秋の札幌観光で行きたい!札幌周辺の絶景紅葉スポット7選
- 札幌・定山渓
- 最終更新日:2023年10月17日
いわゆる紅葉スポットでなくても、ちょっとランチで、通勤路で、近所の公園でさえも、
紅葉を楽しむことができる街なのです。そう、文字通り、“街全体”が色づくのが、札幌の紅葉なのです。
だからこそ、札幌の紅葉ってどこに行ったらいいのか?とお困りではありませんか。
札幌市民がこよなく愛する札幌周辺の紅葉スポットを、定番やちょっと穴場、すぐ行ける中心部まで7つ挙げてみました。また、紅葉時期に何を着たらいいのかをまとめています。
他では見ることができない、北海道らしい紅葉に、心動かされてみませんか?
もくじ
1.定番!定山渓温泉
中心部より車で約40分で到着する定山渓温泉は、“札幌の奥座敷”として、古くから観光客はもとより札幌市民に愛されてきました。
札幌市中心部を流れる豊平川上流にあり、渓谷美と相まって、紅葉の美しさも映えます。
定山渓の紅葉は、いろいろな楽しみ方があるのが特徴です。
遊歩道を歩くと、二見吊り橋からいこい橋付近、紅葉橋、錦橋、時雨橋などの紅葉スポットが、温泉街から渓流にそって続く散策コースから手軽に楽しめます。
紅葉時期限定の“紅葉かっぱバス”が運行されます。絶景紅葉ポイントをのがすことなく、地元ガイドが案内してくれます。
もう一つの限定は、“紅葉ゴンドラ”があります。温泉から車で約30分で到着する、札幌国際スキー場のゴンドラで、山全体にひろがる紅葉を空中からめでることができます。
温泉からシャトルバスも運行され、乗車券の半券で日帰り入浴が割引になるサービスもあります。
紅葉のベストスポット、舞鶴の瀞は、錦橋からも見ることができますが、カヌーからの景色はおすすめです。
定山渓は、カヌーやラフティングなど初心者でも楽しめるアクティビティが充実しています。渓谷を穏やかに流れる川の水面から、上に眺める紅葉は、他とは異なった風情があります。
渓谷全体が紅葉につつまれる定山渓温泉。温泉にゆっくりつかりながら紅葉を楽しんだ次は、どのように紅葉を楽しみますか?
例年の見ごろ:10月上旬~10月中旬
定山渓観光協会 TEL:011-598-2012
アクセス 新千歳空港から(約100分)・札幌から(約60分)で直行シャトルバスが運行、札幌中心部から車で約40分
2.定山渓より10分!豊平峡
支笏洞爺国立公園内にあり、“水源の森百選”や“ダム湖百選”にも選ばれた豊平峡ダムと、紅葉のコントラストが美しい景観美を楽しめます。
迫力ある観光放水が行われています。ダム堤防と展望台からと、違った景色が望めます。
豊平峡ダム入口の無料駐車場に車を停め、そこから豊平峡園地までハイブリッド電気バスであがります。途中に、九段の滝や千丈岩を見渡すことができます。
写真提供:豊平峡温泉
ダムから車で少し下ったところに、豊平峡温泉があります。源泉かけ流しの、遮るものがない開放感たっぷりの大露天風呂が人気です。
また夜は、ライトアップされた幻想的な紅葉が、露天風呂から楽しめます。
写真提供:豊平峡温泉
ここを訪れたら、ネパール人が作る本格インドカリーとナンは外せません。トリップアドバイザー日帰り温泉2013 日本国内第一位を受賞したのも納得の温泉です。
観光果樹園も近くにあります。定山渓ファームは、標高が高い為、甘い果物がなるのが特徴です。ちょうど10月頃は、りんご・プルーン・梨・ぶどうが食べごろです。
小さな子供さんでも楽しめる釣り堀もあり、天然の湧き水も持ち帰ることができます。
※実り具合によりフルーツが出来ない場合もあります。
定山渓温泉より車で10分ほどの近さです。豊平峡ダム、日帰り温泉、果物狩りと、豊平峡だけでも1日楽しめます。
豊平峡
見頃:10月上旬~10月中旬
アクセス:札幌中心部より車で約50分
定山渓温泉よりシャトルバス運行予定(9/30~)
・豊平峡ダム 豊平峡ハイブリッド電気バス 大人往復700円 5月~11月中旬
・豊平峡温泉 入泉料 大人1000円
定山渓ファーム
3.森へ行こう!国営滝野すずらん丘陵公園
札幌には、巨大な森の公園があります。
その広さは400ヘクタール(東京ドーム85個分!) もありますが、特色のある3つのゾーンに分かれていて飽きさせません。
渓流ゾーン(無料)には4つの滝があります。中でも“アシリベツの滝”は、日本の滝100選に選ばれた紅葉の映える滝です。
10月開園直後の一時だけにかかる、アシリベツの滝の虹は、ぜひ見てみたいものです。
滝野森ゾーンは、特に自然豊かなゾーンです。
東エリアは、舗装された散策路があり、紅葉した森の中の散策を存分に楽しめます。ローラー滑り台など、森遊びも楽しめます。
中央ゾーンは、“子供の谷”“森のすみか”など、体をいっぱい使って遊べる子供さんが大満足なエリアがあります。ここでの紅葉も見逃せません。“水の広場”のカエデがおすすめです。
“カントリーガーデン”では、フワフワモコモコのこの植物も紅葉します。“コキア”という植物で、和名をほうき草といいます。
紅葉の状況は、ホームページで確認することができます。
1日では遊びきれないほどの広さの公園ですが、札幌中心部から車で1時間もかからずに訪れることができます。丘陵の地形を生かした北海道らしい牧歌的な風景が、遠くに行かなくても楽しめますよ。
写真提供:国営滝野すずらん丘陵公園
国営滝野すずらん丘陵公園
例年の見ごろ:10月中旬-10月下旬
住所:札幌市南区滝野247
電話:011-592-3333
開園時間:秋9/1-11/10 9:00-17:00 (季節によって異なる)
入園料:大人 450円
アクセス:地下鉄真駒内駅より 中央バス滝野線にて 約32分
4.ちょっと足をのばして。恵庭渓谷
札幌から近いのですが、それほど知られていない、ちょっとした穴場の恵庭渓谷です。渓谷沿いの1本道に、3つの個性的な滝が連続してあらわれます。
渓流に沿って、散策路や滝見広場などが整備されており、1時間ほどで、見て回ることができます。
小さな渓谷ですが深い山間にあり、色とりどりの紅葉を眺め、水しぶきを浴びながら、のんびり散策することができます。
はじめに見えてくる滝、三段の滝には駐車場がありませんので、ラルマナイの滝駐車場か、白扇の滝駐車場へ進みます。白扇の滝駐車場には、売店やトイレがあります。バスなどの公共交通機関はありません。
札幌駅から車で約1時間で到着します。そのまま453号線をすすむと、約40分で支笏湖へ到着します。渓谷から新千歳空港までも約50分で着きます。
支笏湖の紅葉も美しいので、支笏湖ドライブの寄り道や、新千歳空港とつなげた立ち寄りにもおススメです。
義経黄金伝説が残るこの滝。黄金に勝る?とも劣らない紅葉を愛でに、ちょっと足をのばしてみませんか?
恵庭渓谷
例年の見ごろ:10月上旬~中旬
住所:恵庭市盤尻
駐車場:無料 2つあわせて25台
アクセス:恵庭市街から支笏湖方面へ車で約25分 恵庭ICから車で約30分
電話:0123-33-3131(内線2521) 恵庭市経済部花と緑・観光課
恵庭市・恵庭渓谷の情報ページはこちらをクリック
5.中心部その1 北海道大学イチョウ並木
札幌駅からすぐ!徒歩10分ほどのところに、北海道大学キャンパスがあります。
普段から市民や観光客も訪れるキャンパスですが、紅葉の時期には多くの方がイチョウ並木を目当てに訪れます。
キャンパスは、地下鉄の駅3駅にまたがる、広大な敷地です。
イチョウ並木には、北13条門が便利です。(地下鉄南北線北12条駅下車 徒歩5分)
小川が流れ、森があり、ポプラ並木(写真)、歴史的建物もあり、ここは公園かと思えるほどの、気持ちの良いキャンパスです。
『少年よ、大志を抱け』で有名なクラーク博士の胸像は、中央ローンにあります。
牛や羊が放牧されていることもあります。
正門入ってすぐの、インフォメーションセンター「エルムの森」では、北大限定お土産があります。
学生気分に戻って学食を楽しんだり、札幌グランドホテルの館外レストランである“レストランエルム”に立ち寄ってみるのもいいですね。
こんな街の真ん中に、歴史と自然が残る雄大なキャンパスが広がっているなんて、驚くこと間違いなしです。
北海道大学
例年の見ごろ:10月下旬~11月上旬
住所:札幌市北区北8条西5丁目
電話:011-706-4680 インフォメーションセンター
アクセス:イチョウ並木まで JR札幌駅北口より徒歩15分
地下鉄南北線北12条駅より徒歩5分
駐車場:なし 近隣のコインパーキングを利用 (紅葉時期は混み合います)
一般車両は、キャンパス内に入構不可です。
イチョウ並木の情報はこちらから
6.中心部その2 円山公園
円山公園といえば、お花見が有名ですが、紅葉の時期もひと味違って趣深いのです。
地下鉄東西線円山公園駅から徒歩5分で訪れることができます。サクラやもみじなどの赤色やカツラやイチョウの黄色など、公園全体が美しく染まります。
この公園から、同じように美しく紅葉した北海道神宮へとつながっています。
円山原生林とも隣接しており、整備された平坦なお散歩道があります。約1時間で登れる、標高225mの円山を登れば、札幌市街を一望でき、道中でリスに出会えるかもしれません。
円山地区は、美食スポットでもあります。有名高級店はもちろん、気軽に楽しめるイタリアンやカフェも点在し、公園散策とランチをあわせて楽しめます。
“六花亭”円山店には、喫茶室が併設されており、お土産購入ができ、リーズナブルなランチやスイーツが人気です。
気軽にたっぷり森林浴を楽しんで、美味しい食事に舌鼓して過ごしてみてはいかがですか?
円山公園
例年の見ごろ:10月中旬~11月初旬
住所:札幌市中央区宮ヶ丘他
電話:011-621-0453 円山公園管理事務所
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅より徒歩5分
駐車場:なし 付近のコインパーキングを利用
7.中心部その3 中島公園
「日本の都市公園100選」に認定された、藻岩山を背景に、水と木々が豊かな公園です。
地下鉄中島公園駅を降りると、すぐ公園に入ります。入口から続くイチョウ並木は、まるで黄色のトンネルに入ったかのように続きます。
菖蒲池のまわりが美しく紅葉するので、ゆっくりボートにのって楽しむのがおすすめです。
北海道立文学館、日本庭園、コンサートホール、天文台、人形劇場などが、地下鉄1駅分の園内にあり、市民に慕われている公園です。
繁華街ススキノに近いながらも、とても静かで、大通公園のような喧騒はありません。
紅葉時期である10月中旬から11月上旬の頃に、もし札幌に訪れる機会があるのでしたら、中島公園周辺に宿泊されることを、検討されてはいかがでしょうか。
ホテルの部屋から紅葉を見下ろしたり、朝食前に公園を散歩することができれば、素敵な思い出になることでしょう。
中島公園
例年の見ごろ:10月中旬~下旬
住所:札幌市中央区中島公園1
電話:011-511-3924 中島公園管理事務所
アクセス:地下鉄南北線 中島公園駅 または 幌平橋駅
駐車場:なし 付近のコインパーキングを利用
服装について
紅葉時期にいらっしゃる際に気になるのは、何を着ていけばいいのか、だと思います。
札幌の10月の平均気温は12度で、東京で同じ温度になるのは11月です。朝晩の気温の差があり、上着が必須です。
天気によっては薄手のコートが必要となり、例年下旬には初雪が降ります。
ゴンドラなどの標高の高い場所や、カヌーやダムなどの水辺では、気温が下がりますので、ウインドブレーカーなど風を通さない羽織りものが一枚あると安心です。
おわりに
いかがでしたか?札幌には、気軽に楽しめる紅葉が多く点在しています。
札幌は、紅葉スポットだけが見どころではありません。
“街全体”が紅葉するさまを、見にいらっしゃいませんか。
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