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広い北海道を列車で楽しむ!JR北海道の特急列車図鑑

エリア
北海道全域
投稿日
最終更新日:2019年7月1日
広い大地が魅力の北海道。

ほかの土地では見られない雄大な景色を楽しみに、道内旅行をされるという方も多いですよね。

そんな北海道の風景を満喫しながら、ゆっくりと移動する手段としておすすめなのが、JR北海道の特急列車。

道内の主要な都市をつなぐ特急列車は10種類あり、それぞれに違った特徴やみどころがあります。

そこで今回は道内旅行で活用していただきたい、JR北海道の特急列車全10種類の特徴や所要時間、乗車料金などを詳しくご紹介します。

1.稚内方面

1-1宗谷

JR北海道 特急列車 稚内方面 宗谷
Photo by Wikipedia : キハ261系基本番台(SE-201編成先頭)による宗谷本線特急列車、51D「宗谷」(2018年5月5日、幌延駅) / IRishikawa521  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JRH_DMU261_SE-201_Soya.jpg

最初にご紹介するのは最北の都市・稚内と札幌を結ぶ「宗谷」です。

基本の車両編成はグリーン車を先頭に、指定席車両2つと自由席車両1つの4両編成。

道内初の革製のシートを採用したグリーン車の窓側には、パソコンを使用するときに便利なコンセントを設置しています。

札幌から稚内までの平均所要時間は5時間強。自由席を利用した乗車料金は片道9,930円です。

1-2サロベツ

JR北海道 特急列車 稚内方面 サロベツ
Photo by Wikipedia : キハ261系基本番台(SE-203編成先頭)による宗谷本線特急列車、61D「サロベツ1号」(2017年8月11日、音威子府駅) / IRishikawa521 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JRH_DMU261_SE-203_Sarobetsu.jpg

札幌駅発着の宗谷と違い、旭川駅発着の特急列車が「サロベツ」です。

こちらの列車の名前は途中通過するサロベツ原生花園に由来し、春から初夏にかけてはヤチツツジなどの花が咲き誇る景色を楽しめます。

基本的な車両編成は「宗谷」と同じ4両編成です。

「サロベツ」の平均乗車時間は3時間45分ほど。乗車料金は自由席を使用なら、片道で7,780円です。

2.網走方面

2-1オホーツク

JR北海道 特急列車 網走方面 オホーツク
Photo by Wikipedia : キハ183 オホーツク / 221.20 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kiha183_Okhotsk03.JPG

札幌と道東の網走の間を走る特急列車が「オホーツク」。

基本的な車両編成はグリーン車1両を含む4両編成ですが、普通車両の1つを指定席と自由席で半分ずつ使用しているというのが特徴です。

グリーン車は全席にパソコンが使用できるコンセント付きで、仕事での移動にもおすすめ。

札幌・網走間の平均乗車時間は5時間30分ほどで、自由席を使った場合の片道乗車料金は9,390円となります。

2-2大雪

JR北海道 特急列車 網走方面 大雪
Photo by Wikipedia : JR旭川駅で接続する特急大雪2号と特急ライラック22号(旭川市) / RJD https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JR-Asahikawa.Taisetsu-Lilac.JPG

札幌ではなく旭川と網走の間を結ぶのが、「大雪」です。

名前は発着地の近くにそびえたつ大雪山系。

その雄大な姿を眺めながらの列車旅は、北海道らしさを満喫できますよ。

基本の車両編成は「オホーツク」と同じです。

こちらの平均乗車時間は3時間50分ほどです。
自由席を利用すると片道7,450円かかります。

3.旭川方面

3-1ライラック

JR北海道 特急列車 旭川方面 ライラック
Photo by Wikipedia : JR北海道789系 白石駅で撮影 / Rsa https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JRH-789_HE-103_Lilac_Shiroishi_20170304.jpg

北海道最大の都市である札幌と第二の都市・旭川の間を運行している特急列車は2つあり、その1つが「ライラック」です。

基本の車両編成はグリーン席のある1両目を含む6両編成。

1両目にある席のうち、グリーン席は半分だけで、あとの半分は通常の指定席となります。

先頭と最後の車両の先端には、札幌の時計台や旭川の旭山動物園、上富良野のラベンダーなど、沿線にゆかりのあるデザインがほどこされているのも「ライラック」の特徴。

3-2カムイ

JR北海道 特急列車 旭川方面 カムイ 車内
Photo by Wikipedia : Interior view of JR Hokkaido 789-1000 series "Super Kamui" EMU "U-seat" car / NipponiaNippon https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:New789_02.jpg

「ライラック」同様に札幌と旭川をつなぐ特急列車「カムイ」。

こちらの基本的な車両編成は5両で、グリーン車がありません。

しかし指定席である1両が、普通車両よりもゆとりのあるuシートと呼ばれる車両になっています。

4列シートではありますが、足元などにゆとりがあり、パソコン用のコンセントを完備しています。

札幌・旭川間の平均乗車時間は、「ライラック」「カムイ」ともに1時間25分ほど。自由席を利用した乗車料金は4,290円です。

4.帯広・釧路方面

4-1スーパーとかち

JR北海道 特急列車 帯広・釧路方面 スーパーとかち
Photo by Wikipedia : スーパーとかち キハ261系1000番台 石勝線・滝ノ下信号所 / DD51612 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JRH_kiha261-1000_super-tokachi_20080530.jpg

札幌と十勝エリアの中心都市・帯広の間を運行している「スーパーとかち」。

沿線には夕張川と平行して走る区間があり、自然豊かな景色を堪能できます。

また積雪対策に使われるスノーシェルターをくぐる風景も、この特急列車ならでは。

車両編成は基本的にグリーン車1両と指定席2両、自由席1両の4両編成です。

札幌から帯広の平均乗車時間は2時間50分ほどで、自由席を利用した乗車料金は6,700円となります。

4-2スーパーおおぞら

JR北海道 特急列車 帯広・十勝方面 スーパーおおぞら
Photo by Wikipedia : JR Hokkaido's 283 series DMU, operating as the LTD. Express Super Ōzora ( 4004D, Urahoro Stn.. - Kami-atsunai Stn. ). /天然ガス https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JR_Hokkaido_Kiha_283_series_002.JPG

道東の釧路と札幌の間を走る特急列車「スーパーおおぞら」は、北海道で2番目に取り入れられた振子式の車両。

ブルーを基調に植物のグリーン、そしてタンチョウヅルをイメージしたレッドが入ったカラーリングが特徴です。

車両編成はコンセントや読書灯を完備したグリーン車1両を含む6両編成が基本。

平均の乗車時間は札幌・釧路間で4時間10分ほど。乗車料金は自由席利用で8,850円となります。

5.室蘭方面

すずらん
JR北海道 特急列車 室蘭方面 すずらん
Photo by Wikipedia : 785系電車「すずらん」 (2007年10月1日、室蘭駅にて撮影) / Super HOKUTO https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:785_Suzuran_Muroran_20071001.jpg

札幌と工業夜景で人気となっている室蘭を結ぶ特急列車「すずらん」。

車窓からはイルカやクジラなどの海洋動物が訪れる太平洋がのぞめます。

基本的な車両編成は、指定席のuシートを含む5両編成。

平均の乗車時間は札幌から室蘭で1時間45分ほどです。
自由席を利用した場合の乗車料金は4,290円となります。

6.函館方面

スーパー北斗
JR北海道 特急列車 函館方面 スパー北斗
Photo by Wikipedia : キハ261系1000番台6次車(ST-1110編成)2017年8月14日函館駅。 / IRishikawa521 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JRH_DMU261-1110_ST-1110.jpg

道南の観光都市・函館と札幌の間を走る特急列車「スーパー北斗」。

車体は写真の261系のほかに、沿線の噴火湾をイメージしたブルーの車体が特徴の281系もあります。

基本的な車両編成は、グリーン車1両を含む7両編成です。

乗車時間の平均は札幌・函館間で3時間40分ほど。自由席利用の乗車料金は8,310円です。

今回ご紹介した特急列車では、2019年2月ですべての列車の車内販売が終了しています。

長時間の乗車になることが多い北海道の特急列車。
乗車の前に飲み物やお弁当などの購入を忘れないようにしてくださいね。

<JR北海道>
公式HP:https://www.jrhokkaido.co.jp/train/

※記事内の乗車料金は駅構内で購入した場合の金額となります。

おわりに

広大な土地を颯爽と駆け抜けるJR北海道の特急列車をご紹介しました。

繁忙期にも乗車料金の変動がなく、ネット予約や往復予約などを利用すると割引もある特急列車での旅は、季節を問わず快適。

ぜひ今回の内容を参考にゆったりと北海道を楽しめる列車の旅を計画してみてくださいね。

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