ホームランやき 板橋|根室・花咲の郷愁を誘うローカル食堂
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- 釧路・阿寒・川湯・根室
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- 最終更新日:2026年2月3日
1.名物・ホームランやき

店の屋号にもなっている「ホームランやき」。地元で長年愛されてきた名物の甘味です。中にはあんこの入った、いわゆる“回転焼き・おやき”よりひとまり小さく、直径6㎝ほど、テニスボールよりはやや小ぶりという絶妙なサイズ感。ふっくらと焼かれた生地はベビーカステラのようにしっかりとしており、素朴な甘みと満足感で小腹をしっかり満たしてくれます。

価格はなんと1個70円(税込)という、この時代では奇跡のようなリーズナブルさも魅力。もちろん店頭でも購入できますが、常連さんは事前に電話で予約注文(10個単位で可)をしてテイクアウトされる方も多いようです。また店内でラーメンを飲食する場合は、注文するタイミングで「今食べるホームランやきを◯個いっしょに」というのもアリ。持ち帰りとして焼きたてを包んでおいてくれます。

イートインはラーメン注文の方のみ可能。ホームランやきのみ注文の場合はテイクアウト一択なので注意が必要です。創業は昭和30〜40年ごろとされ、「子どもの頃から通っている」という声も多く、まさに地域に根差したおやつと言えるでしょう。
生地には「ホームラン」や「HOMERUN」の焼き型が刻印されており、昔ながらの味と見た目に、どこか郷愁を感じさせてくれます。
2.重ねた年月を感じさせるお店

「ホームランやき 板橋」がのれんを出すのは11時ごろ。ただし営業日は不定休で、ホームランやき以外の唯一のメニュー”ラーメン”は数量限定のため、確実に味わうなら昼前の訪問がおすすめです。「のれんが出ているあいだだけ、ラーメン提供中」というのがこの店のスタイル。



外観も店内も年季が入っており、テーブル席が4つだけの簡素なつくり。飾り気のないシンプルな空間ですが、その素朴さが逆に心地よく、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。

メニューは「醤油」と「塩」ラーメン(各税込600円)だけ。大盛り700円(税込)もメニューにありますが、普通盛りでもなかなかのボリュームがあります。そして肝心のラーメンは、魚介出汁のきいた透明感のあるスープに、細麺を合わせた“釧路ラーメン”系のあっさり味。

店主が一人で丁寧に作っているため、混雑時には多少の待ち時間が発生することも。そんなときは、どこか懐かしいお店の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
現金払いのみでレシート・領収書は出ません。日曜日が定休日ですが、それ以外の日も営業しているかどうかは“のれん”がすべてを語ってくれます。
3.おわりに

北海道の最東端の街・根室。その街の片隅で、時代に流されずに佇む小さな食堂。素朴であたたかな味わいの「ホームランやき」とラーメンは、どちらも地元の人々に長く愛されてきました。流行の〇〇系には乗らないけれど、それが逆に「これでいいんだよ」「これがいいんだよ」と思わせてくれる安心感。そんな一杯やおやつに出会える場所です。
- 住所
- 北海道根室市花咲港83
- TEL
- 0153-25-3852
- 営業時間
- 11:00-18:00 日曜日定休および不定休
- 備考
- ラーメンは昼時のみの提供となります

山﨑 陽弘(やまざき あきひろ)
1975年、大阪府生まれ。32歳の時に「趣味のオートバイで訪れ、その雄大さに魅了された」北海道・道東に移住しました。現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、地域の魅力を発信しています。
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