秋の北海道絶景おすすめ厳選7スポット
- 北海道全域
- 最終更新日:2024年4月24日
今回はカメラを片手に巡りたい、北海道の秋の絶景をお届けします。
1.大雪山
大雪山とは、旭岳・黒岳・赤岳などの山々の総称で、主峰である旭岳は8月下旬からは色づきはじめる“日本一早い紅葉”スポット。どの山も9月中旬〜下旬ごろには紅葉が見頃を迎えます。
なかでも旭岳と黒岳にはロープウェイがあり、体力に自信がなくても楽々とひと足早く紅葉が楽しめてしまいます。さらに黒岳には5号目から7合目をつなぐリフトもあり、リフトからは360度の紅葉を間近に見ることもできます。
他にも、大雪山周辺には銀泉台や大雪ダムなど紅葉の名所が点在しており、いずれもスケールの大きな秋の景色は圧巻です。
特に黒岳の麓・層雲峡温泉近くにある、『流星・銀河の滝』もぜひ見ていただきたい紅葉スポット。日本の滝100選に選ばれている層雲峡の景勝地で、迫力のある滝と色鮮やかな紅葉がマッチして秋ならではの絶景です。
写真は銀河の滝ですが、2本の滝を同時に撮るなら『双瀑台』という展望スポットに行くしかありません。約15分登ったところにあるので体力に自信がある方はぜひ行ってみてくださいね。
- 住所
- 北海道上川郡東川町ノカナン
2.半月湖
ニセコにある神仙沼(しんせんぬま)は秋の紅葉も有名なパワースポットですが、お隣の倶知安町にある半月湖が私のお気に入りです。半月の形をした火口湖で、神秘的な雰囲気が漂っています。
駐車場から森の中を15分ほど歩くので、スニーカーなどの歩きやすい靴で行きましょう。湖畔の散策路もあり、45分ほどかけて1周できるので、のんびりトレッキングするのもいいですね。
色とりどりの色彩を放つ紅葉の絶景は10月中旬が見頃。
静かな湖畔にはツンとした空気が流れていて、呼吸をするのも忘れるくらい神秘的。
周りの木々の紅葉が湖に溶け込み、黄金色に輝く湖を見ることができました。
- 住所
- 北海道虻田郡倶知安町高嶺
3.然別湖
「天空の湖」と呼ばれる然別湖は、北海道で最も高い場所に位置する湖。山の中の標高の高い場所にあるため、9月中旬頃には色づき始めます。
湖を囲む木々が、美しい色を纏う秋は然別湖のベストシーズン。カヌーや遊覧船、サップなどのアクティビティもあるので、様々な形で紅葉狩りができ、思う存分秋を満喫できます。
然別湖は、湖の中に敷かれた線路(船の引き込み線)が幻想的とSNSで話題になり、人気に拍車をかけている注目のスポット。国内有数の透明度なので、青く輝く湖と線路、浮かぶ落ち葉たちがとても美しく、秋にぜひ見ていただきたい絶景です。
- 住所
- 北海道河東郡
4.三国峠
三国上川町と士幌町を結ぶ国道273号の峠、『三国峠』は、1,139mの場所にある峠で、こちらも標高が高いため、葉の色づきが早く、10月上旬が見頃になります。展望台から見える樹海は、カラフルというより黄金色一色。
三国峠という看板が出ている峠の頂上からのは、木が視界を遮り、じつはあまり綺麗な景色を見ることができません。頂上から少し離れた「緑深橋」という橋から撮影すると、このような景色をカメラに収めることができます。黄金色に染まる樹海を赤い松見大橋が走り、秋限定のコントラストはまさに絶景。北海道の壮大な自然を感じることができます。
- 住所
- 北海道河東郡上士幌町三股
5.能取湖のサンゴソウ
網走市にある能取湖では秋に真っ赤な絨毯が地平線まで続く光景を見ることができます。網走に秋の訪れを告げる風物詩になっている「サンゴ草」です。
別名「アッケシソウ」とも呼ばれ、塩湿地といわれる塩分濃度の高い湿原でしか育たない珍しい植物で、天然記念物にも指定されています。ぷくぷくとした見た目と、真っ赤な色が本物の珊瑚のようで不思議です。
『卯原内サンゴ草群生地』 を初めて見た時は、本当に驚いてしまい、声が出ませんでした!想像よりも真紅で、植物の色とは思えないほど。
陸に真っ赤な珊瑚が咲き誇る絶景は本当に圧巻です。
- 住所
- 北海道網走市
6.雲海テラス
北海道の秋の絶景は、紅葉だけじゃないんです。春から秋にかけて見ることができる雲海ですが、その発生率が上がるのは5〜6月と9月の時期。
秋は春のダイナミックな雲海と比べると、穏やかで神秘的な雲海が発生することが多いです。
トマムにある『雲海テラス』は星野リゾートが手がける、自然と一体化したような気分で雲海を楽しむことができる施設。お子さん連れや、家族で訪れる場所としてもおすすめのスポットです。
トマムの雲海の発生率は、30%〜40%と言われているため、連泊して何度かチャレンジすることが成功の秘訣。100%で見ることができない自然が作り出す絶景というのも魅力の一つなのかもしれません。
- 住所
- 北海道勇払郡占冠村中トマム
- TEL
- 0167-58-1111
7.北大の銀杏並木
紅葉は見たいけど、北海道は広すぎてそんなに遠くまで行けない…という方は、ぜひ北海道大学へ行ってみてください。じつはキャンパス内に金色に輝く銀杏並木があり、毎年多くの人で賑わっているんです。
この並木道、なんと380mも続いています!両脇には約70本ものイチョウが植えられ、10月下旬には金色に色づきます。手軽さに見合わない壮大な絶景に、ここが大学のキャンパス内であることを忘れてしまうほど。
こんこんと差し込む西日に照らされるイチョウは格別なので、輝く銀杏並木を撮影するなら、夕方の撮影がおすすめです。
北海道大学は札幌駅からのアクセスもいいので、気軽に秋の絶景を楽しむことができます。
- 住所
- 北海道札幌市北区 北13条西5~7丁目北海道大学構内
8.北海道の秋の服装
秋、季節の変わり目の北海道での服装、どの程度の防寒が適当なのか困りますよね。イメージとしては1~2段階上の冬の装いを準備しましょう。
ただし天候によっても大きく異なりますので、天気予報のチェックはお忘れなく。
<地点ごとの月平均気温>
9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|
東京 | 24.4 | 17.2 | 14.5 | 7.5 |
札幌 | 19.8 | 12.6 | 7.1 | -1.4 |
上川(大雪山) | 15.0 | 8.1 | 2.3 | -5.5 |
<服装と気温の目安>
16℃未満 セーター
12℃未満 トレンチコートなど薄手のアウター
8℃未満 冬ものコート
5℃未満 ダウンコート
また、山の天気は不安定なので突然の雨が降ることや、朝早い時間帯は朝露などもあるので防水の靴やトレッキングシューズがおすすめです。
山間部だけでなく都市部でも日中は暖かいのに朝晩の寒暖差が激しいので、9月末はカーディガンやパーカーなどを羽織り、朝晩の冷え込みに備えましょう。
北海道の秋は想像以上に寒いので、お出かけに行かれる際の参考にしてみてくださいね。
sorano
休みがあるとふらっと旅に出かけます。必ず、一眼レフをお供に。
旅先で見た美しい色をお届けします。
日本の四季が好き。日本の色が好き。
空も海も、山も森も好き。
北海道は6年間住んでいて、大好きな第二のふるさと。
日本は42/47都道府県制覇中。
いつかギリシャのサントリーニ島に行くのが小学生からの夢。
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