北海道に春を告げる魚・ニシンのおすすめレシピ
- 北海道全域
- 最終更新日:2019年3月12日
今回はそんなニシンの特徴や旬と、おすすめの料理を5つご紹介します。
新鮮なニシン料理から、保存性を高めた調理方法などさまざまな料理に使われるニシン。
ぜひ春の北海道旅行の参考にしてくださいね!
1. ニシンの特徴と旬
きらきらと輝くニシンは、冷たい海水を好む魚。
そのため日本では北海道での水揚げが多く、古くから来た前舟などを使って北海道から本州に輸送されていました。
ニシンは日持ちがしない魚介類の1つで、食材の流通や保存方法が発達していなかった時代には、身欠きにしんや干物などに加工して運ばれていました。
そのため、北海道以外の地域では干物などを用いた料理方法が多いのだそう。
古くは富山県などの本州でも獲れたニシンですが、徐々に漁場が北上していき、1920年代からは青森でも漁ができなくなってしまいました。逆に北海道の沿岸では1910年代以降に漁獲量が増え、北海道の名産の1つに。
ニシンの旬は春から初夏にかけて。
これはニシンが産卵にそなえて体に脂を蓄えるから。この時期にはニシンの到来を知らせるカモメの鳴き声がよく聞かれます。
2. 刺身
ここからは、北海道旅行でぜひ食べていただきたいニシン料理をご紹介します。
まずは新鮮なニシンが手に入りやすい北海道だからこそ食べて欲しい刺身。
日持ちしないため、北海道でも昔はあまり食べられなかったのですが、保存技術の上がった現在では春によく見かける料理となりました。
脂がのったニシンは食感がコリコリとしてて、一度食べたら忘れられない味ですよ。
3. 干物
昔は北海道から本州へ運ぶため、内臓を取り除いて日持ちするように加工された干物が主流でした。
しかしこの方法は、ニシンの味を濃くおいしくするというメリットがあり、現在でも人気。
軽く干した一夜干しから身が固くなるまで干したものまで、バリエーション豊富です。
そのまま焼いて食べるには水分が多く感じるニシンですが、少し干すとその水分がほどよくぬけてうまみが濃くなります。
炭火などでふっくらと焼き上げたニシンも、シンプルながらメジャーな一品です。
4. 身欠きニシン
ニシンの干物の中でもとくに有名なのが、頭と内臓を取り除いて干した身欠きニシン。
北海道以外でも古くから多く食べられてきました。
種類豊富な身欠きニシンを使ったお料理でも、人気なのがニシンそば。
京都の名物料理としても知られていますが、北海道で食べるのもイチオシ。
身欠きニシンを甘辛く煮込んだものをご飯にのせて食べるニシン丼や、お弁当もおいしいですよ。
5. 昆布巻き
身欠きニシンを利用した昆布巻きは、昆布の出汁とニシンのうまみが相まった旨味が特徴。
しっかり濃いめの味付けがほどこされているので、北海道の地酒との相性もよい料理の1つです。
身欠きニシンとの相性がいい昆布は、昆布巻きだけでなく一緒に煮る煮物にも使われます。
お家でも手軽に調理できる仕様になっているので、ぜひ買って帰ってみてはいかがでしょうか?
6. 数の子
おせち料理の中でも、年齢問わず人気の数の子。
プチプチとした食感がたまらないですよね。
おなじみのしょうゆ漬けだけでなく、昆布やするめなどと漬け込んだ松前漬けは、日本酒にピッタリ。
お父さんへのお土産にもオススメです!
7. おわりに
春の北海道で食べて欲しいニシンの特徴・レシピは、いかがでしたか?
今回ご紹介した以外にもニシンが多く獲れる北海道には、ニシン漬けなど調理方法がたくさん。
北海道旅行の際は、ぜひおいしいニシン料理を食べてみてくださいね。
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