デカ盛り!和商市場の勝手丼で北海道の海産物をガッツリ楽しもう
- 釧路・阿寒・川湯・根室
- 最終更新日:2023年6月23日
和商市場は1954年に市民の台所として設立され、今でも観光客や地元民で賑わっている市場のひとつ。
勝手丼はその名の通り、ご飯を盛り付けたどんぶりに自分の好きなネタを好き“勝手”に乗せられる海鮮丼のこと。港町にきたら食べたくなる海鮮丼を釧路では自分好みの具材でオリジナル丼として味わうことができちゃいます!
そこで今回は、勝手丼の食べ方や和商市場のお土産について紹介していきます。
※本文にある内容は2021年取材時のもので、商品価格など現在は変更になっている可能性があります。
港町暮らしの長く、海産物には舌が肥えてしまっている私が、勝手丼を食べてみた本音をレポートしていきます!
もくじ
1.和商市場の勝手丼 ルール
まずは、勝手丼のルールを見ていきましょう。
① 惣菜屋さんでご飯をゲットする
② 場内のネタを取り扱っている店舗で好きな材料を探す
③ 好きな材料を好きなだけ載せてもらう
最後に醤油やわさびを付けてもらえば、勝手丼の完成です!
ご飯と具材はそれぞれ別店舗での購入なので、まずはごはんをゲットしましょう。
ご飯を購入できる総菜屋さん
・大内商店
・露風庵・邦紀
・岩崎惣菜食品
・ポラリス
ネタを購入できる店舗
・㈱さとむら
・㈲マルイチ佐藤商店
・㈱カネシマ嶋田商店
・㈲橋本商店
・㈲かねしめ
・瀬野商店
2.まずはご飯をゲット
早速、場内にある4つの総菜屋さんでご飯を購入しましょう。
場内は壁沿いと、内側に店舗が立ち並んでいます。ごはんが購入できるお惣菜屋さんは、すべて壁沿いにあるので、まずは場内を外回りで1周散策するのがおすすめ!
総菜屋さんを確認しながら、海産物や青果など売られているものを見るのも楽しいですよ。釧路グルメや産地品、特産品がずらりと並んでいます。
今回は利用したのは「大内商店」。ご飯の大きさが5種類から選びます。
お茶碗半分の量からお茶碗2杯半の量と半量刻みのサイズがあり、価格は50円刻みです。
この量で160円のお茶碗一杯分。
「海鮮丼は酢飯でしょ!」という人は要注意!
酢飯は40円の追加料金が必要で、購入時に何も言わなければノーマルな白米ごはんになります。
私は、どちらかというと酢飯派で、すべて完成してからその事実に気が付きました。
通常のご飯はちょっと物足りなさを感じたので、酢飯派の方は忘れずに店員さんに伝えましょう。
3.ネタを求めて市場の中をぶーらぶら
ご飯をゲットしてどんぶりを片手にもって場内を歩いていると、どこからともなく聞こえてくるお客さんを呼ぶ声!
載せる具材をゆっくり選びたいのであれば、ご飯を購入する前に具材の目星をつけておくのがポイント。
どんぶりを持っていると「こっちに具材あるよ」「新鮮な魚入荷したよ」とお呼びの声がかかります。正直、いくつかの店舗を見てからゆっくり選ぶという猶予はありませんでした。
はっきりとお断りできる人であれば、特別問題もありません。ただ初めて行く人はとくに、流れのままに身をゆだねてしまいがちになるので、乗せる具材や自分の食べたい具材がたくさん置いているお店をあらかじめ選んでおきましょう。
もちろん、途中で店舗に変更することも可能です。でも、具材を載せている途中で店舗を移動する人はあまりいなかったように思います。
具材を購入できるお店は5店舗ありますが、鮮度にそれほど違いは感じませんでした。ただ、扱っている具材や種類は店舗によって異なります。
今回は一番具材が多く感じた「(株)さとむら」にて具材を選びました!
定番から旬もの、いくらやとびっこなどの魚卵。なににしようか悩んでしまうほど豊富です。
価格はほとんどが一切れ価格。中には2枚の価格もあり、50~500円の範囲で設定されています。
一切れにすると高く感じるかもしれませんが、新鮮で大きく肉厚にカットされているので、妥当な金額だと思います。
具材が決まったら店員さんに伝えてご飯に載せてもらいましょう。旬のものやおすすめも聞けば親切に答えてくれます。
ただ仲良くなりすぎると「ここも空いてますよ~」という囁きも…。言われるがままに、どんどん具材を載せてしまうワナにはかからぬよう、硬い意思を持つことが大切。
写真映えを意識するなら、頭付きのエビやいくら、ウニなどおすすめ。
時季外れに獲れる鮭「トキシラズ」や「花咲ガニ」などの地物もたくさん並んでいます。秋になるとサンマも並ぶそうです。脂の乗っていて甘く、さんま丼にするのもいいかもしれませんね。
釧路産のものにはわかりやすくプレートが張られています。どうせなら釧路産のものを食べたいという方はそれを目印に選びましょう。
4.オリジナル勝手丼完成!
具材を乗せ終わったら、オリジナルの勝手丼が完成です!会計を済ませて、わさびや醤油をもらいます。今回は卵をサービスで付けてくれました。
完成した勝手丼がこちら!
具材は、甘えび・中トロ・キングサーモン・松川・ぶり(2枚)・いくら醤油の6種類。具材のみの金額は1,595円(税込み)でした。ごはんと合わせると1,755円(税込み)。
写真で見ると少なく見えるかもしれませんが、女性には十分な量です。
勝手丼は割高だという声も多く聞かれます。でも海産物も新鮮で大きく肉厚、自分の好きな具材でオリジナルの海鮮丼を作れるといった点からそうは思いませんでした。
どんぶり屋さんに入って、自分の好きではない具材が乗っている海鮮丼を食べるより満足度は高めです!
ちなみにこちらは、茶碗2杯半の一番サイズ大きいご飯に、マグロ赤身・甘エビ・ぶり(2枚)・つぶ(2枚)・ほっけ・かれい・カニ足・えんがわ・サーモンを載せた勝手丼です。
ご飯込みの総額は1,510円です。このように勝手丼は選ぶ具材によって総額に差がでます。ご飯の量が多いからといって総額が高くなるわけではないのが分かりますね!
ご飯を購入したお惣菜屋さんでは、カニの味噌汁も販売されています。いわゆる北海道の郷土料理「てっぽう汁」ですね。
カニ足もしっかり入っています!出汁もしっかり出ていて、心が休まる味わいです。
5.イートスペースはこんな感じ
勝手丼が完成したらイートスペースで食べましょう。
場内中央にある広々としたスペースのほか、いくつかの小さなイートスペースも設けられています。
食べ終わったら設置されているゴミ箱へどんぶりを捨てます。ペットボトル、缶、ビン以外は分別の必要はないそうです。
お盆は、具材を購入した店舗(お盆をもらった店舗)に返しましょう。
客層は観光客がメインですが平日ということもあり、サラリーマンの方の姿も多く見られました。
比較的リーズナブルで海鮮丼を食べられるので出張の方や付近で働かれている方もよく利用されているようです!
6.お土産もチェック
和商市場には釧路らしいお土産もたくさんあります。持ち帰られない海産物を冷蔵や冷凍でご自宅や友人宅へ発送することも可能です。
海産物を生かした珍味もたくさんあり、お酒のつまみにおすすめ!自宅でも北海道の味を楽しめますよ。
お菓子類も豊富にそろっています。釧路の菓子処「なかじま」のカステラ「福司」は清酒や純米酒を使ってつくられ、芳醇な香りとしっとりとした口当たりで人気のお土産です。
7.和商市場営業時間・駐車場
営業時間は月によって異なりますが、基本は8時からです。市場にしては少し遅めの営業開始なので、どちらかというと市民や観光客がメインターゲットなのかもしれません。
和商市場はJR釧路駅から徒歩で約5分と比較的アクセスが良好な立地の場所にあります。
駐車場も完備しているので車利用でも安心。地下駐車場が2時間まで無料で利用できます。
地下駐車場入り口は建物の裏側で少し分かりずらい位置にあり、もし分からない場合は歩道に看板が設置されていたので目印にしてください。
おわりに
小さい頃から港町に住んでいたので、観光地で海鮮丼を食べることはほとんどありませんでした。
でも、今回和商市場の勝手丼を食べてみて、味・価格・雰囲気を全部ひっくるめて想像以上に満足できました。
釧路で海産物を楽しみたいという方は、ぜひ和商市場の海鮮丼を食べてみてください!
- TEL
- 0154-22-3226
- 営業時間
- 8:00~17:00 日曜定休
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