ウポポイの楽しみ方ガイド|見どころ・予約・お食事・お土産
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- 千歳・支笏湖・夕張
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- 最終更新日:2025年11月10日
北海道では初となる国内8つ目の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」を含め、ウポポイは日本列島周辺、とりわけ北海道の先住民族であるアイヌ民族の歴史や文化を学べるナショナルセンター。
アイヌ文化は伝承者の減少などが原因で、その存在が途絶えかねない危機に直面しているのが現状。
貴重な歴史と文化を伝承・共有し続けるため、国内外、老若男女問わずアイヌについて学び、伝え広めていく必要があるのです。
ウポポイとはアイヌ語で「おおぜいで歌うこと」を意味します。アイヌ文化がこれからも伝承され発展していくという目的からもぴったりな愛称で、どこか可愛らしく親しみも感じられますよね。
もくじ
1.ウポポイの見どころ

約10万㎡もあるウポポイの広い敷地は、大きく有料エリアと無料エリアに別れています。
無料エリアはグルメやショッピングが楽しめます。
有料エリア内は「国立民族共生公園」と「国立アイヌ民族博物館」で構成され、「国立民族共生公園」では体験プログラムや伝統芸能上演などアイヌの文化を楽しみながら学べる見どころがたくさん。

「国立アイヌ民族博物館」では、ことば・世界・くらし・歴史・しごと・交流の6つのテーマに分けて、アイヌ文化にまつわるものが多数展示されています。
展示品に触れて触感や重さ、肌触りなどが体感できるエリアも併設されているので、ぜひアイヌの伝統を体感してみてくださいね。

また体験プログラムも豊富さもウポポイの魅力のひとつ。プログラムによっては有料、整理券事前予約など諸条件ありますので、事前にウポポイ公式ホームページを確認しておくことをおすすめします。
1-1.アイヌの伝統芸能

ウポポイを訪れたら必ず見てほしいのが、アイヌの伝統舞踊を観覧できる、伝統芸能の上演です。
伝統芸能上演では北海道の自然がプロジェクションにて映し出される中、アイヌの伝統的な歌や踊り、ムックリなどの楽器を使った演奏が紹介されます。
実際のアイヌ文化を見て、聞いて学べるプログラムです。
伝統芸能上演は敷地内にある体験交流ホールで観覧が可能。追加料金の発生はなく上演時間の1時間前から会場で整理券が配布されます。定員が決まっているので早めに整理券だけ受け取りにいくと安心ですね。
1-2.アイヌの住居(チセ)

伝統的コタンではアイヌ民族が実際に生活をしてきたチセ(家屋)を再現し、居住空間を体感できます。
「コタン」とはアイヌの言葉で「集落」といった意味があることから、伝統的コタンのエリアには、5軒のチセが連なっています。
チセの中では、内部を観覧し、家の決まり事やカムイ(神)との関わり、チセでの暮らしについて詳しい解説を聞くことも可能。
また、生業活動の公開や昔のアイヌの生活を記録した映像の上映等も観覧できますよ。
1-3.種類豊富な体験プログラム

伝統芸能上演や伝統的コタンの他にも、種類豊富な体験プログラムがあるのもウポポイの魅力のひとつ。
たとえば、チセで行われるプログラムの「アイヌ語紙しばい」はウポポイオリジナルの紙芝居でアイヌの文化や言葉に触れることができます。
かわいい絵柄やすべてアイヌ語ではないので小さな子どもでも楽しめますね。
工房では、アイヌ文様を木製スマホスタンドに施すことができる木彫体験を実施、このほかにも国立アイヌ民族博物館や体験学習館など、それぞれの施設で様々なプログラムが実施されています。
プログラムはそれぞれ場所や体験・観覧方法が違い、ものによっては別料金が発生することもあるので【公式HP】を確認してみてください。
2.ウポポイ入場料金

ウポポイの入場料金は以下の通り。
大人 1,200円
高校生 600円
中学生以下 無料

オンライン前売り券もあり、2026年3月末まで期間限定割引もあり。支払い方法はクレジットカードのみ。
コンビニでの発券作業も不要でスマホで完結できるのが便利です。
3.ウポポイのお食事
ウポポイのエントランス棟までは無料で入場が可能です。
無料エリアにはショップの「ニエプイ」や地元食材を使ったスイーツを取り扱うテイクアウトショップ「sweets café ななかまど イレンカ」のほか、アイヌの伝統料理や創作料理を味わえるお食事処があります。

「ヒンナヒンナキッチン 炎」はアイヌ文化に由来した食材や手法を取り入れた料理を提供しています。日頃から馴染み深いラーメンやカレー、行者にんにくザンギ定食などを楽しむことができます。
料金も手頃で幅広いメニューが揃っているので、子ども連れの方におすすめです。

「カフェ リㇺセ」は歓迎の広場に佇む、温かみを感じる木造の建物。
カレーや海鮮丼、ちょっと小腹がすいたときや温まりたいときにぴったりなアイヌ料理のチェプオハウも人気。
ポテトやザンギ、ドリンクなどもテイクアウトできるので小腹がすいたときに気軽に立ち寄ってみください。
4.ウポポイのお土産

ウポポイでは無料エリアのエントランス棟と、博物館内にショップが併設されお土産も充実していますよ。
アイヌ文様が施されたマグカップやお皿などのウポポイオリジナルグッズから、ウポポイPRキャラクター「トゥレッポん」のぬいぐるみなどの購入が可能です。
クリアファイルやバックと日常使いできる雑貨も種類が豊富。
アイヌの文化を学べる書籍やアイヌの口琴ムックリも販売されています。
ウポポイでしか購入できないお菓子なども取り揃えているので、ご家族や友人、旅の思い出としてアイヌにちなんだお土産を探してみてはいかがでしょう。
5.ウポポイのアクセス・駐車場

ウポポイは、車(高速道理利用)で札幌からは約1時間半、新千歳空港からは約50分。
駐車場の利用は1回500円の有料となります。
電車の場合、JR白老駅で下車し北口から徒歩で10分(500m)ほどです。
- 住所
- 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
- 営業時間
- 9:00~17:00 閉園日:月曜日(祝日の場合翌日)および年末年始
- 備考
- 料金:入園料 大人1,200円、高校生600円、中学生以下無料
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