ペシ岬(灯台山)|自然と歴史が織りなす、利尻島・鴛泊港すぐの景勝地
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- 道北・稚内・利尻礼文
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- 最終更新日:2024年7月5日
もくじ
鴛泊港の横にある標高90mほどの岩山。別名・灯台山とも呼ばれ、頂上にはペシ岬展望台が設けられている。
展望台からは、海からひと続きでそびえ立つ利尻山(通称:利尻富士、標高1,721m)や、大海原をバックに佇む最果て感のある鴛泊灯台のパノラマ、日の出など素晴らしい景色が楽しめる。
遠くから見るとゴリラの横顔に見えることから、ゴリラ岩という愛称もある。
岬の中腹には近世の北方警備により命を落とした会津藩士の墓碑が移設され、文政年間の銘が刻まれた石碑をもつ厳島神社もあり、利尻島の中では珍しく近世史を感じられるスポットでもある。
そんなペシ岬は、じつはかつては2つの岩山だった。
そのうち小さい方のモペシと呼ばれる小山は、北海道遺産に認定されている稚内港北防波堤ドーム建設用の石材確保のために爆破された歴史があり、今は跡形も残っていない。
なお古城のような趣を放つ鴛泊灯台は、近年"恋する灯台"の一つに選ばれ、恋人の聖地としても人気を集めている。
現在はコンクリートに変わっているが、初点灯の時点では北海道唯一の石造灯台だった。
ペシ岬展望台からは礼文島や稚内、よく晴れていればサハリン(樺太)まで一望することができる。
麓から始まるこれらのスポットを巡るコースは一周徒歩30分ほど。
鴛泊港からでも往復約1時間で手軽に最果ての絶景を楽しむハイキングができるのでオススメだ。
- 住所
- 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊港町
- 備考
- アクセス:鴛泊港フェリーターミナルから徒歩約10分
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