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苔の回廊|片道徒歩20分の異世界へプチ冒険!行き方、駐車スポット教えます

エリア
千歳・支笏湖・夕張
投稿日
最終更新日:2020年10月15日
苔の回廊は樽前山の噴火により流れ出た溶岩が固まり、長い年月を掛けて侵食しできた回廊に苔が自生したもの。

人の手で作られたものではない、自然が作り出した神秘的な空間がそこには広がっています。

この記事では、苔の回廊の魅力や道のり、注意点をご紹介しています。周辺情報も合わせてご紹介するので、支笏湖畔を1日満喫してみてはいかがでしょう。

2020年10月15日追記
苔の回廊へ向かう途中、作業員の方に入林届の提示を求められたと報告をいただきました。
入林届に関しては北海道森林管理局にてご確認ください。

1.苔の回廊の魅力

苔の回廊

苔の回廊の壁の高さは低いところで3m、高いところでは10mほどと見上げるほどの壁一面に苔が覆われています。

苔を近くで見てみると、モコモコでふわふわしている種類から緑色の強いものとさまざまな種類の苔が自生して苔一色の世界。そんな世界が数百mと続いています。
苔の回廊 苔
また、訪れる季節によって周りの木々が緑で覆われていたり、赤く色づいていたりとその時々でいろいろな風情が感じられるでしょう。

2.苔の回廊の行き方

苔の回廊は樽前山の北西の麓、支笏湖の南東あたりにあります。
ガイドツアーも行われているようですが、自力で行く方がほとんどです。スタート地点も少しわかりにくいので、詳しく見ていきましょう!

2-1.まずは駐車スポット


<地図の説明>
旗:苔の回廊
登山マーク:紋別橋(スタート地点)
P:駐車スペース

苔の回廊までは公共交通機関で行くことは難しく、車を利用しなければいけません。苔の回廊の専用駐車場はないので、周辺の駐車スペースに停める必要があります。

苔の回廊へのスタート地点となる紋別橋周辺に1台ほどの駐車スペースがありますが、近いということもあり早くに行かなければ先客で埋まっています。

もし、紋別橋の駐車スペースに駐車ができなかった場合は、「モラップキャンプ場」または「風不死岳登山口駐車場」に無料で停めることが可能です。

それぞれ紋別橋から国道276号を利用してモラップキャンプ場は千歳市側、風不死岳は伊達市側の方向にあり、いずれも駐車場からは20分ほど歩かなければいけません。

国道276号は車通りも多く、路側帯が狭い部分もあるので注意しましょう。

2-2.紋別橋から沢へ降りる

苔の回廊 紋別橋 目印
苔の回廊への入り口は紋別橋です。各駐車場から紋別橋を目指しましょう。小さな橋ですが、「紋別橋」のプレートがあるので目印にしてくださいね!

紋別橋には「楓沢」のプレートも掛かっています。
このプレートの裏側から沢へ降りることができます。
とくに目立つような看板などは立てられていないので見逃さいないように注意が必要。

とくに舗装や階段が設置されているわけではありません。
たくさんの登山客で踏み固められた跡はありますが、季節によっては草がぼうぼうで見つけにくいこともあるでしょう。

傾斜も急なので足元が濡れているときは滑り落ちないよう気をつけてください。

沢へ降りたら右方向へ支笏湖を背にして、上流を目指して進みます。苔の回廊まで20分ほどの散策がスタートです!

2-3.素晴らしき苔の回廊

苔の回廊
楓沢は沢といっても水はほとんどありません。
砂利道が続き、苔の回廊までは倒木がいくつもあります。
またいだり、くぐったりしなければいけないので、動きやすく汚れてもいい服装で行くのがおすすめです。
苔の回廊 倒木
道幅は広く歩きやすいですが楓沢を進んでいくにつれて、急に苔が増えはじめて人が二人並んで歩けないほど道幅は狭くなっていきます。倒木も多くなるので転倒に注意してください。

スタートから20分ほど進むと一面苔の絨毯が広がる緑の世界への入り口に到着です。存分に苔ワールドを満喫してください。
苔の回廊 苔ワールド

3.第2の回廊崖の先

苔の回廊には前述した第1の回廊の他に、第2の回廊たるものが存在します。これだけ素晴らしい世界がもうひとつあるなら行ってみたいと思うのも当然でしょう。
第二の苔の回廊 目印 ピンク テープ
しかし、第2の回廊は第1の回廊までの道のりとはまったく違い、ロープを使って急な斜面を登ったり細い道を進んだりと散策感覚で行くことは難しくそれなりの装備が必要。
苔の回廊
登山経験が豊富である方や、体力に自身がある方にはおすすめです。ピンクのテープが木に付けられていますが、そればかりを頼りにはせずにGPSなど登山同様の最低装備はしていきましょう。

4.熊出没!苔の回廊へ行くなら気を付けたい事

苔の回廊は大自然のなかに存在します。もちろん、道中に自然動物と遭遇することもあるでしょう。しかし、生息しているのはかわいい動物だけではありません。

もっとも注意したいのが熊との遭遇です。苔の回廊までの道のりは例外ではなく、熊の出没する可能性があるエリアということを覚えておきましょう。熊との遭遇防止のために熊鈴を持っていくことをおすすめします。

大自然は動物の住処で、私たちがお邪魔させてもらっているも同然。ゴミなどはしっかり持ち帰りましょう。

5.苔の回廊周辺観光情報

支笏湖 温泉 イメージ
苔の回廊の周辺エリアには観光スポットがいくつもありますよ!

苔の回廊のすぐ近くにある支笏湖といえば、支笏湖温泉です。日帰り温泉可能な温泉旅館がいくつもあるので散策をして一汗かいたら温泉に使って一休みしてみてはいかがでしょう。
支笏湖 ボート

まだまだアクティブに過ごしたいという方は支笏湖で船はいかがでしょうか。定番のスワンボートはもちろん水中遊覧船もあります。水中2mにある水中窓からは、透き通る支笏湖に生息する魚たちがお出迎えしてくれます。

<支笏湖観光(水中遊覧船)>
住所:北海道千歳市支笏湖温泉
電話番号:0123-25-2031
営業期間:4月中旬~11月上旬
営業時間:8:40~17:10(時季により変動あり)
料金:大人1,650円、小学生830円

6.おわりに

苔の回廊よりも以前に話題となった苔の洞門は、限定的に再開されていたようですが残念ながら2019年以降は再度立入禁止となっています。

苔の回廊は今でも神秘的な異空間を感じさせるてくれる魅力的なスポットです。

その魅力を末永く残すためにも、訪れた際は苔に触れたり剥がしたりはせずに「見て」「感じて」苔の世界を楽しんでみてはいかがでしょう。

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