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北海盆唄発祥の地で踊る夏の風物詩「三笠北海盆おどり」。炭鉱町の熱気を受け継ぐ夏祭り

エリア
千歳・支笏湖・夕張
投稿日
最終更新日: 2026年9月2日
北海道の盆踊りの定番民謡「北海盆唄」。その発祥地として知られる三笠市で、本場の盆踊りを楽しめるのが「三笠北海盆おどり」。古き良き炭鉱町の熱気を受け継ぐ夏の風物詩です。
夜空にそびえ立つ約8メートル 巨大櫓。その周りは幾重にも踊り手の輪ができ、笛や太鼓の祭りばやしに力強い生唄が夜の会場に響き渡ります。
また力自慢たちが重量級の石炭を担いで激走する「石炭カツギレース」など、炭鉱の町ならではのイベント・グルメが目白押し。
この記事では見どころ満載の北国の熱い夏祭り「三笠北海盆おどり」を、たっぷりご紹介します。
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1.三笠北海盆おどりとは?~北海盆唄発祥の地~

「エンヤーコラヤット ドッコイジャンジャン コラヤ」

昭和生まれの方であれば、きっと歌詞を見ればメロディーが浮かんでくる、ザ・ドリフターズのドリフ音頭。その元唄となったのが北海盆唄です。
元々は炭鉱で栄えた三笠市幾春別地区の盆踊りで、炭鉱労働者が唄っていた「ベッチョ節」が起源とされ、北海盆唄に合わせて踊る北海盆おどりは北海道遺産に指定されています。

三笠北海盆おどり

そんな「北海道発祥」の本場を体感できるのが、毎年お盆(2026年は8月13・14・15日)に開催される「三笠北海盆おどり」です。

会場に入る前からひときわ目を引くのが、広場の中央にそびえ立つ高さ約8メートルの巨大櫓。賑やかな音や屋台の香ばしい香りもしてきて、お祭り気分も高まります。

三笠北海盆おどり

日が落ちてくると、「子ども盆おどり」が始まりました。

三笠北海盆おどり
「子供盆おどり唄」は北海道だけのローカルソングで、「シャンコシャンコシャンコシャシャンがシャン♪」というフレーズが特徴的。
幼い頃に踊った記憶が蘇るそのメロディーに、すれ違う大人たちが思わず手拍子を打つ姿も見られました。

日が完全に落ちると、いよいよ北海盆おどりです。

三笠北海盆おどりの大きな魅力は、櫓の上から響く生唄と生演奏。
盆踊りの始まりを告げ、踊りへと誘う、ふれ太鼓。お腹の底に響くような太鼓の音に、人々が櫓の周りに集まってきます。
三笠北海盆おどり
三笠北海盆おどりの最大の特徴は生唄と生演奏。櫓の上から響く太鼓や笛の音、そして力強い生唄に圧倒されつつ、ついお囃子を口ずさんでしまいます。「エンヤーコラヤット ドッコイジャンジャン コラヤット♪」
三笠北海盆おどり
盆おどりが始まると、櫓を中心に回る踊りの輪が幾重にも重なります。

飛び入り参加も大歓迎!「踊り分からないけど、行ってくる!」と走っていく姿も見られました。三笠北海盆踊り
この日は北海盆おどりと一緒に子ども仮装盆おどりも行われており、お姫様やゲームのキャラクターなど、思い思いの仮装をした子供たちが踊りの輪に加わっていました。三笠北海盆おどり

2.炭鉱町ならでは!石炭カツギレースなどイベントも充実

三笠北海盆おどりには、盆おどりの他にも様々なイベントが行われており、盆おどりを待つ間にも見どころがいっぱい。
三笠北海盆おどり

▲2026年スケジュール▲

3日間開催される三笠北海盆おどりの初日には「盆ランタン」の打ち上げが行われ、夜空に一斉に100個ものランタンが舞い上がる様子は、お盆にふさわしい幻想的な光景です。

ステージショーでは芸能人やお笑いタレントのショーや、北海盆おどりの魅力を発信しているご当地アイドル「盆DOLL」のライブが見られます。

数あるイベントの中でも一番盛り上がると言っていいのが、炭鉱の町ならではのイベント「石炭カツギレース」です。
三笠北海盆おどり
石炭カツギレースは、我こそはと集まった筋金入りの力自慢たちが参加するレースで、石炭の詰まった30㎏(女性は20㎏)の袋を担ぎ、1㎞のコースを疾走しタイムを競います。

スタートすると勢いよく会場を飛び出していく選手たち。見物客も身を乗り出してしまうほどのスピードです。
三笠北海盆おどり
500mで折り返しゴールした瞬間、担いでいた重い石炭を「ドン!」と放り投げる豪快な様子に、思わず拳を握りしめてしまいます。
三笠北海盆おどり

3.お祭りグルメ

三笠北海盆踊りの会場には、盆踊りの櫓を取り囲むように屋台が並んでいます。
三笠北海盆おどり

お祭りの定番グルメはもちろん、三笠ならではのご当地グルメも。

クイニーアマンなどのおしゃれスイーツが並ぶ中で、強烈な存在感を放つのが、炭鉱の町三笠ならではの「石炭ザンギ」。その真っ黒な見た目からは想像もつかないジューシーさで大人気です。
三笠北海盆おどり
香ばしい香りに振り向くと、北海道の伝統野菜である「八列とうきび」が炭火で焼かれていました。
三笠北海盆おどり
炭鉱の町らしい名前の石炭ザンギから、北海道の夏を感じる八列とうきびまで。盆踊りを楽しみながら、三笠ならではの味を探して歩くのも、このお祭りの楽しみの一つです。

4.おわりに~三笠北海盆おどりで楽しむ北海道の夏祭り

三笠北海盆おどり
かつて日本の近代化を支えた炭鉱町の歴史を受け継ぐ「三笠北海盆おどり」。

夜空にぽっかりと浮かび上がる巨大櫓は、どこか艶やかで妖しい雰囲気もあり、人々を非日常の世界へと誘います。

短い北海道の夏。

石炭カツギレースで手に汗にぎり、石炭ザンギをほおばる。

大人も子供も笑顔で同じ輪を囲み、地元の人も旅人も関係なく一つになれる場所。

そんなここでしかできない経験を、三笠北海盆おどりで味わってみてはいかがでしょうか?

三笠北海盆おどり

住所
北海道三笠市幸町1(中央公園:盆踊り会場)
HP
https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/
備考
例年8月中旬お盆期間中に2~3日間開催

忍冬

北海道札幌市生まれ札幌市在住。動物が好き、自然が好き、北海道が大好き。生まれ育った北海道を地元目線でご紹介します。

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