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【冬だけの絶景と感動を巡る】北海道・冬のおすすめ観光16選

エリア
北海道全域
投稿日
最終更新日:2025年12月24日
白銀の大地に広がる幻想的な風景、澄んだ空気の中で輝く光と氷。北海道の冬は、厳しさの中に息をのむような美しさが満ちています。イルミネーションや雪まつり、流氷や氷の祭典など、この季節にしか出会えない奇跡の瞬間を求めて、冬の北海道を旅してみませんか。

1. 小樽運河

北海道 冬

ノスタルジックな街並みとガス灯が並ぶ「小樽運河」は、冬になると一層その魅力を増します。運河沿いには雪が静かに積もり、石造倉庫群のレンガ色とのコントラストが美しく、夜にはガス灯の光が水面に映り込み幻想的な雰囲気に。2月には「小樽雪あかりの路」も開催され、無数のキャンドルが街をやさしく照らします。歩くだけで、まるで映画のワンシーンに迷い込んだような気分を味わえます。

●青の運河  2025年11月1日(土)~2026年1月31日(土)
●小樽雪あかりの路 2026年2月7日(土)~14日(土)

2. さっぽろホワイトイルミネーション

北海道 冬冬の札幌は、街全体が光に包まれる季節。大通公園の「さっぽろホワイトイルミネーション」では、雪と光が織りなす幻想的な世界が広がります。テレビ塔を中心に、札幌駅前通りや南一条通りまで、光のアーチやモニュメントが立ち並び、街歩きそのものが冬のアート体験に。雪の降る夜はひときわ幻想的で、街を包む白い雪が光を受けてきらめき、まるで物語の中の銀世界を歩いているような気分に浸れます。

●さっぽろホワイトイルミネーション 2025年11月21日(金)~2026年3月14日(土)
※会場により異なる

3. 旭山動物園・冬の行動展示

北海道 冬
旭川の冬を感じるなら、やっぱり旭山動物園。雪に包まれた園内では、動物たちがいきいきと動き回り、寒さの中に命のぬくもりを感じます。なかでも人気の「ペンギンの散歩」は、愛らしい姿が雪の上をヨチヨチと歩き、見ているだけで心がほっとする光景。ホッキョクグマやアザラシが氷の中を泳ぐ姿も迫力満点で、つい時間を忘れて見入ってしまいます。冬の旭山動物園には、この季節だけの特別な感動が詰まっています。

●旭山動物園冬期開園期間 2025年11月11日(火)~2026年4月7日(火)
※12月30日~1月1日年末年始休業

4. 流氷(紋別・網走・羅臼)

北海道 冬オホーツク海を覆う流氷は、冬の北海道を象徴する自然の芸術。紋別では流氷砕氷船「ガリンコ号」、網走では「おーろら号」に乗って、白い氷の大海原を進む迫力の体験ができます。ガリガリと氷を割る音、凍てつく風、そして水平線まで続く氷原。羅臼では、流氷とともにやってくるオオワシやトドなど野生動物の姿も観察可能です。北の大地が見せる、ほんのわずかな奇跡の時間を満喫してみてください。

5. 氷平線(別海町野付半島)

北海道 冬野付半島の別海町では、冬の厳寒期にしか見られない「氷平線(ひょうへいせん)」が話題。結氷した海がまるで果てしない白い平原のように広がり、空と大地の境界が溶け合うような光景が生まれます。風の音と氷の軋む音だけが響く静寂の世界で、地球の息づかいを肌で感じられる場所。朝日や夕日が反射する時間帯は特に美しく、まるで氷の宇宙に立っているかのような非日常感を味わえます。

6. タンチョウ観察(鶴居村)

北海道 冬
鶴居村では、国の特別天然記念物であるタンチョウが、冬の雪原を舞うように優雅な姿を見せてくれます。息を合わせて踊る求愛の舞は、まさに自然が生み出す芸術です。特に早朝、霧氷に包まれた川辺で見られるシーンは幻想的で、多くの写真家を魅了しています。鶴見台や音羽橋など観察スポットも整備されており、寒さを忘れるほどの感動に出会えるはずです。自然と生命が調和する奇跡の光景です。

7. フロストフラワー(阿寒湖)

早朝の阿寒湖とフロストフラワー
気温が−15℃以下に冷え込んだ朝、凍った湖面に咲く「フロストフラワー(氷の花)」は、まさに自然の芸術。阿寒湖や然別湖では、条件が揃った日だけに現れるため、出会えるのは奇跡に近い現象です。太陽の光を浴びて輝く繊細な氷の結晶は、まるで無数の花が咲き誇るよう。息をのむほど美しい一瞬で、風が吹けば儚く消えてしまう。その儚さこそ、冬の北海道の美しさを象徴しています。

8. ジュエリーアイス(豊頃町)

北海道 冬
十勝川の氷が海に流れ出し、波に磨かれて浜辺に打ち上げられる「ジュエリーアイス」。透明度の高い氷が朝日や夕日に照らされ、オレンジや青白く輝く様子はまるで宝石のよう。日中は光を透かし、夜明け前や夕暮れ時には幻想的な色彩を放ちます。見る角度によって輝きが変化し、まさに自然が創り出すアート作品。気温が下がる1〜2月が見頃で、カメラ好きにはたまらない被写体です。

9. はこだてイルミネーション・五稜星の夢

北海道 冬
函館の冬は、夜景とイルミネーションが融合する季節。五稜郭公園では「五稜星の夢」として、堀の形に沿って約2,000本個の電球が灯され、空から見ると見事な星型の光が浮かび上がります。函館山から眺める街の夜景は世界三大夜景のひとつとも称され、冬は空気が澄んでより輝きを増します。雪景色と光が織りなすロマンチックな夜は、旅の思い出をより深く刻んでくれます。

●はこだてイルミネーション 2025年11月29日(土)~2026年3月31日(火)
●五稜星の夢 2025年12月1日(月)〜2026年2月28日(土)

10. アイスヴィレッジ(トマム)

北海道 冬

引用元:星野リゾート プレスリリース

星野リゾート トマムに冬限定で出現する「アイスヴィレッジ」は、氷と雪でできた幻想の街。氷のホテル、氷のBar、氷の教会などが並び、まるで北欧の氷の国を訪れたような非日常を体験できます。夜には青白いライトに包まれ、透明な氷が幻想的に輝きます。スケートリンクも併設されており、家族連れにも人気。寒さすら楽しく感じる、冬の北海道を代表する体験型スポットです。

●アイスヴィレッジ 2025年12月10日(水)~2026年3月14日(土)予定

11. 支笏湖 氷濤まつり

北海道 冬「氷濤まつり」は、支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェが立ち並ぶ、北海道を代表する冬の祭典です。昼間は「支笏湖ブルー」と呼ばれる澄んだ青色が太陽に輝き、夜には色とりどりのライトで幻想的な氷の世界が広がります。会場周辺には泉質の異なる良質な温泉も点在しており、凍える体をゆっくり温めながら、冬ならではの景色を存分に楽しむことができますよ。

●支笏湖 氷濤まつり 2026年1月31日(土)~2月23日(月・祝)

12. 層雲峡温泉 氷瀑まつり

北海道 冬
大雪山の麓・層雲峡で開かれる「氷瀑まつり」は、氷のトンネルやドーム、滝のように凍りついた造形が並ぶ壮大な氷の祭典。ライトアップされた夜は幻想的なブルーに包まれ、まるで氷の宮殿のような光景に。氷のステージではイベントも開催され、週末には花火も打ち上げられます。見学後は層雲峡温泉で体を温めるのが定番の楽しみ方。極寒と温泉、両方を楽しむ冬の贅沢な旅がここにあります。

●層雲峡温泉 氷瀑まつり 2026年1月24日(土)~3月8日(日)

13. 彩凛華(十勝川温泉)

おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華
十勝川温泉の冬を彩る「彩凛華(さいりんか)」は、音と光が織りなす幻想的なショー。雪原に並ぶ数百の光のオブジェが、音楽に合わせてリズミカルに点滅し、見る人を夢の世界へ誘います。会場には手湯や足湯もあり、冷えた身体を温めながら観覧できるのも魅力。澄んだ空気の中で見る光の演出は、まるで冬の夜空に咲く花のよう。ロマンチックなひとときを過ごせます。

●彩凛華 2026年1月24日(土)~2月15日(日)

14. 然別コタン

北海道 冬
然別湖に冬だけ現れる「然別コタン」は、氷上に作られる幻の村。氷のバーやチャペル、露天風呂まで登場し、すべてが氷と雪で作られた幻想的な世界です。中でも「氷上露天風呂」は人気で、満天の星空の下、氷の大地に湯気が立ち上る光景は非日常そのもの。昼と夜で表情が変わる氷の建造物も見どころです。自然と共に生きる知恵と美しさを感じられる、期間限定の特別な村です。

●然別コタン 2026年1月24日(土)~3月15日(日)

15. さっぽろ雪まつり

北海道 冬
北海道の冬を代表するイベント「さっぽろ雪まつり」は、国内外から数百万人が訪れる一大イベント。大通公園会場では高さ10メートルを超える雪像が立ち並び、夜はライトアップで幻想的な雰囲気に。すすきの会場では氷像が並び、氷の彫刻が夜の街を彩ります。雪と光、芸術が融合したスケール感は圧巻で、何度訪れても感動が尽きません。北海道の冬の文化を象徴する祭典です。

●さっぽろ雪まつり 2026年2月4日(水)~2月11日(水)

16. 青い池のライトアップ(美瑛)

北海道 冬
美瑛町の「青い池」は、冬になると雪と氷に包まれ、ライトアップによって幻想的な青白い光を放ちます。静寂の中、立ち枯れた木々と青く照らされた池が織りなす光景は、息をのむほどの美しさ。光の演出がみるみる変わるため、何度訪れても新しい感動があります。寒さの中で見る青の輝きは心に深く残り、北海道の冬の象徴ともいえる幻想的なスポットです。

青い池ライトアップ時間
10月24日~翌年4月22日までの間、下記時間から21時まで】
10月・11月 17時
12月 16時30分
1月 17時
2月 17時30分
3月 18時
4月 18時30分

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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