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最果ての島をぐるっと巡る「利尻島」一周サイクリング体験レポ

エリア
道北・稚内・利尻礼文
投稿日
最終更新日:2023年8月7日
日本最北端の町・稚内市から西方30kmの海上に浮かぶ「利尻島」。利尻富士として親しまれる利尻山(りしりさん、標高1,721m)で人気ですが、実は全国屈指のサイクリングスポットなのはご存知でしょうか。

約60kmの島一周は、走りごたえ抜群。海沿いの道に併走して、内陸側には自転車専用道路の「利尻・彩くるロード」も整備されています。真っ青な海や利尻富士の眺めが見事な絶景サイクリングを楽しみましょう!

利尻島一周サイクリング 基本情報

利尻島1周

利尻島一周は約60kmと、車であれば2時間ほどで回れますが、より小回りをきかせて、利尻島の空気感や絶景を楽しみたいのであれば自転車がオススメです。

一周するのであれば、走行時間だけで約5時間を見ておきたいところ。途中、オタトマリ沼や姫沼、仙方志崎などのスポットに立ち寄ることを考えると、8時間以上余裕を見ておくと安心です。

道は概ね平坦基調ですが、一周の累積標高差は約500mほどと、適度にアップダウンがあります。クロスバイクやマウンテンバイクなど、スポーツタイプの自転車をレンタルすると良いでしょう。

利尻島のレンタサイクル事情

利尻島1周
登山をはじめとしてアウトドアレジャーが定着している「利尻島」では、ほかの離島に比べてレンタサイクルが整っています。スポーツタイプの自転車も揃っているほか、今流行のE-バイクまでレンタルすることも可能です。

主要なレンタサイクル屋さんは「RISHIRI ACTIVITY」。そのほかにも、「利尻ぐりーんひるinn」のように、自転車を貸し出してくれる宿泊施設もあります。

【RISHIRI ACTIVITY】
車種:クロスバイク、マウンテンバイク、E-バイク
1日レンタル3,500円〜6,500円
https://rishiri-activity.com/bicycle/

【利尻ぐりーんひるinn】
車種:クロスバイク、電動アシスト自転車
1日レンタル:1,500円〜2,500円
https://rishiri-greenhill.net/jp/rental_bike.html

利尻島一周サイクリングの様子をご紹介


それでは利尻島一周について、その様子や見どころをご紹介したいと思います。
利尻島1周 利尻ぐりーんひるinn
今回筆者がスタートしたのは「利尻ぐりーんひるinn」。利尻山の登山も計画し、合計3泊もお世話になりました。時計回りに走り出します。
利尻島1周 利尻山神社
利尻山の麓にある利尻山神社。鳥居がまるで別世界への門のようです。
利尻島1周 利尻・彩くるロード
内陸側を走る「利尻・彩くるロード」へ。この日の天気予報は晴れでしたが、天気予報が当たらないのはよくあることなのだとか。
利尻島1周 姫沼
道中、サイクリングロードを少しそれて姫沼へ。利尻山は見られませんでしたが、幻想的な風景が広がっていました。
利尻島1周 姫沼姫沼を一周ハイキング。露に木々が洗われて、緑がとても綺麗でした。
利尻島1周
島の南に向けて道道108号線を走ります。道端に高山植物が咲いているのも利尻島ならではです。
利尻島1周
あいにくの天気でしたが、晴れれば利尻山の絶景が広がります。上の写真は、別日にバイクで一周した時に撮影。
利尻島1周
東部から南部へ続く道は信号一つなく、北海道らしい雄大な道が続きます。爽快感抜群のサイクリングがたまりません!
利尻島1周
鬼脇の町にある寺島菓子舗に立ち寄り。利尻プリンや自家製ケーキが疲れた身体に染み渡ります。
利尻島1周
白い恋人の丘(沼浦裏展望台)へ。ここから撮影された利尻山が『白い恋人』のパッケージに採用されているそうです。
白い恋人の丘 沼浦裏展望台
ちなみに晴れた時はこんな景色。白い恋人のパッケージをもう一度確認したい♪
利尻島1周
オタトマリ沼には湖畔の緑が映り込み、海鳥が飛び交います。まるでパソコンのデスクトップの壁紙のようです。
利尻島1周
天気は晴れへと向かい、少しずつ海の青さが出てきます。
利尻島1周 仙法志御崎
島南部の仙法志御崎。利尻島が大きな山からなることを物語る絶景が広がります。
利尻島1周 麗峰湧水
仙法志御崎から沓形の間にある「麗峰湧水」。ミネラル分を多く含むまろやかな湧水で水分補給です。
利尻島1周
本格的に晴れてきました!最果ての島らしい美しい海岸線の道を駆け抜けていきます。
利尻島1周 利尻ラーメン味楽 本店
14時までの滑り込みで「利尻ラーメン味楽 本店」へ。ミシュランガイドでビブグルマンに選ばれている名店。利尻昆布の出汁が効いた焼き醤油ラーメンが絶品です。
利尻島1周 利尻ふれあい温泉
お昼の後は「利尻ふれあい温泉」に立ち寄り。炭酸水素含有量は国内トップクラスのお湯は、湯上がり後の清涼感が心地良いです。
利尻島1周 ミルピス商店 看板
一周完了のラスト、利尻島の誇る名物飲料を提供する「ミルピス商店」へ。
利尻島1周 ミルピス
ミルピスのほか、利尻島の素材を使った自家製ジュースも味わえます。温泉に入り、自転車を漕いだ後のジュースは最高に美味しいです!

いかがでしたでしょうか。走りごたえがあり、絶景も楽しめるだけでなく、観光やグルメも魅力の利尻島一周サイクリング。ぜひレンタサイクルを予約して挑戦してみてください。

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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