセス情報
JR札幌駅から徒歩10分
市営地下鉄大通駅より直結
7、穴場のままとっておきたい絶好花見スポット、寒地土木研究所
https://www.youtube.com/watch?v=uVzZ3LsH81g
誰でも知っているようなお花見スポットはピークには必ずと言って良いほどごった返すもの。人混みが多すぎない穴場お花見スポットをお探しの方は、寒地土木研究所の桜はいかがでしょうか。
市営地下鉄南北線札幌駅から真駒内方面に乗車し8分、降車した中の島駅からは徒歩約3分と、中心部からのアクセスも良好な寒地土木研究所。日頃は寒冷地の土木技術に関する研究を行っているのだそう。普段は関係者しか出入りがないためあまり人目につきませんが、構内には小さな川に沿って約200本もの桜が植えられているんです。
小川の音を聞きながら満開の桜を眺めることができて、しかも人混みもそう多くない、ということで、札幌近郊で最ものどかなお花見ができる場所、と言っても過言ではないのでは。
毎年桜が見ごろを迎えると構内の駐車場が一般解放されますが、スペースには限りがあるため公共交通機関を利用した方がよいでしょう。
アクセス情報
住所:札幌市豊平区平岸1条3丁目1番34号
アクセス:市営地下鉄南北線 札幌駅より真駒内方面乗車8分 中の島駅下車 1番出口より徒歩約3分
電話:011-841-1112
おわりに
札幌近郊のお花見スポットは、有名どころ、穴場スポットを含めるともっとたくさんありますが、今回はその中でも魅力ある7スポットを紹介しました。4月下旬~5月上旬で札幌に立ち寄る時には、ぜひお花見も堪能してみてくださいね。
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