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海明けから始まる知床の春|山、海、自然の魅力を楽しむ!

エリア
網走・北見・知床
投稿日
最終更新日:2020年5月27日
皆さん、知床で春に聞かれる言葉、「海明け(うみあけ)」をご存知ですか?気象用語としては、流氷が沿岸を離れ、船舶の航行が可能になった日を意味しますが、オホーツク海沿岸地域では、待ち遠しかった春の訪れを感じさせるワクワクする言葉です。

真っ白な流氷に埋め尽くされていた海が、穏やかな陽ざしの中で青々と光る様子は本当に美しい!今回は、そんな海明け後、4~5月頃の春の世界自然遺産、知床の楽しみ方を紹介します。

1、ドライブは知床横断道路へ

shiretoko-pass-road知床の春と言えばまず、知床横断道路の開通というトピックがあります。知床半島の北側(斜里町ウトロ)と南側(羅臼町)を結ぶ23.8kmの道路ですが、毎年10月下旬〜4月下旬は降雪のため通行止めに。春〜秋には、知床の人気ドライブコースとなります。

開通直後は道路脇にまだまだ雪壁ができているかもしれません。道路の頂上にある知床峠では、駐車場に車を停めて、残雪残る羅臼岳や遠くに霞む国後島を眺めることができます。

なお毎年4月、知床横断道路の開通前には、雪壁に覆われた横断道路を歩く「雪壁ウォーク」が開催。最大人の高さの倍以上の白い壁に覆われた道を歩く感動を楽しむ事ができます。
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コースはオホーツク海沿いのウトロ、根室海峡側の羅臼の2コースがございます。(ウトロ側は知床斜里町観光協会、羅臼側は知床羅臼観光協会にて受付。)

お問い合わせ先 知床観光案内所 TEL:0152-24-2639

2、知床五湖で原生の自然を楽しもう

shiretoko-goko-lake2018年4月には知床最大の観光地・知床五湖がオープンしました。レクチャーを受講後に5つの湖のそばを歩く地上遊歩道(約3km・有料)、バリアフリーで歩きやすい一湖までの高架木道(全長約800m・無料)の2ルートがあり、体力や時間に応じてどちらか選びましょう。

shiretoko-spring-flower春の地上遊歩道は雪解け水で足元が悪い場所もありますが、野生の息吹溢れる原生林の中で、湖や知床連山の景色、野生動物の痕跡を楽しむことができます。時期によっては凍った湖やミズバショウの花などを観察できるかもしれません。

なお、ヒグマの繁殖期と重なるため、5月10日〜7月31日はヒグマ対処に長けた自然ガイド引率のツアー参加者のみ散策可能となります。

3、ガイドツアーで豊かな時間を

shinra-guide-image(写真は 知床ナチュラリスト協会・SHINRA さんより)

知床にせっかく来たなら、自然ガイドツアーへの参加をおススメします。自然をじっくり堪能できるだけでなく、ガイドさんとの一期一会もまた味わい深し。知床の歴史や自然保護の取り組みについても解説してくれるでしょう。日々の喧噪から離れ、マイナスイオンをたっぷり浴びて、ゆったりとした贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

参加費は大人(中学生以上)約5,000円程度、小学生約2,500円程度。各事業者に直接連絡するほか、知床五湖の公式ホームページからも予約可能です。ガイドさんはそれぞれ得意分野、男女や世代の違いがありますので、お好きなガイドさんを選んでツアーを楽しんでほしいと思います。

shiretoko-goko-lake2体力に自信がない、あまり時間がないという方は、高架木道のみの散策もOK。ヒグマ出没の心配がない高床式の木道で、知床連山やオホーツク海を見渡せるので、気軽に知床の魅力に触れられます。

4、羅臼湖やポンホロ沼も

上級者向けになりますが、より深い自然を楽しみたい方は、羅臼湖(往復約6km)やポンホロ沼(往復約3km)のトレッキングもおすすめです。どちらも初めての方にはわかりにくい場所にあるので、自然ガイドさんと散策してください。各ガイド事業者で羅臼湖やポンホロ沼のツアーを組んでいますので、まずはそちらに申し込みするのがよいでしょう。

lake-rausu-image羅臼湖は多少のアップダウンがある登山道を進み、小さな沼や湿原を超えた先に現れる知床最大の湖です。木道が整備されているところは少ないので長靴が必須。5月までは残雪の中のスノーシュートレッキングを楽しむこともできます。

shiretoko-ponporonumaポンホロ沼は、知床の雪解け水が溜まってできる5〜7月限定の「幻の沼」。地図にもガイドブックにも載っていない、知る人ぞ知る癒しスポットです。天気が良ければ正面に羅臼岳を望めますし、曇りや霧の日でも水面から木々が生い茂る幻想的な風景を楽しむことができます(あいにく小雨の日の写真しかありませんでした・・)

5、おいしい海産物は流氷の恵み

shiretoko-spring-sea春の知床はグルメも見逃せません!流氷の恵みを存分に受けた海明け直後の海は栄養満点。おいしい海産物がとれるのです。ウニやキンキ(キチジ)、カレイ、毛ガニのほか、トキシラズという脂がのったサケも水揚げされます。

shiretoko-urchin-image代表格のウニは甘くて濃厚!ウトロでも羅臼でも、ウニ丼などを地元飲食店で提供していますので、ぜひ一度召し上がってみてください。以下、海明けの魚が買える・食べられる、直売所とお食事処を1軒ずつご紹介いたします。

魚介類を買いたい方へおすすめのお店

gokko-ya-imageウトロ漁業協同組合直販店「ごっこや」
知床、ウトロの海のそばにある道の駅の中にある直売所!港から直送された新鮮な魚や魚の加工品が売られています。
住所:斜里町ウトロ西186番地8 道の駅うとろ・シリエトク
営業時間:(5月~10月)8時30分~18時00分、(11月~4月)9時00分~17時00分
電話:0152−22−5058

6、防寒を忘れずに

春とはいえ、知床の平均気温は4月が4.4℃、5月が8.3℃。年によっては5月に入っても雪がちらつくことがあります。肌寒い日も多いので、防寒着はお忘れなく。脱ぎ着しやすいフリースやカーディガン、パーカーなどがあれば過ごしやすいでしょう。

また、知床五湖の地上遊歩道を散策する際は、雪解け水のぬかるみで靴が汚れる可能性があるので、長靴があると歩きやすいと思います。
なお、知床自然センターにて長靴の有料貸出サービスもあります。数に限りがありますが、1日500円にて貸出しております。詳しくは、知床自然センターホームページにてご確認くださいね。

7、心も体もリフレッシュを!

shiretoko-goko-spring-imageこのように知床の春にはいろいろな楽しみがあります。知床は真夏の緑が濃い時期も良いですが、春には残雪と新緑の清々しさがあります。ぜひ春の知床を訪れて、心も体もリフレッシュしてくださいね!

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