アイヌ民族博物館(白老ポロトコタン)でアイヌ文化に触れる旅

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公開日:2016/6/30

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白老ポロトコタン北海道ツアーを体験したことがある誰もが一度は体験したことがあるもののひとつ、「アイヌ文化」。

アイヌ・カルチャーにふれることができるスポットとして有名なのが釧路市「阿寒湖アイヌコタン」、平取町「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」、そして白老町「アイヌ民族博物館」。

なかでも、白老町「アイヌ民族博物館」は新千歳空港から車やJRで1時間以内圏内にあり、アクセスに便利です。最近は人気コミックの舞台にもなり、何かと話題になりそうなアイヌ・カルチャーを白老で体験してみませんか?

1.白老町ってどんなまち?
2.アイヌ民族博物館「ポロトコタン」とは?
3.ポロトコタンへのアクセス
4.博物館のシンボル・コタンコロクル像
5.クマや北海道犬とふれあう
6.アイヌのハーブガーデン・野草園
7.アイヌ古式舞踊にふれる
8.展示館でアイヌ文化を学ぶ
9.ミュージアムカフェ「カフェリムセ」
まとめ

 
 

1.白老町ってどんなまち?

アイヌ民族博物館があるのは「白老町」。
国内有数の温泉地・登別市と、道内を代表する工業都市・苫小牧市のあいだにあります。

このまちを代表する産業は畜産業や漁業。
サラブレッド牧場では優秀な競走馬を送り出しています。

白老ポロトコタン

また、白老牛は人気が高く、毎年6月に行われる「白老牛肉まつり」には北海道内の牛肉ファンでにぎわいます。

白老ポロトコタン

そして海の幸もまちの自慢、特に虎杖浜(こじょうはま)のたらこは物産展でも大人気です。

白老ポロトコタン

そのほか、海辺の秘湯・虎杖浜温泉でのヒーリングタイムもおすすめですし、癒やしの森での森林浴やアクティビティーでリフレッシュするのもいいですね!

 
 

2.アイヌ民族博物館「ポロトコタン」とは?

海の幸・山の幸と豊かな自然に恵まれた白老ですが、観光の中心になっているのが今回ご紹介する<ポロトコタン>こと「アイヌ民族博物館」です。

白老ポロトコタン

もともと白老はアイヌの集落があったところです。

幕末から明治にかけて北海道外から多くのひとが移住してきましたが、そんな時代の流れのなかで白老のアイヌは伝統を大切にしてきました。

そして、古くから伝わる文化を伝えるためにできたのがポロトコタン。
1965年、白老市街地にあった集落をポロト湖のほとりに移設して博物館をつくり、アイヌ文化の保存や紹介に力を注いできました。

そしていま、その努力が実り、2020年には国立博物館「国立アイヌ文化博物館(仮称)」として新たなステージに向かうことになりました。

アイヌ伝統の、自然に敬意をはらい共生するライフスタイルは世界中から注目されています。
また、多くのアーティストやデザイナーがアイヌ独特のアートやクラフトからインスピレーションを得ています。

 
 

3.ポロトコタンへのアクセス

ポロトコタンはJR白老駅から徒歩13分ほどのところにありますが、停車する列車の本数がかなり少ないため車の利用をおすすめします。

道央自動車道を利用すると、札幌から約1時間、新千歳空港から約30分ほどで着きます。
このときにおすすめしたいのが、樽前SAでの休憩。

白老ポロトコタン

ここは樽前山(たるまえざん)のビューポイントです。樽前山はお皿のうえにプリンがのったような、ユニークなかたちの活火山です。
樽前SAから16kmほど過ぎた白老ICに下りて、ポロトコタンに向かいます。

 
 

4.博物館のシンボル・コタンコロクル像

ポロトコタンのゲートに近づくと、すでに観光ガイド本などでおなじみの「コタンコロクル像」の上半身が見えています。

白老ポロトコタン

ゲートで入場料を払って中に入ると、かなり大きいです!

白老ポロトコタン

それもそのはず、コタンコロクル像の高さは16m、奈良の大仏と同じ大きさなのだそうです。

 
 

5.クマや北海道犬とふれあう

コタンコロクル像から少し進むと、北海道犬やクマのオリがあります!
犬もクマも人に慣れているせいか、のんびり時間を過ごしています。

現在ここには、携帯電話のコマーシャルに出演している犬・「お父さん」の子供がいるということでしたので様子を見たのですが、犬は小屋の奥にはいってなかなか出てこなかったので、犬の映った写真はナシです・・・ご容赦ください。

白老ポロトコタン

一方、クマは至近距離で見ることができます。動物園でもここまで近づいてみることはあまりないと思います。
オリのすぐそばに「クマのえさ」が売られていたので、うっかり買ってしまいました!

白老ポロトコタン

クマがえさをほおばる姿は愛らしくて、ついつい危険な動物ということを忘れてしまいます。

白老ポロトコタン

犬とクマのオリの向かいには小さなガーデンがあります。

 
 

6.アイヌのハーブガーデン・野草園

白老ポロトコタン

こちらは野草園。アイヌが薬用や食用にした植物を紹介するエリアです。
訪れたのがまだ肌寒い5月だったのであまり成長していないですが、いくつかご紹介します。

白老ポロトコタン

オトンプイキナ。和名はクサノオウ、ケシ科の薬用植物です。

白老ポロトコタン

プクサ。和名はギョウジャニンニク、地元ではアイヌネギともいいます。北海道でおなじみの山菜です。

白老ポロトコタン

ユキザサ。ユリ科の植物。食用にします。

このなかで特筆すべきなのは、クロユリでしょう。

白老ポロトコタン

北海道でもなかなかお目にかかることがない、めずらしい花です。
クロユリを見ることができたのはとてもラッキーでした!

 
 

7.アイヌ古式舞踊にふれる

さらに先へ進むと、敷地の中心部分にはアイヌの家(チセ)が5軒並んで建っています。

白老ポロトコタン

今回は一番手前にあるサウンチセ(アイヌ語で「手前の家」)でアイヌ古式舞踊の公演がおこなわるというので、中に入ってみました。

上演開始、スタッフの解説とともにいくつかのアイヌ古式舞踊が披露されます。

白老ポロトコタン

今回は男性スタッフによる勇ましい踊りや女性スタッフによる輪唱や子守唄などが演じられました。
シンプルなビートがハートに響く、不思議な魅力があるパフォーマンスです。

 
 

8.展示館でアイヌ文化を学ぶ

最後に「アイヌ民族博物館」の展示館に入りました。

白老ポロトコタン

壁いっぱいに描かれた繊細なイラストでアイヌの世界観が表現されて、数々の資料とともにアイヌの生活が紹介されています。

なかには、アイヌの語り部のおばあちゃんによるアイヌ民話のアニメもあり、不思議な世界観に引き込まれました。
(このアニメはインターネットでもみることができます)

ここにはミュージアムショップが併設されていて、アイヌに関する書籍などの資料や、アイヌ独特のデザインを今の時代にあわせてアレンジした布製品や木工品なども充実の品揃えです。

 
 

9.ミュージアムカフェ「カフェリムセ」

最後にご案内するのはミュージアム併設のカフェ「カフェリムセ」。

白老ポロトコタン

こちらのイチオシメニューを少しご紹介いたしますね

まず、オハウセット。

白老ポロトコタン

「オハウ」とは汁物です。北海道の郷土料理「三平汁」のルーツだといわれています。

塩ベースの汁で、具は鮭、じゃがいも、にんじんなど。材料はほとんど三平汁と同じですが、三平汁よりもあっさり味で、素材の味が生かされているように感じました。

こちらはニセウうどん。

白老ポロトコタン

「ニセウ」とはどんぐりのことで、うどんにはどんぐりの粉が練りこまれています。

アイヌ料理専門店でアイヌ料理を何度か頂いたことがある筆者ですが、これは食べる機会がなさそうなので体験してみました!
コシが強くワイルドな歯ごたえのうどんです。

しいたけは地元で取れたもの、肉はエゾシカ肉を使っています。こちらも味はあっさりしています。

白老ポロトコタン

美味しいアイヌ料理を頂いたあとは、さわやかな北海道の風をかんじながらポロト湖畔をながめてのんびりとした時間をすごしました。

白老ポロトコタン

まとめ

白老ポロトコタン

今回は、旅行者に向けたご紹介をさせていただきましたが、ポロトコタンでは講演会や演奏会、クラフトのワークショップなどのイベントを定期的に開催しています。

また、毎年夏にはアイヌ文化をより深く体験できるイベント「ポロトコタンの夜」も開催されます。
機会があればぜひ体験してみてくださいね!

そして、2020年にはポロト湖畔に国立のアイヌ文化博物館の開設が決定しています。こちらも期待ですね!
詳細は文化庁ホームページにて。

【アイヌ民族博物館(白老ポロトコタン)】
住所:白老郡白老町若草町2-3-4
アクセス:
【JR】JR白老駅から徒歩10分
【車】道央道白老ICから5km
開館時間:8:45~17:00
休館日:12/29~1/5
入場料:大人800円/高校生600円/中学生500円/小学生350円
電話番号:0144-82-3914
ホームページ:http://www.ainu-museum.or.jp/

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