唯一無二の絶景!宗谷丘陵を見渡せる貝殻が敷き詰められた「白い道」をドライブ
- 道北・稚内・利尻礼文
- 最終更新日:2024年7月24日
その丘陵にあるフットパスコースの1つ「宗谷丘陵フットパスコース」(全長約11㎞)は、ゴール側3kmがホタテの貝殻が敷き詰められた「白い道」となっていて、その美しさから観光客に人気のスポットに。
アクセスや訪れる際に守っていただきたいルールなどを紹介しますので、参考にしてください!
1.白い道スタート地点へ
白い道はフットパスコースなので本来は歩くための道ですが、車での通行も可能です。しかし、安全に走行してもらうため、5つのお願いがあるとのこと。
【白い道を楽しむための5つのお願い】
・白い道は宗谷岬側のスタート地点から入ろう
・宗谷岬周辺でトイレを済ませよう
・白い道ではスピードダウン&譲り合い
・牧草地には絶対入らないで
・ゴール地点の宗谷地区(市街地)ではゆっくり走る
(稚内市HPより引用)
この5つのお願いを念頭において早速出発しましょう!
出発地点となる宗谷岬の駐車場。白い道のスタート地点までは約8㎞、車で約15分ほどかかります。
宗谷岬駐車場と道を挟んで向かいにあるなだらかな坂道をのぼっていくのですが、その坂道の起点近くにお手洗いがあります。ここでお手洗いを事前に済ませておきましょう。
坂道を登った地点から白い道のスタート地点までには曲がり角が3カ所。各所に宗谷岬の駐車場にあったものと同様の「白い道 スタート地点まで○km」という茶色い立て看板が出ているので見失わないよう気をつけながら進んでいきます。
道のりの半分を過ぎたあたりにあるこの30m先で右折すると細い道になりますのでご注意ください(この看板からスタート地点まで3.5kmほどあります)。
あと200mまで迫ってきました!まもなくスタート地点です。
スタート地点に到着すると、灰色の舗装路の先に真っ白な道が出現!そのままゆっくりと車を走らせていきましょう。
2.白い道の絶景
白い道の全長は約2.5㎞。スタート地点は標高が高く、序盤に宗谷丘陵のなだらかな丘の中を上った後はゴールに向けて下っていく道となっています。
白い道の”白”の正体はホタテの貝殻。細かく砕き、洗浄して乾かしたものを敷き詰めています。道の両端はほとんどが牧草地です。
進んでいくと風力発電の風車群が見えてきます。緑と白のコントラストが美しい!
丘を上りきると待ちに待った海が右手に!翌日から雨予報だったためか空と海の境目がちょっと霞んでいましたが、海の色がとても鮮やか。解放感のある景色が広がります。
カーブを曲がると今度は目の前に海が現れました。海に向かって伸びているように見える白い道はなんだか幻想的に見えます。道路サイドが草原から林へと移り変わったらもう間もなくゴールです。
3.白い道走行時注意点、通行止め期間
白い道は、車で走行すると少し滑るような感覚がありました。下り道が多くて道幅が狭く、歩行者が通行することや動物が飛び出してくることがあるので、速度をしっかり落として走行しましょう。また、後続車が気になる場合は待避所に一旦停車し、道を譲りましょう。
また冬期期間は通行止めとなります。例年11月頃から5月上旬頃までとなっていますが、積雪状況によって変わる可能性がありますので、稚内観光協会HPなどで事前に確認してお出かけください。
4.白い道と一緒に見たい景色
宗谷丘陵には、白い道だけでなく、他にも壮大な景色を楽しめるスポットがあります。
宗谷丘陵駐車帯(宗谷周氷河ロードパーキング)は宗谷岬から車で5分ほど。広大な牧草地が見渡せ、訪れた日は放牧された牛や野生のエゾシカの群れを見ることができました。
宗谷岬から白い道へ向かう途中で宗谷丘陵駐車帯は右折、白い道は左折となる箇所があるのでご注意ください。
「1.白い道スタート地点へ」の中でご紹介した「白い道30m右折」の看板を曲がると、たくさん風力発電の風車がそびえたっています。「風車の道」と呼ばれるこの道は、丘と風車、空が織りなすめずらしい景色が楽しめます。このあたりには57基もの風車が設置されているそう。近くで見るとその大きさに圧倒されます。
宗谷岬へ観光で訪れた際は、これらの貴重な風景を見に行ってみてはいかがでしょうか。
kino
大阪府生まれ。2020年4月に北海道に移住。国内旅行業務取扱管理者、北海道移住後に北海道観光マスターと北海道フードマイスターを取得。北海道の魅力や食の豊かさなどをご紹介します。
こちらの関連記事もどうぞ
-
- 北海道で2つしかない二酸化炭酸泉が楽しめる「五味温泉」|下川町
-
- 北海道遺産ピアソン記念館で知ろう!野付牛の開拓時代と人々に愛されたピアソン夫妻
-
- 一度は行きたい花の浮島「礼文島」アクセス徹底ガイド
-
- 北海道下川町「くらしごとツアー」|仕事と暮らしがゆるやかに繋がる「ワーク・ライフ・リンク」な生き方を探る【寄稿】
-
- 鴛泊港フェリーターミナルすぐ「さとう食堂」名物の利尻海藻ラーメンを味わう
-
- ペシ岬(灯台山)|自然と歴史が織りなす、利尻島・鴛泊港すぐの景勝地
-
- 礼文島ペンションう〜に〜 宿泊体験記|極上のコース料理と温かいおもてなしに感動!
-
- ミシュランガイドにも選出「利尻らーめん味楽本店」利尻昆布スープの絶品ラーメンを味わう
姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)